★阿修羅♪ > 経世済民131 > 610.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
パウエル議長、「当面」金利維持を示唆−FOMC、今年利上げゼロ予想 株下落、FOMC後の上昇維持できず FRB年内利上0
http://www.asyura2.com/19/hasan131/msg/610.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 3 月 21 日 09:36:24: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

パウエル議長、「当面」金利維持を示唆−FOMC、今年利上げゼロ予想
Jeanna Smialek
2019年3月21日 3:12 JST 更新日時 2019年3月21日 6:51 JST
今年と来年の成長率の予測下方修正、保有資産縮小9月に停止へ
トレーダーが織り込む利下げ確率は48%前後に上昇
Jerome Powell
Jerome Powell Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
米連邦公開市場委員会(FOMC)は19、20両日に開いた定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25−2.50%のレンジで据え置いた。今年の利上げ回数予想をゼロに引き下げ、保有資産の縮小を9月に停止する方針も明らかにした。米国債市場では10年債利回りが約1年ぶりの水準に低下し、市場が織り込む年内の利下げ確率は高まった。

声明全文はこちらの記事をご覧ください

  昨年12月時点の予測では、今年の利上げ回数は2回だった。今回のFOMC声明は1月声明の文言を踏襲し、「世界経済・金融状況と落ち着いたインフレ圧力」を指摘した上で、将来の金利変更の判断において「辛抱強くなる」と表明した。

  パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は記者会見で、「辛抱強いとは、判断を急ぐ必要がないという意味だ」と説明。「政策変更を明確に必要とするほど雇用とインフレの見通しが変わるには、しばらく時間がかかるかもしれない」と述べた。

  議長はグローバルリスクが経済見通しを圧迫し、インフレを抑制しているため、金利を「当面」維持することが可能だとの見方を示した。「いずれの方向にも動く妥当性を示唆するようなデータは入ってきていない。われわれは辛抱強い姿勢を続け、時間とともに状況がおのずとはっきりするのを待つべきだと、データは示唆している」と述べた。

  パウエル議長は世界的に弱い物価圧力が「昨今の重大な課題の一つだ」と指摘し、低インフレに警鐘を鳴らした。さらに、「2%という対称的な物価目標を断定的に達成したとの感触は得ていない」と述べ、「そのため、われわれは辛抱強い姿勢でいられ、目標達成を確認するまで動く必要はない」と語った。

  議長は「政策を維持する理由は、政策金利が適切な水準にあると考えているためだ。経済は良好だと判断しており、国内外の情勢がどのように展開するか注視深く見守っている」と話した。

  年を通じて金利を据え置くと示唆したことは、景気減速懸念に加え、エネルギー価格の下落がインフレを抑制し、国外リスクが見通しを暗くしているとの懸念を反映している。ブルームバーグの調査では今年は1回の利上げが予想されていたが、金融当局はこれよりもハト派的な予測を示したことになる。

The Fed's New Dot Plot
  メドレー・グローバル・アドバイザーズのマネジングディレクター、ベン・イーモンズ氏は「ハト派な結果であることは間違いなく、少し意外でさえある」と述べた。

  市場の反応はハト派的な解釈を裏付けた。米株式相場は一時的に上昇に転じ、ドルは下落。米国債は上昇し、10年債利回りは約1年ぶりの水準に低下した。トレーダーが織り込む利下げ確率は48%前後に上昇した。

  FOMCは同時に発表した付属文書で、バランスシートの縮小ペースを5月に鈍化させ始めると表明。米国債の縮小額(償還元本の再投資をやめる規模)を月最大300億ドルから同150億ドルに減らし、9月末には縮小を停止することを明らかにした。その後はポートフォリオを「当面、ほぼ同じ」規模で維持する可能性が高いという。10月からは償還を迎える住宅ローン担保証券(MBS)を月最大200億ドル相当、米国債に乗り換えていく。

  今回の政策金利据え置きは賛成10、反対ゼロの全会一致での決定だった。

  声明は「経済活動の伸びは昨年10−12月(第4四半期)の着実なペースから鈍化した」とした上で、「2月の雇用者数はほぼ変わらずだったが、雇用の伸びはこの数カ月ならしてみると堅調だ」と指摘。「食品とエネルギー以外の項目のインフレ率は2%付近にとどまっている」としながらも、「全般的なインフレ率が低下した」と記述している。

