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ZOZO前澤社長が示した「保守的すぎる」経営目標、決算不調でまるで別人
https://diamond.jp/articles/-/201161
2019.4.26 ダイヤモンド編集部 岡田 悟:記者
ZOZOの前澤友作社長 Photo:AP/AFLO
株価下落、ツイッターの“炎上”にZOZO離れ――。1年前にバラ色の中期経営計画を発表したが、その後は逆風が続いたZOZO。3ヵ月ぶりに公の場に姿を見せた前澤友作社長が打ち出したのは、手堅く保守的な経営目標だった。(ダイヤモンド編集部 岡田悟)
「まずは資料に載っていない話」――。
4月25日、アパレルインターネット通販運営大手、ZOZOの決算説明会。1月末のアナリスト説明会以来、3カ月ぶりに公の場に姿を現した前澤友作社長は、自信ありげにこう切り出した。
その内容は、年明けから話題をさらった“ZOZO離れ”や、2月に自身の書き込みが“炎上”して休止したツイッターではなかった。プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手についてである。
同社がスポンサーを務め、10月に千葉県で開催されるゴルフトーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」にウッズ選手が出場することを公表。「タイガーと誕生日が1カ月違いで、“タメ”なんですよ」と前澤社長は顔をほころばせた。
このウッズ選手の出場を、前澤社長は自身のツイッターで25日朝に告知。休止していたツイッターがついに再開されたのだ。
「ZOZO ARIGATO」は
効果薄く終了
ウッズ選手出場の自慢話から始まった決算発表。だが、その中身は、これまでの“攻め”の姿勢が薄れた保守的なものだった。
昨今のZOZO離れの原因となった、昨年末に導入した会員制の割引サービス「ZOZO ARIGATO」は、効果が薄いとして同日、入会中止を発表。サービス自体も5月末をもって終了する。
3000円の年会費を払えば、購入金額が10%オフになるという破格の割引サービスだったARIGATO。だが、このサービスの導入により、オンワードHDなど一部ブランドのZOZOTOWN撤退につながった。
それでも、3カ月前の前澤社長は、「他のショッピングビルもカードを持っていれば何%オフとやっている」「どうしてもっと早くやらなかったのか、という声もあったぐらいだ」などと強気の発言を続けていたものだった。
ところが、ふたを開けてみれば、ZOZOTOWNの商品取扱高は今年1〜3月で前年同期比19.8%の増加にとどまった。2割増ならば効果は上々という見方もできるかもしれない。しかし、ARIGATOは10%という割引の原資をZOZO自身が負担している。このため、商品取扱高を2割よりも大幅に伸ばさないとZOZOの収益が悪化すると、複数の市場関係者が指摘していた。
今回、数値は非開示ではあるものの、ARIGATOによって粗利率が悪化したことをZOZOは認めた。前澤社長自身も、「費用対効果が思わしくなく、一部ブランドの評価も低かった」と、収益貢献度の低さや、ZOZO離れの弊害があったことについて会見で言及している。
経営目標は
今期の1年だけ公表
期待のARIGATOが不発に終わった影響からだろうか、今回発表された業績見通しは、1年前とはうって変わって、保守的な目標数値が並んだ。
ちょうど1年前の決算発表では、図のように、体形計測スーツ「ZOZOSUIT」に紐づいたプライベートブランド(PB)商品の世界展開によって、PBの売上高を3年で2000億円に増やすなど、極めて野心的な中期経営計画を発表。株価は夏にかけて5000円台をうかがうなど、現在の倍近い水準に達した。
だがPBは低迷し、ZOZOTOWNの商品取扱高、営業利益目標ともに未達。そしてこの中計自体を、25日の会見で撤回した。
さらに、グラフのように、前述のARIGATOによる粗利の悪化や、PB事業の赤字により、営業利益は前年同期比21.5%減の、256億円に沈んだ。
