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FCAのルノー統合案、フランスで厳しい視線
https://diamond.jp/articles/-/204341
2019.6.3 The Wall Street Journal ダイヤモンド・オンライン
労働組合などはルノーの価値を過小評価している可能性を懸念 Photo:Reuters
【パリ】フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のルノーに対する経営統合の提案は、フランスで厳しい視線にさらされている。政府や労働組合、ルノーの一部幹部は、この計画がルノーの価値を過小評価している可能性や雇用を危機にさらしかねないことを懸念している。
FCAはルノーと統合し、生産台数で世界第3位、時価総額が約400億ドル(約4兆3900億円)に達する自動車メーカーになることを狙っている。それを実現させるには、フランス政府をはじめルノーの主要な利害関係者を納得させなくてはならない。統合によってフランス産業の象徴としてルノーのステータスが脅かされることはないと思わせる必要があるのだ。
ルノー取締役会は来週初めにFCAと協議に入るか決議する予定であり、こうした懸念は差し迫ったものとなっている。ルノー取締役会の議決権17票のうち6票はルノーの筆頭株主であるフランス政府と労組が握っている。
フランスのブリュノ・ルメール経済・財務相は、協議を進める価値は認めつつも、さまざまな要求を挙げている。統合会社の取締役会にフランス政府の代表者を含めることや、欧州での電気自動車(EV)向けバッテリー開発への多額の投資などだ。政府はまた、統合会社をルノー・日産・三菱自動車のアライアンスの枠組み内に収めることも求めている。
事情に詳しい関係者によると、ルノーとFCAの幹部は何カ月も前からコストを分担する策を水面下で探っていた。しかし統合提案が27日に公になったため、時間的な猶予はなくなりつつある。交渉関係者によると、両社とも6月12日に開かれるルノーの年次株主総会までに合意に達することを目指している。
「今は勢いがある」とフランスのある当局者は話す。「時間をかければかけるほど、このような交渉では難航したり、合意しない理由を見つけたりするものだ」
統合提案には既に批判が出ている。焦点の1つは、FCAが工場を閉鎖させずに年間50億ユーロ(約6110億円)のコストをどうやって削減するのかだ。欧州では工場閉鎖は極めて政治色の強い問題。欧州はFCAとルノーの業務が唯一大幅に重なっている地域でもある。FCAは利益と売上高のほとんどを米国で稼いでいるが、ルノーは米国で車を販売していない。
ルノー取締役会で1議席を持つフランス労働総同盟(CGT)は、フランス政府が統合会社で雇用の保証を取り付ける唯一の方法は、ルノーの持ち株比率15%を統合会社で希薄化させず、「可決阻止少数」を維持することだと述べている。FCAの提案では、フランス政府の持ち株比率は約7.5%に低下し、議決権も弱まることが想定されている。
両社の交渉に詳しい関係者によると、統合でシナジー効果が見込める分野は調達一元化や部品の標準化で、人員削減は含まれていない。FCAとしては「リストラが必要な苦境に陥った2社」の統合を提案しているつもりはないという。
一方、かつてルノーの最高執行責任者(COO)を務めていたパトリック・ペラタ氏は、ルノー株の評価が6年ぶり安値で引けた翌日の5月24日の株価を基準にしている点を批判。FCAの時価総額が200億ドル近いのに対して、ルノー株は約170億ドルだ。これに基づくと、日産の株式43.4%のほか、ダイムラーと自動車金融サービス部門の株式1.5%の時価総額を除いたルノーの事業価値はマイナス60億ユーロになるという。
「これは妥当ではない」とペラタ氏はインタビューで述べた。
今週、プジョーの幹部の間ではメモが出回っていた。その内容を知る関係者によると、FCAの提案は「事実上、フィアットによるルノーの買収」だと書かれていた。関係筋によると、プジョーとFCAはここ数カ月、両社が手を組むことで得られるシナジーについて検討してきた。
プジョーの広報担当者は、同社の戦略部門では一般公開されている情報を使い、経営陣のために定期的に分析を行っていると述べた。
(The Wall Street Journal/Nick Kostov)
FCAのルノー統合案、フランスで厳しい視線
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2019年5月30日
政府や労働組合、ルノーの一部幹部は、統合案がルノーの価値を過小評価している可能性や雇用を危機にさらしかねないことを懸念している
#ルノー #日産 #自動車 https://t.co/QrEUP2qvIg
FCAのルノー統合案、フランスで厳しい視線 | The Wall Street Journal発 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/11u0wNA6iw
— 石田周二 (@iammrpostman) 2019年6月3日
→両社のコスト削減の最大のターゲットは『欧州内人員削減』なのに、それを出せず、余剰人員に『日産車の生産』を期待している事は明白。日産にもメリットがあれば良いが。
どうも雲いきが怪しい FCAのルノー統合案、フランスで厳しい視線 | The Wall Street Journal発 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/cCpgTSZRMU
— 高橋直樹 (@izatate) 2019年6月3日
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