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アマゾン、中国ネット通販撤退へ 熾烈な競争で失速
https://diamond.jp/articles/-/200500
2019.4.22 The Wall Street Journal ダイヤモンド・オンライン
Photo:iStock/gettyimages
米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは、競争が熾烈(しれつ)な中国の電子商取引市場から撤退しようとしている。
アマゾンは18日、中国向けウェブサイトAmazon.cnを通じたサードパーティー向けマーケットプレイスの運営や出品業者向けサービスについて、7月18日に停止すると発表した。国内業者は同社プラットフォームを通した中国消費者向けの製品販売ができなくなる。
アマゾンの決断によって、米ネット通販各社の長年にわたる中国での苦しい挑戦に終止符が打たれた格好だ。2000年代初めには複数の米ネット企業が鳴り物入りで中国市場に参入したが、動きの速い中国ネット大手との競争にさらされ、勢いを失っていった。
事情に詳しい関係者によると、アマゾンは輸入品のネット通販事業について、中国の同業ネットイース(網易)の越境ネット通販プラットフォーム「Kaola(コアラ)」と株式交換方式で統合させることを協議している。それが実現すれば、中国の消費者向けネット通販からアマゾンの名が消えることになる。両社は協議の進行状況や詳細、あるいは協議が継続しているかに関するコメントは控えている。
アマゾンは発表文で、海外事業やキンドル事業、ウェブサービスを通して引き続き中国に力を入れていくと述べた。
ネットイースのザオシャン・ヤン最高財務責任者(CFO)は2月、アナリストとの電話会議で、「ネット通販部門に相乗効果および双方の利益となる関係をもたらす出資者や戦略的パートナー、事業パートナーを受け入れることに前向き」だと述べていた。
アマゾンは2004年にJoyo.comを買収して中国に参入した当時、中国国内の書籍や音楽、ビデオのネット通販で最大手となっていた。中国では宅配時の現金払いが最も多い支払い方法だった。だが現在は、亜馬遜中国(アマゾン中国)の顧客は主に化粧品や粉ミルクなどの輸入品を求める人々で、急拡大する中国のネット通販市場における同社の存在感は極めて薄くなっている。
ノムラによると、隙間市場である越境ネット通販市場でアマゾン中国が占めるシェアは、18年10-12月期にわずか6%にとどまった。それに対し、ネットイースの通販サイト、コアラのシェアは25%、アリババグループ傘下の天猫国際(Tモール・グローバル)は32%となっている。
オジルビーのアジア・大中華圏の最高経営責任者(CEO)を務めるクリス・ライターマン氏は、「誰もが他社と合併している」と指摘。「欧米のネット企業は、中国企業との提携なしに大規模な成功を収めることはできないことが明白になった」と語った。
(The Wall Street Journal/Julie Wernau and Yoko Kubota)
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