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米国のINF条約離脱をあえて歓迎する  天木直人 
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/382.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 2 月 02 日 23:23:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

米国のINF条約離脱をあえて歓迎する
http://kenpo9.com/archives/5562
2019-02-02 天木直人のブログ


 とうとうトランプの米国が中距離核戦力(INF)全廃条約からの一方的離脱を宣言した。

 これは冷戦終結につながった1987年のレーガン・ゴルバチョフ間の歴史的核軍縮条約の否定だ。

 歴史を逆行せる暴挙だ。

 これによって核開発競争が一気に加速するだろう。

 もちろん核戦争の危険は高まる。

 北朝鮮の核どころの話ではない。

 米中ロこそ、真っ先に核を放棄しなければいけないのだ。

 しかし、私はあえてトランプのINF条約離脱宣言を歓迎する。

 トランプの言う通り、米中ロであらたな核兵器廃止条約をつくらなければいけないのだ。

 そうならざるを得ないのだ。

 そもそもINF条約は有名無実化していた。

 プーチンが、「証拠を見せろと」、と見えを切ったが、プーチンが条約に違反して核強化を進めてきたのは周知の事実だ。

 それに、IFN条約には中国が加盟していない。

 なぜならIFN締結時の1987年は、中国の軍事的脅威は今とは比べ物にならなかったからだ。

 しかし、いまや中国は米国を脅かす一大軍事大国だ。

 その中国が野放しになって核兵器開発を行っているのだから、米ロ間の中距離核兵器全廃など、冗談でしかない。

 中国もロシアもわかっているはずだ。

 米国と核兵器開発競争をすれば行きつく先は核戦争だ。

 そこに、至らなくても、その前に、かつてのソ連がそうであったように、経済的負担で行き詰まる。

 つまり、最後は、トランプの言うように、米中ロのあらたな規制が必要になってくるのだ。

 それを見越した上で、いまこそ唯一の被爆国である日本がそれを世界の先頭に立って提唱すべきチャンスなのだ。

 世界はそれを待ってるのだ。

 私がトランプのINF条約離脱宣言を、あえて歓迎すると言うのはそういう意味だ。

 そして、それは安倍首相にとってもまた絶好のチャンスなのだ。

 米中ロの首脳と直接に何でも話せる仲だと豪語している安倍首相だ。

 もしそうならいまこそ米中ロの首脳に対し核軍縮の仲介が出来るはずだ。

 しかし、ここでも安倍首相はチャンスを見逃し三振するに違いない。

 なにしろ米国の核の傘を最優先する安倍首相だ。

 そんな安倍外交を、私はさんざん批判してきたからここでは繰り返さない。

 問題は野党の外交不在だ。

 いまこそ憲法9条を掲げて日本が核軍縮の先頭に立つべき時なのに、それを正面から主張する本物の護憲政党はなくなってしまった。

 社民党は生き残りの為に統一会派を優先し、まもなく消滅する。

 唯一の護憲政党である共産党さえも、野党共闘を優先して安保政策を封印してしまっている。

 いまこそ新党憲法9条の輝く時だ。

 「憲法9条こそ世界の最善、最強の外交・安保政策だ」と正面から唱える本物の護憲政党が、平成が終わる前に日本の政治の中に現れて来ないといけないのである。

 そして、それはトランプの米国を救う事にもなる。

 私がトランプのINF条約離脱宣言を、あえて歓迎する理由がここにある(了)



米INF離脱は「国際法逃れの戦略」 ロシアが非難
http://www.afpbb.com/articles/-/3209355
2019年2月2日 8:08 発信地:モスクワ/ロシア 


ドナルド・トランプ米大統領(2019年2月1日撮影、資料写真)。(c)Jim WATSON / AFP

【2月2日 AFP】冷戦(Cold War)期に締結された歴史的な核ミサイル軍縮条約である中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を米国が決めたことに関し、ロシア政府は1日、米側の決定は「国際法上の義務を逃れるための戦略」の一環だと非難した。

 米政府は、ロシアが新たに開発した準中距離ミサイルシステムはINF全廃条約に違反していると主張。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、米国は2日付けで同条約の義務の履行を停止するとともに、条約からの離脱手続きを開始すると述べた。手続きは6か月後に完了する。

 米国は2か月前、ロシアが条約に違反しているとの懸念を正式に表明した。

 一方、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は1日、米側はこれまで30回以上にわたり、ロシア側に条約違反の疑いを指摘してきたと説明。また、米国は依然としてロシアが条約を順守することを望んでおり、対話を行う用意があると述べた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、米国の条約離脱により新たな軍備拡張競争が起こると公言している。同大統領はトランプ氏との温かい関係を築くことを求める一方、米主流派の広い層から非難されてきた。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は、米側の決定は実際にはロシアが問題なのではなく、「米国がさまざまな分野で国際法上の義務から逃れるための戦略だ」と指摘した。

