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民主的な政権に対する転覆工作に反対する英労働党の党首を攻撃するNGOの黒幕
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201902090000/
2019.02.10 櫻井ジャーナル
アメリカのバーニー・サンダースと同じように、イギリスでは労働党のジェレミー・コービン党首が有力メディアなどから批判されている。新自由主義者/ネオコンのトニー・ブレア一派に乗っ取られた労働党をコービンは取り戻した人物とも見られているが、だからこそ有力メディアに嫌われていると言えるだろう。
コービンはベネズエラへの内政干渉、つまり体制転覆工作に反対しているが、それは欧米支配層の意向に反する態度であり、保守党のウィリアム・ヘイグ元外相もコービンを批判している。ヘイグによると、他国の政策に干渉しないとイギリスの外交政策が制御不能に陥るらしい。つまり、イギリスの外交とは内政干渉だと宣言しているわけだ。
ヘイグが外相を務めていたのは2010年5月から14年7月、つまりリビアやシリアに対する侵略戦争をイギリスがアメリカなどと一緒に始めた時期と重なる。侵略こそがイギリスの外交だという考え方を体現したとも言える。
コービンはインテグリティ・イニシアティブなるプロジェクトからも攻撃を受けている。このプロジェクトは2006年に創設され、09年に始動した政治的手腕研究所が始めたもの。アノニマス(匿名)を名乗るハッカー集団が昨年(2018年)11月にこのプロジェクトに関する文書を公開している。
それによると、このプロジェクトの目的はイギリスの軍と情報機関による極秘の心理作戦を実行することにあり、その活動範囲はアメリカにも拡大、同国の国務省、FBI、DHS(国土安全保障省)、あるいは有力シンクタンクに強力な同盟者を育成しているという。原資の200万ドルはイギリスの外務省が出したという。
このプロジェクトはアメリカで第2次世界大戦が終わった直後に始められた情報操作プロジェクト、モッキンバードに似ていると言われている。(今回はこのプロジェクトに関する説明を割愛する)
インテグリティ・イニシアティブと結びついている人物のひとり、ウィリアム・ブラウダーはボリス・エリツィン時代のロシアでクレムリンの腐敗勢力と手を組み、不正な手段を用いて巨万の富を築いた。
不正な手段で手に入れた資産をロシアから持ち出すために使われた銀行の中にリパブリック・ナショナル銀行ニューヨークがある。この銀行を創設した人物とプラウダーはヘルミテージ・キャピタル・マネージメントなる会社を共同で創設、その会計士がセルゲイ・マグニツキー。受託者はHSBC(昔は香港上海銀行と呼ばれた)だった。マグニツキーは2008年にロシアで逮捕され、取調中の09年、政治的手腕研究所が始動した年に死亡する。
アメリカのCIAがウォール街と深い関係にあるのと同様、イギリスの対外情報機関MI6はシティと関係が深いのだが、HSBCは治安機関のMI5とも結びき、その元長官を重役として迎え入れている。
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