  金融政策当局者は今年と来年の経済成長率の予測をそれぞれ下方修正。2019年の予想中央値は2.1%と、2018年通年の成長率を1ポイント下回っている。

金利予測
  予測を示した当局者17人のうち、11人が今年は利上げがないと予想。4人が利上げ1回、2人が利上げ2回との見通しを示した。2020年の利上げ予想は1回とし、同年末のFF金利誘導目標を2.6%とした。21年については同水準を維持すると予想した。

  昨年12月時点での予測では、20年と21年のFF金利予測がともに3.1%だった。長期的なFF金利の予想中央値については12月も今回も2.75%となった。

  当局は2012年に2%というインフレ目標を正式に導入したが、それ以降の大半の期間で物価上昇率は目標を下回っている。

  インフレ見通しは前回の予測から下方修正された。2020年と21年の個人消費支出(PCE)価格指数は全体、コア指数ともに2.0%と予想。12月時点では目標を上回るケースもあると予想されていた。

  今年第4四半期の失業率は平均で3.7%と予想。前回の3.5%から引き上げた。長期の予測は4.3%に下方修正された。

原題:Fed Sees No 2019 Hike, Plans September End to Asset Drawdown (3)(抜粋)
Powell Signals Prolonged Fed Pause as Inflation Lags, Risks Loom


 

【米国株・国債・商品】
株が下落、FOMC後の上昇維持できず
Vildana Hajric、Sarah Ponczek
2019年3月21日 6:37 JST
米国債は大幅高、10年債利回りが2.52%に低下
FOMC、今年の利上げ回数予想をゼロに下げ−成長は減速したと認
20日の米株式相場は、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は経済成長が減速したとの認識を表明、今年の利上げ回数予想をゼロに引き下げた。これに反応し前日比プラスとなる場面があったが、上昇の勢いは続かなかった。米国債は大幅反発。10年債利回りはここ1年余りで最低となった。

米国株はS&P500とダウ平均が下落、金融とヘルスケアが軟調
米国債は大幅反発、10年債利回り2.52%に低下
NY原油は年初来高値、米原油在庫が7月以来の大幅減
NY金スポットが上げに転じる、FOMC後−先物は下落
  FOMCのハト派的な声明を手掛かりに、ハイテクやエネルギー銘柄を中心に米国株が大きく持ち直す場面があった。だが、金融とヘルスケアが軟調となる中、S&P500は結局マイナス圏で取引を終えた。

  S&P500種は前日比0.3%安の2824.23。ダウ平均は141.71ドル(0.6%)下げて25745.67ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.52%。

Fed-fueled S&P 500 rally fizzles out
  貿易に関するトランプ米大統領の発言が材料視された可能性もある。トランプ氏はこの日、中国が通商合意を順守していると確信するまで対中関税を維持すると語った。この発言は特に工業株に悪影響となったもよう。

  米国債は軒並み大幅高。年内に利上げを予想しないとのFOMC見解に反応した。昨年12月時点の予測では、今年の利上げ回数は2回だった。5年債と30年債の利回り差は拡大、イールドカーブがスティープ化した。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、年初来高値を更新。米エネルギー情報局(EIA)の統計で原油在庫が昨年7月以来の大幅減となり、供給が一層引き締まっていることを示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は80セント(1.4%)高の1バレル=59.83ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は89セント高の68.50ドル。

  ニューヨーク金市場では、スポット相場が上昇。FOMCが今年の利上げ回数予想をゼロに引き下げたことに反応し、それまでの下げを埋めた。ニューヨーク時間午後4時8分現在、スポット相場は0.5%高の1オンス=1313.33ドル。FOMC声明発表前に取引が終了したニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.4%安の1301.70ドルで終了。

原題:U.S. Stocks End Day Lower Despite Dovish Fed Turn: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Soar as FOMC Spurs Dovish Repricing of Policy Outlook
Oil Hits 2019 High on Biggest U.S. Crude Storage Drop Since July
Spot Gold Erases Losses After Fed Said It Sees No 2019 Hikes


