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日銀動かす世界成長3%ライン 過去3度は政策転換
経済
2019/10/23 11:15日本経済新聞 電子版
国際通貨基金(IMF)が2019年の世界経済の成長率見通しを3.0%に引き下げたことに、日銀が神経をとがらせている。1990年後半以降、世界の成長率が3%を下回ったのはリーマン・ショックなど経済危機時の3度だけ。いずれも日銀に金融政策の転換を迫る節目となった。長引く米中貿易摩擦などで世界景気の回復シナリオは後ろにずれ、日銀による追加緩和の検討材料となる可能性がある。
「3%を割り込む意味は大きい…
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世界成長率3.0%に減速 IMF、貿易戦争で予測下げ
トランプ政権 貿易摩擦 経済 中国・台湾 ヨーロッパ 北米
2019/10/15 22:00
米中の貿易戦争を受けて世界的に貿易や投資が減速している=AP
【ワシントン=河浪武史】国際通貨基金(IMF)は15日改定した世界経済見通し(WEO)で2019年の成長率を3.0%と予測し、7月時点から0.2ポイント下方修正した。米中の貿易戦争を受けて世界的に貿易や投資が減速しており、金融危機直後だった09年以来、10年ぶりの低い伸び率となる。中国は20年の成長率が30年ぶりに6%台を割り込むと予測した。
IMFは四半期ごとにWEOを改定している。下方修正は5期連続だ。世界経済は3%成長が好不況の境目とされる。IMFは「世界全体の90%の国・地域で経済が減速している」と指摘した。20年の実質経済成長率は3.4%に持ち直すと見込んだが、7月時点の予測と比べ0.1ポイント引き下げた。
世界景気が急減速する最大の要因は米中の貿易戦争で、19年の世界の貿易量の伸びは前年比で1.1%にとどまりそうだ。18年(3.6%増)から急ブレーキがかかる。米国は中国製品の制裁関税を積み増す可能性があり、IMFは「経済見通しのリスクは下方に傾いている」と警告した。
中国の成長率見通しは、19年が6.1%、20年は5.8%にいずれも下方修正した。18年の6.6%から減速し、天安門事件の直後だった1990年(3.9%)以来の低さにとどまる。金融緩和や財政刺激策で景気の失速を回避すると見込むものの、IMFは「企業と家計の債務は急増している」と金融面での不均衡にも警鐘をならした。
貿易戦争を仕掛けた米国も、19年の成長率見通しは2.4%と7月時点から0.2ポイント下方修正した。企業投資などが弱含み、18年の2.9%成長から減速しそうだ。20年の成長率見通しは、米連邦準備理事会(FRB)の利下げや連邦政府の歳出拡大で0.2ポイント上方修正したものの、潜在成長率並みの2.1%にとどまりそうだ。
日本は19年が0.9%、20年は0.5%と予測をほとんど修正しなかった。19年中は消費税増税の影響を需要喚起策でカバーするが、20年は家計支出が鈍化すると予測した。成長率の停滞は中期的に続きそうで、24年時点の伸び率も0.5%にとどまると見込んだ。
ユーロ圏も輸出依存度の高いドイツは19年の成長率が0.5%、20年も1.2%にとどまる見通しだ。英国も1%台前半の低い成長率を予測するが、欧州連合(EU)離脱の動き次第では下振れが避けられない。
新興国も軒並み下方修正となり、インドの19年の成長率見通しは0.9ポイントも引き下げられた。自動車販売などの個人消費に急ブレーキがかかり、大手ノンバンクが経営破綻するなど、金融面でも資金供給が収縮している。メキシコも緊縮財政の影響で景気後退の瀬戸際にあり、各国・地域とも政策のミスマッチが目立つ。
日米欧と中国など20カ国・地域(G20)は17日から2日間の日程で財務相・中央銀行総裁会議を開く。「世界同時減速」から抜け出すための政策協調を求められるが、米国は中国だけでなく欧州連合(EU)とも航空機の補助金を巡って関税合戦の瀬戸際にある。政治リスクの解消すらできないG20に国際的な政策協調はのぞめない。
FRBや欧州中央銀行(ECB)は金融緩和に打って出たが、金利政策や量的緩和の拡大余地は極めて小さい。ドイツなど一部の国は財政拡張の可能性があるものの、日本などは国家債務の積み上がりも深刻だ。金融危機後の10年間で政策余地を十分に取り戻せないまま、世界景気は「不況」の瀬戸際に立つ。
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世界の銀行過半数、景気下降局面への準備できていない−マッキンゼー
Hannah Levitt
2019年10月23日 1:17 JST
世界の銀行の半数以上は景気下降局面で生き残るには既に脆弱(ぜいじゃく)だと、コンサルティング会社マッキンゼーが調査で指摘した。
マッキンゼーは21日公表した銀行業界に関する年次報告で、世界の銀行の過半数はコスト上昇に株主資本利益率(ROE)の伸びが追いつかず、経済的に存続可能ではないかもしれないと警告。予期される景気下降局面が訪れる前に、技術開発や業務のアウトソーシング、合併を通じた強化などの措置をとるよう呼び掛けた。
マッキンゼーのシニアパートナー、カウシク・ラジゴパル氏はインタビューで「現在は景気循環の後期にいると、弊社は考えている。銀行の現状はあまり良くない。このため今すぐに、大胆な動きに踏み切る必要がある」と促し、「景気循環の後期では、どの銀行も現状に満足して安穏としてはいられない」と続けた。
マッキンゼーによると、IT予算のうちイノベーションに充てられている割合は銀行が35%なのに対し、フィンテック企業は70%以上に達する。銀行業への参入障壁が低くなった規制面の要因と合わせ、新規参入企業が従来の銀行から市場シェアを奪っていく流れになりつつあることにも触れた。
原題:Banks Must Act Now or Risk Becoming a ‘Footnote’: McKinsey (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-22/PZRRPJT1UM1001
キャタピラー、見通し引き下げ−世界的な景気減速が需要の重し
Joe Deaux、Luzi-Ann Javier
2019年10月23日 21:18 JST
7−9月期は四半期ベースで2016年以来の減益に
1株当たり利益は2.66ドルと、アナリスト予想下回る
鉱業・建設機械メーカーの米キャタピラーは23日、利益予想を引き下げた。同社の7−9月(第3四半期)決算は約3年ぶりの減益となり、主力である建機販売を押し下げた世界的な景気減速に対する懸念は一段と深まった。
7−9月の売上高は前年同期比5.2%減。10−12月期の需要は横ばいと見込む。
利益見通しからは、7月時点で同社が警戒していたアジア地域の不振が悪化したことが示唆された。
7−9月期の1株当たり利益は2.66ドルと、アナリスト予想平均の2.87ドルを下回った。売上高は128億ドル(約1兆3900億円)と、前年同期の135億ドルから減少した。
関連記事:キャタピラー:通期調整後1株利益予想を下方修正、市場予想下回る
原題:
Caterpillar Cuts Outlook as Slow Global Growth Hampers Demand(抜粋)
Caterpillar Blames Global Economic Uncertainty for Sales Diphttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-23/PZTRART0AFBD01
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