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米朝会談が破談で傷心 金正恩が抱える「中韓」新たな火種
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/248698
2019/03/04 日刊ゲンダイ
予定を早めてベトナムを後に(C)共同通信社
米朝合意をまとめて華々しい凱旋のはずが、ぶざまな手ぶら帰国に何を思うのか。2回目の米朝首脳会談から帰路についた金正恩朝鮮労働党委員長。老朽化した寧辺の核施設廃棄の見返りに、経済制裁の一部解除を引き出す思惑は木っ端みじんに砕け散った。ショックで体調を崩し、北京訪問をスッ飛ばして直帰すると報じられているが、傷心の正恩は新たな火種を抱え、取り巻く状況は一層厳しさを増しそうだ。
〈金正恩国務委員長が2回目の米朝首脳会談決裂による衝撃で体調が良くない状況〉
〈北京に立ち寄って習近平中国国家主席に会わず、すぐに平壌に戻る可能性が大きくなったとの観測が出ている〉
こう報じたのは、3日の韓国紙「中央日報」(電子版)。北京の外交消息筋からの情報だという。米朝会談の空中分解は、北朝鮮の後ろ盾である中国にも波紋を広げている。トランプ大統領が火をつけた米中貿易戦争の着地点を探っていた習近平国家主席も肝を冷やしているという。
「米国ではロシア疑惑の捜査が大詰めを迎え、元側近に裏切られたトランプ大統領は大ピンチに陥っている。そうでなくても、選挙公約の国境の壁建設を巡って政治は大混乱。外交成果を焦るトランプ大統領は、最終的には米朝協議も米中協議も何らかの合意をまとめるとみられていたのが、米朝はまさかの“決裂”。この流れでいくと、中国も北朝鮮と同じ轍を踏む可能性がある。今月中に予定される米中首脳会談の現場で一気にハードルを引き上げ、それをのまなければ関税引き上げを強行するのではないか。こうした懸念が広がっているのです」(米中外交関係者)
となると、中国が北朝鮮の後方支援に力を注ぐ余裕はない。
■韓国でも不穏な動き
南北融和路線で正恩を支える韓国でも、不穏な動きがある。マレーシアで毒殺された腹違いの長兄・金正男の息子に近い団体が臨時政府樹立を宣言したのだ。
「自由朝鮮の建立を宣言する」「この政府が北朝鮮人民を代表する単一かつ正当な組織だ」――。日本の植民地支配下の朝鮮半島で起きた「3・1独立運動」から100年目の節目となった1日、「自由朝鮮」を名乗る団体がホームページを通じ、こうした声明を発表。脱北者に決起を呼び掛けた。「自由朝鮮」の前身は「千里馬民防衛」。正男の息子のキム・ハンソルを保護したグループだ。
「金正恩が2011年末に権力を継承して以降、脱北者らが亡命政府を樹立する動きは加速している。金正男は生前、英国の脱北者団体から亡命政府のトップに就任するよう要請を受けたものの、固辞したといわれています。先代の金正日の異母弟で、事実上平壌から追放された格好の金平一駐チェコ大使を担ぐ動きもあった。父親を暗殺された“悲劇の王子”のハンソルを祭り上げ、正恩打倒に動きだす可能性はある」(韓国メディア関係者)
声明文読み上げの撮影現場がソウル市内の公園とみられることなどから、脱北した元工作員の関与も浮上している。文在寅大統領は「韓国政府は朝米と緊密に話し合い、両国間の対話の完全な妥結を必ず実現させる」「私たちの役割がさらに重要になった」と意気込むが、足元でこの騒ぎでは心もとない。暴飲暴食に走る正恩が目に浮かぶようだ。
傷心の正恩氏抱える新たな火種 https://t.co/xvd79HPACl
— 楽天Infoseekニュース (@Infoseeknews) 2019年3月4日
米朝会談破談【金正恩を悩ませる「中国」「韓国」新たな火種】米朝合意をまとめて華々しい凱旋のはずが、ぶざまな手ぶら帰国に何を思うのか ショックで体調を崩し、北京訪問をスッ飛ばして直帰すると報じられているが、傷心の正恩は新たな火種を抱え、取り巻く状況は一層厳しさを...(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/ZBPnTp84Ec
— KK (@Trapelus) 2019年3月4日
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