関連ニュース
パウエル議長、「当面」金利維持を示唆−FOMC、今年利上げゼロ予想
【米国株・国債・商品】株が下落、FOMC後の上昇維持できず
【NY外為】ドル下落、FOMCが今年の利上げ予想をゼロに引き下げ
メイ首相:離脱期限、6月末まで延期をEUに要請−長期延期拒む
EU、米グーグルに1900億円の制裁金−広告仲介事業で競争法に違反

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-20/POONY16VDKHS01


 


ビジネス2019年3月21日 / 03:26 / 2時間前更新
FRB年内利上げ想定せず、資産縮小9月終了へ ハト派姿勢に転換
Reuters Staff
2 分で読む

[ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は19─20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、成長ペースが鈍化する中、2019年の想定利上げ回数をゼロとし、よりハト派的な政策スタンスへの転換を鮮明にした。

バランスシート縮小については9月に終了すると表明。5月から縮小ペースを減速し、保有国債の毎月の縮小ぺースは最大300億ドルから最大150億ドルに半減する。

FOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを全会一致で決定。FRBが金融政策に「忍耐強く」対応するとの方針も再表明した。

パウエルFRB議長は記者会見で「雇用とインフレ見通しを踏まえ、政策変更が必要になるのは当面先になる可能性がある」とし、「忍耐強く」とは「FRBが判断を急ぐ必要のないことを意味する」と語った。

FOMCメンバーの政策金利見通し分布(ドット・チャート)では年内の利上げ回数はゼロ、20年は1回の利上げが実施されるとの見通しが示された。

この見通しを受け、米短期金利先物市場では、FRBが来年50%強の確率で利下げを実施する見方が織り込まれた。

こうした中、パウエル議長は、米経済が「良好な状況」にあり、見通しは「明るい」と強調。同時に、英国の欧州連合(EU)離脱や米中貿易問題などに絡むリスクが存在するとし、FRBは米経済見通しを注視していると述べた。

議長は「経済指標は現時点で、FRBが金利をどちらの方向に動かすべきか示唆していない」との認識を示し、「忍耐強くなるには適切な時期にある」と強調した。

FOMC声明を受け、米株価は上昇、米債利回りは低下。ドルは全面安の展開となった。

FRBは17─18年に7回の利上げを実施したが、今回のFOMCの決定は、世界的な経済成長の鈍化と米経済見通しの軟化に対応し、FRBが金利とバランスシートの双方で引き締めを休止したことを示すものになった。市場ではこれまでもFRBの引き締めサイクルは終了したとの見方が出ており、今回のFOMCを受け、FRBの見解と市場の見方が一致したことになる。

トランプ大統領はこれまで、利上げが経済を脅かしていると批判しているが、FRBの見通しはこうした見方にも沿う形となった。

米主要株価指数は一時プラス圏に浮上したものの、引けにかけて値を消し、米債利回りは1月初旬以来の水準に低下。ドルは幅広い通貨に対して売られた。

ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズ(ワシントン)のシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は 「FRBのハト派化の度合いは市場の予想を上回った」と指摘。「FRBは政策を大きく転換させた。年内の利上げはないとの見解を示したことが特にハト派的だった」と述べた。

FRBが今回示した経済見通しは、昨年12月の前回見通しと比べ失業率、経済成長率を含むすべての面で下方修正となった。具体的には、今年の経済成長率は2.1%とし、前回見通しの2.3%から引き下げた。失業率見通しは3.7%と、前回から若干引き上げられた。今年のインフレ率見通しは1.8%。前回見通しは1.9%だった。

FRBはFOMC声明で、経済活動の拡大は堅調だった昨年第4・四半期から減速したとの認識を示し、最近の経済指標では家計支出と企業の設備投資の伸びが第1・四半期に鈍化することが示されていると指摘。ただ、米経済にとって持続的な成長と健全な雇用市場は「最も可能性の高い」シナリオとの見方も示した。

