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米利下げで運用苦しく…生命保険料に値上げラッシュの足音
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/260544
2019/08/21 日刊ゲンダイ
トランプ米大統領の圧力に屈服か(パウエルFRB議長=右)/(C)ロイター
金利低下が庶民の懐をも直撃する――。FRB(米連邦準備制度理事会)が7月に約10年半ぶりの利下げに踏み切ってから、米国長期金利が急激に低下している。通常は長期債の方が金利が高くなるが、先週、米10年債の利回りが2年債を下回る“逆イールド”が約12年ぶりに発生。加えて、米30年債が史上初めて年利2%を割り込んだ。
「へえー」という感じだが、他人事ではない。米国長期債の利回り低下は、生命保険会社の運用を苦しめる。保険料に跳ね返る可能性があるのだ。
「日本や欧州がマイナス金利など超低金利から抜け出せない中、米国は2015年以降、利上げを続けてきました。安全資産であり、そこそこの利回りの米国長期債は、生保会社にとって頼みの綱でしたが、米国の利下げは痛い。特に、米国の30年債の利回りが2%を割ったことは衝撃でしょう。長期契約が中心の生保各社は、短期金利には一喜一憂せず、超長期国債でじっくり運用できる。金利が激しく変動するのは10年債までで、それを超える超長期国債の利回りは、高利かつ安定しているからです。さすがの生保各社もバタバタしているのではないか」(金融ジャーナリスト・小林佳樹氏)
■年内追加利下げ必至
この先、米国債の金利低下がいっそう進みそうだ。トランプ大統領は「年内に0.75%か、1.0%利下げしろ」とFRBに迫っている。年内にFOMC(米連邦公開市場委員会)は、9、10、12月に予定されているが、FRBが立て続けに政策金利(短期)を下げれば、現在、年利1.5%台の米10年債や2%前後の30年債もグーンと下がり、ゼロ金利に近づいていく。米国債の利息はほとんど“スズメの涙”と化す。
「米国債の利回りが年内にさらに低下することは既定路線。生保各社が運用で稼げなくなれば、最終的に加入者の保険料を上げざるを得ません」(小林佳樹氏)
昨年、大型台風や豪雨が相次ぎ、保険金の支払いが増加したため、火災保険料が10月から全国平均で5〜9%値上げされる。また、自動車保険も10月の消費増税で修理代などのコストアップを想定し、来年1月から3%前後、保険料が引き上げられる予定だ。
今年は年初から、食品の値上げが続いたが、近い将来、保険料の値上げラッシュが襲ってくるのか。
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— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年8月20日
【米30年債史上初2%割れの衝撃】運用行き詰まり 生命保険料値上げラッシュの足音 年内追加利下げ必至 「へえー」という感じだが、他人事ではない。米国長期債の利回り低下は、生計保険会社の運用を苦しめる。保険料に跳ね返る可能性があるのだ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/NOhin2uxV5
— KK (@Trapelus) 2019年8月20日
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