http://www.asyura2.com/19/ishihara14/msg/107.html
Tweet |
任期満了に伴う千曲市長選は25日投開票され、新人で元県議の小川修一氏(52)=無所属、粟佐=が、現職で3選を目指した岡田昭雄氏(69)=無所属、森=を3011票差で破り、初当選した。政党や団体に頼らず草の根型の運動で支持を広げた小川氏が、2期8年の実績を強調し、自民、公明党の推薦を得て組織的な選挙戦を展開した岡田氏との接戦を制した。
県内では18日投開票の飯田市長選で、新人の佐藤健氏(53)が5選を目指した現職の牧野光朗氏(59)らを破って初当選。2週連続で現職市長が新人候補に敗れた。千曲市長選の投票率は50・05%で、過去最低だった2016年前回選を2・31ポイント上回った。
小川氏は信濃毎日新聞の取材に、岡田氏が同市屋代で進めてきた大型商業施設開発計画について、出店を検討している事業者などとの交渉の進み具合を確かめた上で、必要性などを市民に判断してもらうため「可能な限りの情報を住民に公表する」と説明。交渉などが進んでいないと判断した場合、計画の「凍結」も選択肢とする―との考えを明らかにした。
小川氏は8月下旬に立候補を表明。「市民と同じ目線に立つ市政へとかじを切る」と訴えた。岡田氏が前回選で公約した市内への新幹線新駅誘致を断念したことについて、責任を取っていない―と批判。姨捨の棚田や温泉街など地域資源や文化を生かしたまちづくりを訴えた。
小中学校の同級生らを中心に草の根型の運動を展開。立候補を取りやめた新人若狭清史氏(40)の擁立に関わったグループが支援した。市内各地で個人演説会を重ね、市政の転換を求める層に支持を広げた。立憲民主党の支持層や無党派層に浸透し、自民党や公明党の支持層も引きつけた。
岡田氏は8月上旬に立候補を表明。昨年の台風19号災害などを受けて「安全安心を守り抜く」と主張した。人口減少が進む将来も市の財政を安定させるためとして、屋代の大型商業施設開発計画を推進すると強調。市内のほぼ全域にわたる後援会組織に、自公両党を加えた組織戦を展開したが、支持をまとめきれなかった。
(10月26日)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。