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機械受注と景気ウォッチャー調査
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2019年07月08日 在野のアナリスト
イランが再び核合意で定められた濃縮ウランの上限、3.75%を越えて4.5%程度になった、と発表しました。選挙戦でも外交をアピールする安倍首相ですが、イラン訪問をした成果が全く出ていないばかりか、明らかに悪化、役に立たないばかりか、問題をこじらせてしまったかのような印象です。それは米国の意図を伝えるだけで、イラン側の要請には何も答えていないのですから、当然ンと言えばいえるのでしょう。 韓国の文政権が、日本による優遇措置の解除に「韓国企業に影響があれば必要な対応」と述べました。韓国が勘違いしているのは、日本側の動きは米国に了承済みである点です。しかも恐らくその了承はトランプ大統領ではなく、ボルトン氏などの強硬派にとっている。それは最近、米側にも素っ気ない文政権を打倒する目的をもって日本側に制裁をかけさせたのであり、日米の思惑が一致した。G20で最終的にGOサインがでて、今に至っているのです。安倍氏にとっては支持層向けのアピールにもなり、一石二鳥との判断もある。むしろ、だからG20で打診したのでしょう。日韓が仲たがいして一番困るはずの米国が無反応であることが、それを真実と明らかにします。米朝が交渉再開になったタイミングもあり、韓国パッシングには都合いい。安倍氏はこれを成果としたくとも、自由貿易を標榜している以上、それもできないのが痛い点なのでしょう。 5月機械受注が前月比7.8%減となり、衝撃が走りました。4-6月期は急回復、というのがこれまでのシナリオでしたから、米中貿易協議の不透明感がそうさせたとしても、日本経済には暗雲がただよいます。内閣府は基調判断を「持ち直しの動き」で維持しましたが、今の日本景気は設備投資とインバウンド消費で支えられている状況であり、その片輪が脱落したら、経済が迷走する恐れもある、、だから衝撃なのです。 6月の景気ウォッチャー調査は現状判断DIが44.0と前月比0.1pt減。先行き判断DIが45.8と前月比0.2pt増でした。しかし判断理由をみると、エコポイント制度で買った商品の買い替えサイクル、とみられるものが出ている。恐らく、増税前に駆け込みの側面もあるでしょうが、この動きはボーナス月である6月の特需ともみられます。しかも西日本は梅雨入りが遅れた後、6月後半からの長雨。関東もずっと長雨で、季節商品の売れ行きには大きな影響もでているでしょう。つまりもう景気の分かれ目である50を大きく下回っているため、それ以上の下落は一旦防げましたが、本当に先行きが上昇するかはまだ判断できない、となります。 韓国に対する制裁も、恐らくは日本経済に打撃となってきます。外交に貿易を武器としてつかうケースでは、総じて両国ともダメージを蒙ることが多い。それは米中をみても明らかです。つまり6月の景気ウォッチャー調査は、駆け込み需要を当て込んで先行きに楽観も広がりますが、甘過ぎる判断がめだつのです。ちょうど先行き判断は9月、消費税増税の直前であり、もし7月景気ウォッチャー調査がでてきたとしたら、先行き判断の基準が10月になるので反動減により急落することが、予想されてしまうのでしょう。 得意の外交では成果なし。特に、安倍政権がつづけば日米貿易交渉で、日本は大きな妥協を強いられるのが確実です。米国が他に成果を得られる国、地域がないのですから、メキシコやカナダにやったように、高圧的な態度をとってくるでしょう。トランプ氏との個人的な関係など、国益と天秤にかけられたら軽くて仕方ないレベルです。それが判明した段階で、さらに景気悪化を意識させられるレベルにもなるでしょう。安倍政権が成果として喧伝するものの正体、実は『害交と経罪』となっていることは努々忘れてはいけないのでしょうね。 |
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