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朝セブン「おにぎり2個200円」に不満噴出…紛らわしく「定価で損した」との声も
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27008.html
019.03.08 文=編集部 Business Journal
セブン-イレブンの店舗
コンビニエンスストア大手のセブン-イレブンが2017年から実施している「朝セブン」。サンドイッチやパンとコーヒーの組み合わせが200円になるといったキャンペーンで、現在も3月1〜16日まで「おにぎりを2個買うと200円」の内容で展開されている。しかし、消費者からは不満の声が上がっているようだ。
今回の朝セブンの概要は、160円未満のおにぎりを組み合わせ自由で2個買うと200円になるというもの。朝セブンはもともと“朝4時から11時まで”の時間限定となっており、今回も同時間帯でのキャンペーンとなっている。
不満の声を取り上げたニュースサイト「デイリー新潮」によると、消費者からは“「おにぎり100円セール」が改悪されてしまったのでは”との指摘があるという。セブンはたびたび、160円未満(税込み、以下同)のおにぎりが100円に、160円以上200円未満のおにぎりが150円になるというキャンペーンを展開しており、同様の施策はほかのコンビニチェーンでも行われている。
記事内では「いつものおにぎり100円セールに戻せ」という不満の声が紹介されているが、セブン側の回答は「100円セールを止めたわけではなく、今回は『朝セブン』としての別の企画」というもの。また、流通アナリスト・渡辺広明氏の解説により、店側のメリットやシニア層をターゲットにした戦略を伝えている。
しかし、インターネットでは「キャンペーン時間帯の表記が目立たなくてわかりづらい」「おにぎり100円セールと別企画なのは理解できるけど、今回のキャンペンーンは紛らわしすぎる!」「いつものセールかと思って買ったら定価で損した」といった声が上がっているのも事実だ。
セブンが朝セブンを初めて実施したのは17年3月のことで、内容はセブンカフェとオリジナルパンを同時購入すると200円になるというものだった。このときから、セブンは“時間帯特化型の取り組み”をアピールしており、消費者の“外的環境の変化”ならびに“生活・行動の変化”を意識したキャンペーンであることを説明している。
18年の朝セブンは、3月から4月にかけて「セブンカフェ+サンドイッチで300円」を展開。好評価の声が上がる一方で、「300円払うってなると牛丼店に行く」「朝マックのほうがコスパいいのでは?」と金額面で不評を買うことに。そうした不満の声を考慮したのかは定かでないが、同年10月の朝セブンは「セブンカフェとオリジナルパンのセットで200円」に戻されていた。
折しも、今はフランチャイズチェーン(FC)加盟店の24時間営業をめぐり、セブン本部とFC店との対立が社会問題化している。そんなタイミングだけに、おにぎり100円セールと混同しやすい朝セブンのキャンペーン内容が波紋を呼んでしまったかたちだ。なかには「営業時間じゃなくておにぎりセールの期間を“時短”したのかと思った……笑えない」などという声もあり、期せずして消費者の混乱を招いてしまったといえる。次回の朝セブンでは、どんな内容が展開されるのだろうか。
(文=編集部)
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