 北大西洋条約機構(NATO)は声明で、米国の同盟諸国はINF離脱を「全面的に支持する」と言明。さらに、米国がロシアの地上発射型巡行ミサイル「9M729」の射程に懸念を示していることに関し、同ミサイルが条約違反に当たるとの見方に同意した。一方、条約の崩壊がもたらす影響を憂慮しているとも表明し、6か月後の離脱完了までに米ロが突破口を開くことへの期待を示した。

 ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、「われわれにはロシアの条約違反は明白だ。だからこそ、われわれはロシアと対話しなければならない」と述べた。(c)AFP/Shaun TANDON, with Damon Wake in Bucharest























 

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コメント
1. 赤かぶ[3776] kNSCqYLU 2019年2月02日 23:29:16 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[339] 報告


2. 赤かぶ[3777] kNSCqYLU 2019年2月02日 23:30:32 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[340] 報告


3. 赤かぶ[3778] kNSCqYLU 2019年2月02日 23:31:18 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[341] 報告


4. 赤かぶ[3779] kNSCqYLU 2019年2月02日 23:32:58 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[342] 報告


5. 赤かぶ[3780] kNSCqYLU 2019年2月02日 23:36:33 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[343] 報告


6. 赤かぶ[3781] kNSCqYLU 2019年2月02日 23:37:22 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[344] 報告


7. 2019年2月03日 04:52:28 : oxcceeRxqE : u@mA6wumWGA[3] 報告

DEEPLY JAPANさん 抜粋
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/df85d0f37e31b0959ced8db366d1b38e
倒錯の時代の終わりが見えて来たのだなと考えてみる
・・・・しかし、60年代、70年代と異なるのは、

1 ユーラシアの古豪が揃って復活していることと(冷戦期はソ連以外は強くなかった)

2 各国民が、欧州NATO+極東NATO(日米安保など)というのは、防衛でもなんでもない、ただの侵略構想なんだなと気づいたこと(多分、日本は最後まで気づかない)

3 技術的優位性がほぼない(制度的優位性はまだ大きい)
ってところだろうか。・・・・・・

8. 2019年2月03日 05:12:52 : oxcceeRxqE : u@mA6wumWGA[4] 報告
いやしかし、この問題、現実を見れば恐ろしい事だと思うのですが。
ロシアは以前からには西側に対し警告を発している、私達は侵略の意図は無い、あなた方が勝手に侵略をするのであれば我々はそれを座視しない、自国を守るため必要な対応を取ると警告をしています。

実際、侵略や介入の圧力を掛けているのは日米安保でありNATOでしょう、ロシアは不毛な戦いはしたくない、だから間合いを取れと、その間合いをぎりぎりと詰めているのは日米安保でありNATOです。

アメリカの破茶滅茶なやりたい放題に同意をして私達国民の税金をアメリカに献上してそしてアメリカの破茶滅茶の為に自らが盾となり囮になろうとしている日本、馬鹿ですねアホですね、死ぬまで気づかないのだろう。

なにか有れば真っ先に攻撃されるのは日本でしょう、米大陸を直接攻撃できるミサイルは有っても真っ先の仕様は控えるでしょう、それこそ地球の破局ですから、それを避けるために生贄となり人柱になるのは日本しか無いでしょう、ロシアはその生贄や人柱が利かなければ地球の破滅をもやむを得ないとはっきり言っています、無責任な日本政府はその事に対し見て見ぬふりをしています、私達の存続が掛かっているのに。

9. 2019年2月03日 06:55:42 : o3QrDJ9g1w : 4hlkJk4rXAQ[663] 報告
安保とは外敵にはアメリカが対応する。どれが外敵かはアメリカが決定するという協約だ。
自衛隊の正体は何かと言うと警察予備隊、つまり日本国民から米軍を護るための武装警察だ。
日本とは大きな沖縄だと思えばいい。

Infは弾頭ではなく中距離弾道ミサイルの規制だ。
もともとあるミサイルの破棄、撤廃が目的であって、燃料タンクの大きさを変えるだけで射程が変わるミサイルの製造規制などそもそもできるわけもない。
トランプの瀬戸際外交は結果を見ないとわからない部分がある。
真の目的は何なのか。

10. 2019年2月03日 08:19:43 : IlGWJiXHmY : Nowoj53QKb4[5] 報告
⇒《トランプの言う通り、米中ロであらたな核兵器廃止条約をつくらなければいけないのだ。そうならざるを得ないのだ。》

米中ロによる「核軍縮」方向へすすむための新枠組に期待したいですね。

11. 2019年2月03日 11:37:36 : duhjDkdfhI : _7meyb8wnqQ[8] 報告
元害交官よ 少しはまともになったらどうだよ!!
12. 2019年2月03日 19:01:14 : aPd8HhulI2 : llWc5WIRbxw[2] 報告
ほくそ笑む 安倍の無能を ダシにして
13. 2019年2月04日 18:04:54 : qaXjKo6f0E : yu1UmU8Li9E[51] 報告