今回のドット・チャートでは FOMC参加者17人のうち少なくとも9人が金利見通しを下方修正。全体としては、年末時点のFF金利誘導目標の見通しが0.5%ポイント引き下げられた。

経済と金融市場の情勢が予想通りに推移すれば、資産縮小を9月に終了するという方針は、多くのアナリストの予想よりも早い時期となった。9月終了時点で償還されたモーゲージ担保証券(MBS)は、月額200億ドルを上限に国債に再投資される。これにより、FRBは保有する資産を国債に絞るアプローチにおおむねシフトすることになる。

*内容を追加しました。


 

ビジネス2019年3月21日 / 09:26 / 8分前更新
FOMC声明全文
Reuters Staff
2 分で読む

[ワシントン 20日 ロイター] - 1月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降に入手した情報は、労働市場は力強いまま(remains strong)だが、経済活動の拡大は昨年の第4四半期の堅調な速度から鈍化した(has slowed from its solid rate in the fourth quarter)ことを示している。

2月の就業者数はあまり変わらなかったが(Payroll employment was little changed in February)、雇用の伸びは概してここ数カ月底堅く(solid)、失業率は低いままだった。最近の指標は、第1・四半期に家計支出と企業の設備投資の伸びが減速することを指し示している(Recent indicators point to slower growth of household spending and business fixed investment in the first quarter)。前年同月比で見ると、主にエネルギー価格の下落が原因で全体のインフレ率は低下した(overall inflation has declined, largely as a result of lower energy prices)。食品やエネルギー以外のインフレ率は2%近くにとどまっている。総じて(On balance)、将来のインフレを示す市場ベースの指標はここ数カ月で低くとどまっており(remained low)、調査に基づいた長期的なインフレ期待の指標はあまり変わっていない。

委員会は法律上与えられた責務に従って、雇用最大化と物価安定の促進を目指す。これらの目標を支援するに当たり、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを2.25─2.50%に維持することを決定した。委員会は、経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場の状況、委員会の対称的な目標である2%に近いインフレ率という結果がもたらされる可能性が高いと引き続きみている。世界経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、どのようなFF金利の目標誘導レンジの将来的な調整がこれらの結果になるために適切かを決める際に、委員会は忍耐強くなるだろう。

FF金利の目標誘導レンジの将来的な調整の時期と規模を決めるに当たり、委員会は最大雇用の目標と対称的な2%のインフレ目標との比較で経済状況の実績と見通しを評価する。この評価は、労働市場の状況に関する指標、インフレ圧力やインフレ期待の指標、金融動向や国際情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する。

政策決定の投票で賛成したのは、ジェローム・パウエル委員長、ジョン・ウィリアムズ副委員長、ミシェル・ボウマン、ラエル・ブレイナード、ジェームズ・ブラード、リチャード・クラリダ、チャールズ・エバンス、エスター・ジョージ、ランダル・クオールズ、エリック・ローゼングレンの各委員。
https://jp.reuters.com/article/fomc-statement-idJPKCN1R201B?il=0


 
トップニュース2019年3月21日 / 06:26 / 3時間前更新
FRB年内利上げゼロ、資産縮小9月終了へ:識者はこうみる
Reuters Staff
2 分で読む

[20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は19─20日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、成長ペースが鈍化する中、2019年の想定利上げ回数をゼロとし、よりハト派的な政策スタンスへの転換を鮮明にした。

バランスシート縮小については9月に終了すると表明。5月から縮小ペースを減速し、保有国債の毎月の縮小ぺースは最大300億ドルから最大150億ドルに半減する。

FOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを全会一致で決定。FRBが金融政策に「忍耐強く」対応するとの方針も再表明した。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●バランスシート縮小終了時期、予想より早い

<グリーンウッド・キャピタルの最高投資責任者(CIO)、ウォルター・トッド氏>

年内に利上げはないとの見方はすでに市場に織り込まれていたが、FRBのドット・チャートはこうした予想を裏付ける格好となり、注目に値すると言えるだろう。FRBはまた、バランスシート縮小の終了時期を9月末と明確にした。これは市場の予想よりも早い時期だった可能性がある。

