★阿修羅♪ > 経世済民132 > 697.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「老人福祉・介護事業」の倒産件数が年上半期で過去最多、ヘルパー不足で訪問介護事業者の倒産が急増(東京商工リサーチ)
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/697.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 7 月 04 日 17:51:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「老人福祉・介護事業」の倒産件数が年上半期で過去最多、ヘルパー不足で訪問介護事業者の倒産が急増
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00010002-biz_shoko-bus_all
東京商工リサーチ 7/4(木) 15:00配信


「老人福祉・介護事業」の倒産件数 上半期(1-6月)推移

 2019年上半期(1-6月)の「老人福祉・介護事業」倒産は、55件だった。年上半期では2018年同期から2年連続で前年同期を上回り、介護保険法が施行された2000年以降では、年上半期で最多を記録した。

 なかでも、ヘルパー不足が深刻な訪問介護事業者の倒産が急増した。この状況で推移すると、2000年以降で年間最多の2017年(111件)を上回る可能性が出てきた。

 介護業界は、2018年に介護報酬が0.54%プラス改定されたが、小規模事業者は人手不足が深刻さを増し、経営環境は一層厳しくなっている。倒産した企業の9割超(構成比92.7%)が消滅型の破産を申請した。資本金1千万円未満(個人企業他を含む)が約9割(同87.2%)、従業員10名未満が8割(同80.0%)、設立5年以内が3割(同30.9%)と、過小資本で小・零細の事業者の淘汰が加速している。

 2018年度の介護報酬改定で、「質が高く、効率的な介護の提供体制の整備推進」を目指すが、むしろ規模による差別化が目立つ。待ったなしの高齢化社会を迎え、「老人福祉・介護事業」は市場拡大が見込まれる一方、資金力や人材、ノウハウなどの優劣で淘汰が加速している。

※ 本調査対象の「老人福祉・介護事業」は、有料老人ホーム、通所・短期入所介護事業、訪問介護事業などを含む。

◇年上半期で最多件数を更新
                  
 2019年上半期の「老人福祉・介護事業」倒産は、55件(前年同期比22.2%増)だった。これは過去最多の2018年同期の45件を上回り、年間最多ペースで推移している。
 負債総額も109億9300万円(同272.0%増)と急増した。負債が膨らんだのは有料老人ホーム経営、(株)未来設計(TSR企業コード:294993290、東京都中央区、民事再生)の負債53億8600万円など大型倒産が押し上げたことが要因。未来設計は、粉飾決算などの不適切会計が発覚し、信用が低下した。入居者などの個人債権者は約1500名を数える。
 ただ、倒産した55件のうち、負債1億円未満は44件(前年同期比25.7%増)と大幅に増加し、全体の約8割(構成比80.0%)を小規模事業者が占めた。

◇ヘルパー不足が深刻化する訪問介護事業が大幅増

 2019年上半期は、「訪問介護事業」が前年の18件から32件(前年同期比77.7%増)に急増した。2018年12月、全国ホームヘルパー協議会が公表したアンケート結果によると、「(ヘルパーを)募集しても応募がない」と人材面の課題を回答した訪問介護事業者は約9割(構成比88.0%、複数回答)にのぼった。訪問介護事業者は、ヘルパー不足が最重要課題になっている。


「老人福祉・介護事業」の倒産 年次推移

◇業種別 「訪問介護事業」が最多

 業種別では、最多が「訪問介護事業」の32件(前年同期18件)。次いで、デイサービスなどの「通所・短期入所介護事業」が13件(同18件)、「有料老人ホーム」が5件(同7件)、サービス付き高齢者住宅などを含む「その他の老人福祉・介護事業」が3件(同1件)だった。

◇原因別、「販売不振」(業績不振)が急増

 原因別では、最多が販売不振(売上不振)の40件(前年同期比53.8%増、前年同期26件)だった。次いで、「事業上の失敗」(同50.0%減、同8件)と「運転資金の欠乏」(同100.0%増、同2件)が各4件。「金利負担の増加」と「既往のシワ寄せ」(赤字累積)が各2件で続く。

◇設立別、5年以内が3割

 設立別では、2014年以降の設立5年未満が17件(構成比30.9%)と3割を占め、新規参入の事業者が目立った。また、従業員数では5人未満が36件(前年同期比38.4%増、前年同期26件)で、全体の約7割(構成比65.4%)を占めた。
 
◇形態別、破産が92.7%

 形態別では、事業消滅型の破産が51件(前年同期比24.3%増、前年同期41件)と全体の9割(構成比92.7%)を占めた。一方、再建型の民事再生法は1件(前年同期3件)にとどまり、業績不振に陥った小・零細企業の再生が難しいことを示している。

◇地区別件数、近畿地区が最多

 地区別では、全国9地区のうち、四国を除く8地区で倒産が発生した。最多は近畿の16件(前年同期6件)。次いで、関東15件(同14件)、中部6件(同9件)、中国5件(同1件)と九州5件(同8件)、東北3件(同3件)と北海道3件(同2件)、北陸2件(同ゼロ)、四国ゼロ(同2件)の順。前年同期比では、北海道、関東、北陸、近畿、中国の5地区で前年同期を上回った。

