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2000万円の退職金が半分以下に減ってしまい家計が苦しい 60歳からの家計簿
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/263398
2019/10/17 日刊ゲンダイ
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
【G家の現状】夫(66歳)、妻(65歳)はともに年金生活中。息子は独立。孫1人。
「家計が苦しく、子どもから援助を受けないと蓄えがなくなりそうだ」
こう心配するのは、年金暮らし中のGさん夫婦。定年までに700万円の貯蓄をつくり、退職金は2000万円。合計2700万円ほどの老後資金が準備できていました。資金的に余裕があったので住宅ローンの残債を一括返済。結果、老後資金は1900万円に。
「年金が支給されるまでの間、なんとか暮らせればいい」と考え、65歳まではアルバイトで月に10万円ほどの収入を得ていました。一方、「今まで仕事や子育てを頑張ってきた。ちょっとくらいご褒美があってもいい」との思いも。定年後、旅行や料亭での外食、友人付き合いといった交際費にお金をかけてきたのも事実です。
また、中学生の孫の塾代を負担するなど、息子たちにも援助してきました。66歳の今、気が付いてみると、貯金は600万円ほどまでに減っています。
生活は“ちょっとぜいたくな支出”に慣れてしまい、毎月の生活費は住居費がゼロなのに30万円ほど。65歳からの年金受給額は、夫婦で21万円ほど。毎月約10万円の補填が必要な状況です。
このままでは、“老後資金は5年で消える”とようやく自覚し、冒頭のような不安を持つようになったといいます。
■食費など全体的に支出カットを
Gさん夫婦が目指すべきは、“年金受給額の範囲で暮らせるよう”支出を改善すること。住居費がゼロであれば、実現は難しい問題ではありません。何から始めるべきかというと――。
@食べ物はあまり“いいもの”にこだわり過ぎない
A何事も余るほどたくさん買わない
B友達付き合いに使うお金を見直す
まず、この3点を実行し支出削減に取り組んで下さい。ミエを張ることもやめた方がいい。息子夫婦に生活費の援助を依頼するくらいなら、孫の塾代など息子夫婦に支払いを任せるべきです。
定年により、退職金という手にしたことがない多額のお金が入ってきます。多少、使っても大丈夫――。だれもがそう思いがちですが、お金は使えばなくなります。
また、自分たちの蓄えが減ったからといって子どもに生活費の面倒を見てもらおうと考えることは、教育費などが必要な息子さんにとって一番の迷惑。親子関係にヒビが入りかねません。
多額のお金を手にしても浮かれず、大盤振る舞いはほどほどに。退職金は65歳から始まる年金生活をフォローする大切な老後資金であることをお忘れなく。
【60歳からの家計簿】2000万円の退職金が半分以下に減ってしまい家計が苦しい https://t.co/mbXdI0kzoz #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年10月16日
お金の管理が出来てないと老後資産なんてあっという間に無くなるという良い例ですね😅
— 株JIN.com (@kabujincom) 2019年10月17日
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