スッパマン
天木の発言は、注目したい。
INF協定の有効性について、一般国民は知らない。まして、それが撤廃された
場合のリスクやその現実の空白の意味も把握が難しい。

今回天木氏は意味のない協定だから破棄して新しいものにしろと言う事と、その
新構想には被爆国である日本が憲法9条を軸にした構想を提案すべきだと言って
いる。

概ね賛成だ。そもそもトランプは北朝鮮に対してでも、最初勇ましい軍事攻撃の
可能性を示しながら、相手に妥協の手を差し伸べている。
その背景には、国内の産軍合体のネオコンに主導権を渡さないという解釈も可能だ。更には、今回のような核軍縮の撤廃で本当に困るのは現場最前線に立つ軍部
である事も見越しての「戦争する振り」作戦の可能性も感じる。
この際殆機能していない協定は廃棄して、中国まで軍拡の最前線に引きづりだし
、その緊張の中で、有益な3国の妥協点を探るという事であるならば、相当高度
作戦であるとも言えるだろう。
そこまで楽観して良いかは分からないが、もしかしたらロシアとはある程度見通
しを建てた上での宣言の可能性もある。

仮に何の勝算も無い、無鉄砲な軍縮破棄だとしたら8氏の言うように日本の命運
も尽きるかもしれない。この方向に世界が動けば、(=戦争になればと言う意味
)50基以上の原発・使用済み核燃料・再処理工場・もんじゅを持つ我が国列島
に人が住み続けられるはずも無い。
その時はじたばたしてももう手遅れだ。この事は自民党公明党支持者に良ーく
理解してもらわないと困る。戦争など無理だ!

その為、この軍拡競争の中で多少なりとも国民が生き残る可能性があるのは、
南北朝鮮の統一において何らかの実際の橋渡しの出来る国である事と、憲法
9条の精神を輸出していく事の中にしか残されてはいない。

この際成るべく早く、集団的自衛権を含む日米安保を破棄し、日米地位協定も
破棄し、沖縄も日本本土も中国や北朝鮮に敵対しない列島である事を旗印
に塗り替える事が重要であろう。そうでなければ南北朝鮮統一への橋渡しなど
はできない。

そしてその上で、一国での非同盟の専守防衛・原発全廃・遷都と関東以北の人
間の移住・・(被曝回避)。
これらを国内政策として推進しながら、「9条に縋る」心によって、国民
の精神を立て直す。これを9条阿弥陀立国論とでも呼んでも良い。
「9条にすがりながらも、国境侵入者には武力で対峙する」
という新しい国の構想を野党は建ててもらいたいと思う。

アメリカにすがるな!。
憲法9条に縋る精神こそ、国内に確立し世界に輸出すべきでは無いだろうか。


14. 2019年2月05日 14:05:12 : 9bESHEjuhs : HZFe_j9FmXI[36] 報告

米国が問題を定義して条約を破棄したいのなら、

そのように順序を踏んで、理屈を並べて脱退、すべきである。

米国である前に、地球人であることが、この国、の横暴さに、

まるで反省が無い。

米国の有識者、知識人、リベラルはパリ協定を含めどのように、

考えているんだろう。

唯一の被爆国としての自覚も認識もない

安倍という八百長男が、何を持ってロシアや中国や米国に新しい枠組みを

作り提示できると言うのだろう。

余りにも、期待できない話。いい加減にしろ。

15. 2019年2月06日 15:02:28 : hHRyrQsPsY : C257NcSSuSY[349] 報告
この天木さんの考えは、浅薄、事実誤認、ゼロ点。

>そもそもINF条約は有名無実化していた。

有名無実化していない。アメリカの違反は確かにある(@THAADのMK-41垂直ランチャーはトマホークを発射できる、トマホークは2000~3000kmでTHAADはルーマニア陸上に配備済だからINFの条件に一致する。Aプレデターなどのドローン。BTHAAD標的ミサイル)がそれでもロシアは遵守してきた。だから、アクシデントによる戦争のポテンシャルを減らす効果は依然としてある。

>プーチンが条約に違反して核強化を進めてきたのは周知の事実だ

天木さんの書いていることはCIAの言い分のコピーそのものだ。具体的に何処に周知の事実がある?アメリカがロシアが違反しているという主張の根拠はIskander Mの9M729の射程が「500km」を超えることが「できる」、というものだが、ロシアはずうっと否定してきた。さらに1/24に軍事機密の一部を公開する形で、9M729は500km未満であり、燃料の追加もできないという説明会も行ったがアメリカは招待されているのに出席しなかった。

確かに、中国が入っていないことは問題だが、天木さんもそれを言うなら、エゲレス、フランス、イスラエル、インド、パキスタン、これだけの国名を挙げなければイミがないだろう。外交官試験合格者ってこんな程度か。

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