 「老人福祉・介護事業」の倒産が、再び増加に転じている。小・零細規模の事業者を中心に、経営が軌道に乗らず破たんするケースが目立つ。特に、「訪問介護事業」の倒産は、前年同期比77.7%増と2倍近くに急増した。 

 2018年度の介護報酬改定では、訪問介護事業者の人材確保の必要性を指摘していた。参入促進策として、人材のすそ野を広げる政策も取られている。拡大する市場を狙い、新規参入が多いのも「老人福祉・介護事業」の特徴だが、参入障壁が低い一方で、資金やノウハウが乏しい企業が安易に進出している問題点も浮き彫りになってきた。

 ホームヘルパーなどの人手不足や高齢化に加え、大手や中堅事業者との競合で、資金力の乏しい小規模事業者の脱落が増えている。老人福祉や介護事業者には、介護サービスを待つ人々がいることを忘れてはならない。「老人福祉・介護事業」の倒産増加は、サービスを受ける介護者が不利益を受けるケースが増えることも意味する。

 安定した介護サービスの提供には、介護事業者の自発的な健全経営と持続可能な制度設計、そして一定の公的支援も必要になっている。











 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 赤かぶ[20133] kNSCqYLU 2019年7月04日 17:52:15 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[10199] 報告


2. 赤かぶ[20134] kNSCqYLU 2019年7月04日 17:52:46 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[10200] 報告


3. 赤かぶ[20135] kNSCqYLU 2019年7月04日 17:53:37 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[10201] 報告


4. 赤かぶ[20136] kNSCqYLU 2019年7月04日 17:54:10 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[10202] 報告


5. 赤かぶ[20137] kNSCqYLU 2019年7月04日 17:54:53 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[10203] 報告


6. 赤かぶ[20138] kNSCqYLU 2019年7月04日 17:55:41 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[10204] 報告


7. 2019年7月04日 18:11:03 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[127] 報告
 
 愛の所有の土地に 介護施設を作る予定だね 愛は土地を貸すだけだ〜〜 

 ただ 介護士が 集まらないので 小さめの設計になっているよね〜〜

 ===

 人員が確保できていないのに 大きな施設を作ったところでは 半分しか稼働していないのもある
 こういう施設は 金が回らないので 介護士への 給与をUPできないので 
 袋小路に入っちゃう

 だから むしろ 小さめの 堅実経営の方が 更に 施設をつくる余裕があるよね〜〜
 

8. 2019年7月04日 18:29:27 : ZzavsvoOaU : aHVwMGJ2SHM5RE0=[159] 報告

当然の結果

超少子高齢化が続く日本では

ビジネスモデルとして、最初から破綻している

9. 2019年7月04日 19:15:29 : D0QUl32qUN : OWczZmhIbUhDL3c=[947] 報告
受けられぬ 先立つものが ないのなら
10. 佐助[6989] jbKPlQ 2019年7月04日 20:24:57 : CBecl62sKU : NVJZRmFlY1paMEk=[63] 報告
老人福祉・介護事業の施設は直結された病院がないと苦労する。施設が一軒家並みに小さいとなおさら。

しかも権限のあるケアマネジャーと役人でも手配が変わる。

老健施設と介護施設と老人ホームとリハビリセンターと病院が同一場所にあること,そして巡回訪問バスの台数,夜勤の有無,駐車場が大きいなど,揃ってない施設は成り立たなくなる。

介護福祉士・ケアマネジャー・簡易ヘルパー・医師・看護士などがいて臨機応変に,循環できる対応できないと不都合が多く施設は成り立たたなくなる。しかも少子高齢化で人手不足,低賃金ならなおさら。

11. 日本はひとつのチーム[43] k_qWe4LNgtCCxoLCgsyDYIFbg4A 2019年7月04日 21:45:38 : zXHwyZdnHg : Y2ZzL1o2WkVZM28=[8] 報告
先日、損保ジャパンが傘下の介護関連会社に4000人を転籍させると報道があった。
また、JR東日本が「びゅうプラザ」を全廃するとも報じられた。
もはや、店舗での対面営業、お・も・て・な・しの時代やない、ということだろう。
郵便局、銀行、証券、生保では、高齢者向けに怪しげな金融商品や投信を販売するという機能が残っているが、それも風前の灯やろ。
今後、介護業界には優秀なエリート人材が大挙して押し寄せるんじゃないかな。
12. 2019年7月05日 21:51:15 : iFn8MDLkzI : MDE3MTROVWk5anc=[94] 報告

当の老人は自分たちが生きてきた経験だけを主眼にしか物事を語れないし
今更聞く耳も持っていないから身の程を知らなくなるわけですか
13. 2019年7月06日 23:20:52 : lupZoRmuW6 : SG5zOE5qQnd2Vnc=[22] 報告
>ヘルパー不足が深刻化する訪問介護事業が大幅増

単に労働条件が悪いだけの問題ではないことを付け加えさせていただきたい。
かつては、比較的取得がしやすかった2級が中心であったが、

今は1級をはじめとする専門性を高めた資格でないと
国からの介護報酬が削減されることも人手不足の大きな要因となっている。

国の介護政策は後で梯子を外すことが前提となっているかのようだ。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民132掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民132掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民132掲示板  
次へ