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市場騒然の“米中リスク”が日本直撃 円高株安どこまで進む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260891
2019/08/27 日刊ゲンダイ
1ドル=100円、日経平均1万8000円の悲劇的な展開も(C)日刊ゲンダイ
市場では不安の声が上がっている――。26日、米中貿易戦争への懸念から日経平均株価の下げ幅が一時前週末比500円を超え、円相場は海外市場で1月以来となる1ドル=104円台に上昇。株価の終値は前週末比449円87銭安の2万261円04銭まで下落し、終値ベースで約7カ月半ぶりの安値をつけた。
2万円の大台割れに近づいた株価急落と突然の円上昇に市場は騒然としている。円高、株安はこの先、どこまで進んでしまうのか。
「いま、円高の抵抗ラインとなっているのが、今年1月につけた1ドル=104円です。今回も1ドル=104円に突入すると、もみ合いとなった。しかし、104円を突破した場合、次の抵抗ラインは一気に100円台となる。為替取引のボリュームゾーンがちょうど101〜100円なのです。104〜101円の間の取引量は少ない。それだけに、104円を割った途端、取引のボリュームゾーンを抜けて100円台まで円高が進むとみられます」(市場関係者)
1ドル=100円まで円高が進んだら、日経平均株価も下落は避けられない。
かつてはニューヨーク株価と日経平均株価が連動していたが、最近は円相場と株が連動している。円高が進めば当然、株安も進むことになる。26日の株価はギリギリ2万円台に踏みとどまったものの、経済評論家の斎藤満氏は「これから下げ要素が続出します」と前置きして、こう続ける。
「毎年9月は市場関係者の間で株価が下落する“魔の9月”と言われています。米中の関税合戦のリスクに加え、日米通商交渉で米国はさらに日本への攻勢を強めてくるでしょう。他にも、消費増税と英国のEU離脱など、これからの市場は下げ材料に事欠きません。1ドル=100円まで円高が進み、日経平均が1万8000円を割るという悲劇的な展開になる可能性があります」
市場でも「株価2万円割れの懸念がなくなったわけではない。米中の対立がさらに深刻化すればアジアどころか世界同時株安になり得る」(証券関係者)という。
アベノミクスの終わりが近づいている。
米中貿易戦争への懸念から日経平均株価の下げ幅が一時前週末比500円を超え、円相場は海外市場で1月以来となる1ドル=104円台に上昇。円高、株安はこの先、どこまで進んでしまうのでしょうか。 https://t.co/20gl2DM0XC #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年8月27日
【市場騒然の米中リスク=z「円高」「株安」どこまで進む 1ドル=100円、日経平均1万8000円の悲劇的な展開も アベノミクスの終わりが近づいている(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/QLwgFrMSS6
— KK (@Trapelus) 2019年8月27日
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