(パウエルFRB議長の会見前時点で)市場はこれら2つに反応している。

●ハト派的な内容、事実上の利上げ終了か

<UBSアセットマネジメント(ニューヨーク)のマクロ資産配分戦略部部長、エバン・ブラウン氏>

内容は明らかにハト派に傾いている。特に予想外だったのは2019年の利上げ回数予想がゼロになったことだ。市場のコンセンサス予想は最低1回だった。20年の利上げ回数予想は1回だが、来年までかなりの時間があり、FRBは事実上利上げを終了したと考えられる。

バランスシート対応についてはおおむね予想通りだった。

●ハト派的シグナル、当局者11人のドットが年内利上げゼロ

<TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏>

極めてハト派的だ。金利見通しを示すドット・チャートでは、年内の利上げを示す当局者11人のドットがゼロとなり、大幅な下方修正となった。

市場では、引き下げはドット1つ程度と予想されていたと考える。11人のドットがゼロとなったことは事実上年内の利上げがないとのコンセンサスを示したことになり、市場に極めてハト派的なシグナルを発したことになる。

バランスシート縮小の終了時期を明示したこともハト派と受け取られたようで、それは米株・米債価格の上昇に反映されている。

●予想上回るハト派姿勢示す

<ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズ(ワシントン)のシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏>

FRBが市場予想を上回るハト派姿勢を示したことでドルが急落した。FRBは大きな政策転換を図った形だ。FRBが2019年の利上げをゼロにした事実は非常にハト派的だ。一方で、FRBは成長支援策は取っておらず、今後数カ月の利下げ可能性は低下しているようだ。バランスシート正常化は、早ければ9月に終了するということだ。

●FRBの変心ぶりに注目

<ルートホールド・グループ(ミネソタ州)の最高投資責任者(CIO)、ダグ・ラムゼイ氏>

声明を読み返さねばならないほど欧州中央銀行(ECB)の対応と酷似しており、予想外だった。個人的には声明内容より米連邦準備理事会(FRB)のここに来ての変心ぶりに目が留まった。当社は株式市場には慎重で、債券市場にはやや強気の立場だ。景気は引き続き減速すると予想され、年内10月以降に利下げがあってもおかしくない。

●資産縮小の9月終了は想定外

<ウエルズ・ファーゴ・アセットマネジメント(ウイスコンシン州)のシニア投資ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏>

予想以上にハト派的だった。資産縮小を12月末ではなく、9月末に停止するとしたことが最大の驚きだった。また、年内の利上げはないとの見通しについても、想定よりも多くの支持があった。

欧州中央銀行(ECB)がハト派化したことは、ユーロ圏経済にとりハト派的と受け止められたが、FRBのハト派化はECBのハト派化よりも強気なものとみられている。
https://jp.reuters.com/article/fomc-instantviews-idJPKCN1R12QO
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2019年3月21日 09:53:25 : 1GJFQVU66M : c0lqbmRoR2RQY2c=[24] 報告
賃金が上昇することでインフレが進むのだろうか。

10年前に起きた米国の経済危機からの回復過程は、企業が債務を増やすことができたので、日本のバブル崩壊と比較して、たいした経済危機ではなかった。

多くの人々のローンの蓄積で、新たなローンを増やすことができないなら、賃金が上昇しても、消費は抑制される。総売り上げが減ってしまえば、人減らしにつながる。

企業は過剰債務があると、債務の借り換えによって、新規の借金はできなくなる。既存債務の借り換えために市場にあるマネーは市場を行ったり来たりするから、その分、市場に存在するマネーは実物投資や消費に利用されることが難しくなる。

自動車の売れ行きを見ればわかるが、今の米国景気は消費が満腹になっている。米国の消費は成熟したのである。この生活水準を維持するには、米国民の消費節約をカバーする政府支出の増大が必要になる。

財政赤字は増えるが、赤字をFRBの財布に頼るのか、世界の投資家に頼るのか。FRBの決断が待たれる。

2. 2019年3月21日 09:56:16 : fCZ83cf8p2 : YzI0bTRWZmk2Mms=[41] 報告
 そ; 底堅い  成長と言いつつ  利上げなし

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民131掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民131掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民131掲示板  
次へ