中計に代わって今回掲げたのは、2020年3月期の単年度の目標数値だけ。それも、商品取扱高はグループ全体で前年同期比13.6%増の3670億円、PB事業の取扱高に限れば38.5%減となる17億円にとどまる見通しだ。
もっとも、新規事業として出店者でもある外部のアパレルブランドと共同で、現状のSやM、Lなどにとどまらない20〜50程度のサイズを展開するMSP(Multi Size Platform)事業を今秋に開始すると表明。ベイクルーズやアーバンリサーチ、ビームスなど主要セレクトショップが参加するとしている。ところが、この事業の商品取扱高目標は、わずか10億円だ。
かつて不振で撤退した中国市場にも、今秋に再挑戦する方針を示したが、売上高目標は示されていない。
前澤社長は、1月に通期業績を下方修正したことを念頭に「2、3度の下方修正は許されない。すべてのアップサイドは予算に入れていない」と述べた。1年前とはもはや別人と言ってもいいほどの変貌ぶりなのである。
そして、前澤氏自身が決算では敢えて言及しなかった数字がある。
出店ブランドが減少で
ZOZO離れが現実に
なんと、ZOZOTOWNへの出店ブランド数が減少に転じたのだ。
昨年12月時点では1255店だったが、今年3月末で1245と10店減った。ARIGATOを嫌って1月末に42店が販売を停止。現在ではそのうち21店が撤退、7店が販売再開し、14店が販売停止のままという。一方で新規出店もあったが、全体としては純減となった。
微減とはいえ、「出店ブランド数はECサイトの実力値として注目され、影響は大きい」(ある証券会社のアナリスト)。
会見の冒頭で前澤社長が言及したウッズ選手は数年前、女性スキャンダルに見舞われたうえ、交通事故で大会に出場できなくなるなど低迷していた。しかし、4月14日に米マスターズを14年ぶりに制覇し、奇跡のカムバックを実現した。
前澤社長は、会見で「(ウッズ選手と)フロリダで少し話したが、(10月に日本で)いろいろと話し合えることを楽しみにしている」と、まるで少年のような笑顔を浮かべて語った。自社の業績の“カムバック”の夢を、ウッズ選手に重ね合わせているのかもしれない。
ZOZO前澤社長が示した「保守的すぎる」経営目標、決算不調でまるで別人 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/yCFtB7ZFvy
— 南 充浩 (@minamimitsuhiro) 2019年4月25日
数値は非開示ではあるものの、ARIGATOによって粗利率が悪化したことをZOZOは認めた。
“前澤氏自身が決算では敢えて言及しなかった数字がある。
— 🅽🆃🆈 (@NTYjp) 2019年4月25日
なんと、ZOZOTOWNへの出店ブランド数が減少に転じたのだ。昨年12月時点では1255店だったが、今年3月末で1245と10店減”
店子が純減するというのはマズいよね。しかもファッション、すなわち流行を追いかけるサイトで。https://t.co/ADbXikSdmq
出る杭は打たれるって言うけど。。打たれ過ぎ感🤔https://t.co/0SIXNF739f
— Dsuke@セミリタイア中 (@Dsuke2559) 2019年4月26日
恐らく考えてる次元が違いすぎて、ニュースじゃ収まらない件🙋♂️保守的に見えて超絶攻めの経営なんだと思う🙋♂️
— けいた (@keita_lfu) 2019年4月25日
ZOZO前澤社長が示した「保守的すぎる」経営目標、決算不調でまるで別人 #SmartNews https://t.co/2Yiwy4PsRG
ZOZO前澤社長が示した「保守的すぎる」経営目標、決算不調でまるで別人 https://t.co/8Rum9KevhN なんと、ZOZOTOWNへの出店ブランド数が減少に転じた。昨年12月時点では1255店だったが、今年3月末で1245と10店減。ARIGATOを嫌って1月末に42店が販売を停止。一方で新規出店もあったが全体としては純減
— 黒ピカ広 (@black_pikahiro) 2019年4月26日
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