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日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信
【緊急寄稿】レーダー照射問題 ここで沈黙したら日本の完敗
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┃THE STANDARD JOURNAL〜アメリカ通信〜┃ http://www.realist.jp
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├ 2019年1月7日 【緊急寄稿】レーダー照射問題 ここで沈黙したら日本の完敗
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全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。
韓国駆逐艦から海自対潜哨戒機へのFCレーダー照射問題、
韓国政府が発表した反論動画はひどかったですね。
素人目にもコラージュと歪曲とわかる拙劣さでした。私も呆れました。
早速、SNS上には「こんなもの、世界は信用しない」とか
「韓国は恥を晒した」というようなコメントが飛び交いました。
そう思うのも無理はありません。
しかしはっきり言いましょう。
日本人の悪い癖は、自分たち日本人の
常識、理解力、道徳観、民度などを
当然のこととして世界に期待してしまうことです。
国際社会は国連を含めて日本人が考えるより
ずっと野蛮な世界です。漠然と期待してはいけません。
今回、防衛省は、決定的となるデータを公表しませんでした。
軍事機密の保護とか武士の情けの観点からでしょうが、
それが国際社会では「弱さ」に映るのです。
だから韓国は
「まだ抵抗できる!日本人は
決定的なデータを公表する勇気はないだろう」と踏んで、
「韓国船が北朝鮮漁船の救助という
人道的な活動をしているのにも拘らず、
日本の哨戒機が超低空で威嚇して来た。悪いのは日本だ」
というプロパガンダを始めたのです。そう、プロパガンダです。
それにしても稚拙なのですが、
世界は「日本が絶対の自信があり、全ての証拠を掴んでいれば、
最初から公表したはずだ。日本にも落ち度があるのではないか?」
と考えてしまうのです。もちろん、軍事の専門家は正しく判断します。
しかし、韓国が狙っているのは国際世論です。
防衛省が「韓国が認めて謝罪するまで証拠を小出しにする」
と言っていたので、心配していました。
相手に常識があれば、先に出した動画で十分でしょうが、
相手は赤化が甚だしい極左文在寅政権下の韓国です。
韓国出身労働者裁判の例を見てもわかるように、
もう感情のうねりを抑えられないのです。
ところで、今回の韓国の反論動画を観て、既視感を覚えました。
そう、韓流ポップグループのBTS騒ぎです。
メンバーのひとりがナチス帽を被ってポーズを取っていたことがわかり、
サイモンヴィーゼンタルセンター(SWC)から抗議を受けると、
韓国人ネット民が物凄い勢いで
「あれば日本人がBTSを貶めるためにフォトショップで加工したんだ」
と大騒ぎを始めました。
まさに息を吐くように嘘をつく、
韓流アーミーから韓国政府まで同じレベルだということです。
そこで私は、問題となった
2014年発行のファッション雑誌を独自ルートで入手し、
そこにナチスのカギ十字が写っていることを確認しました。
これが加工だというなら、
雑誌の編集者がやったことになりますね。
この事実をツイートしたら静かになりました。
※参考動画※---
【Youtube動画】
▼BTSファンとのバトルから学ぶ・・・
フェイク、デマには(1)即座に(2)一次資料で、対抗せよ!
<山岡流情報戦の作法>
|山岡鉄秀(AJCN代表) & 和田憲治(OTB代表)のTSJ1
|https://youtu.be/cyEWkO2a3Sg
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相手が韓国人や中国人であった場合は、
最初から動かぬ証拠を突きつけて
一発で議論を終わらせるのが基本です。
今回、私のFBやツイッターのフォロワーの方々から
「韓国により多く恥をかかせるために、証拠の提示は小出しでもいい」
という意見も複数頂きました。
それをしっかりやる決意と能力があるなら
それもいいかもしれません。
それなら、今回間髪入れずに再反論して
相手の稚拙な反論を叩き潰さなくてはなりません。
相手の軍事機密を暴露することも辞さない覚悟でやるべきです。
不用意に時間をかけると、
韓国にも理があるように見えてしまうリスクがあります。
韓国側は、日本側の攻勢を一旦かわして、
密室の協議で解決したい考えです。
ここで日本が「これ以上関係をこじらせないための大人の対応が必要」
などと考えてそれに応じれば日本の完敗です。
日本が韓国の主張を認めたことになるからです。
たちまち韓国は日本が自らの間違いを認めたと喧伝し始めるでしょう。
日本は、韓国の反論を客観的事実を持って粉砕する必要がありますが、
いかなる情報発信も第三国向けであることを忘れてはなりません。
韓国は反省しません。相手が強かったら黙る、弱かったら攻撃するだけです。
第三国が聞いていかに説得力があるか、が鍵です。
そして、拙書「日本よ、情報戦はこう戦え!」に書きましたが、
即時性が重要です。
相手に時間的猶予を与えず、間髪入れずに粉砕すること。
時間を与えれば、どんな滅茶苦茶な論でもばら撒かれて不利になります。
「馬鹿を相手にしても時間の無駄だ」なんて言ってはいけません。
「説明なんぞしなくても世界はわかる」なんて考えてはいけません。
これまで情報戦に対応できず、どれだけ国益を損ねて来たか?
第二次世界大戦における敗北も同様です。
今回は経済制裁まで視野に入れるべきでしょう。
少なくとも、ビザ免除は直ちに廃止すべきです。
今回は、尖閣の衝突事件の時とは違う対応を見せて欲しいと切に願います。
逆説的ですが、そうして初めて、韓国と健全な関係を築いていけるのです。
( 山岡 鉄秀 :Twitter: https://twitter.com/jcn92977110 )
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▼山岡鉄秀▼
AJCN Inc.代表・公益財団法人モラロジー研究所研究員
1965年、東京都生まれ。中央大学卒業後、シドニー大学大学院、
ニューサウスウェールズ大学大学院修士課程修了。
2014年、豪州ストラスフィールド市において、
中韓反日団体が仕掛ける慰安婦像設置計画に遭遇。
子供を持つ母親ら現地日系人を率いてAJCNを結成。
「コミュニティの平和と融和の大切さ」を説いて
非日系住民の支持を広げ、圧倒的劣勢を挽回。
2015年8月、同市での「慰安婦像設置」阻止に成功した。
著書に、国連の欺瞞と朝日の英字新聞など
英語宣伝戦の陥穽を追及した『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社)
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