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老後資産づくり 企業年金ほど合理的な方法はない(NIKKEI STYLE)
http://www.asyura2.com/19/hasan131/msg/375.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 3 月 05 日 16:57:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

老後資産づくり 企業年金ほど合理的な方法はない
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190305-00000002-nikkeisty-bus_all
NIKKEI STYLE 3/5(火) 7:47配信



写真はイメージ=123RF

厚生労働省が社会保障審議会「企業年金部会」の名称を「企業年金・個人年金部会」に変更し、議論が2月22日からスタートしました。

長らく企業年金の普及を主眼としてきた同部会は今後、個人型確定拠出年金(iDeCo)の普及も併せて、広く老後資産形成のあり方を議論していくことになります。

お声がけいただければいいたいことがたくさんあるテーマですので、今月のマネーハックのテーマは「企業年金と個人年金」にしてみたいと思います。企業年金や個人年金は2階建ての公的年金(国民年金と厚生年金)に上乗せするという意味で3階建てなどに例えられます。

■老後資産形成のコツは大きく3つある

今回は主に企業年金にフォーカスします。実は企業年金ほど、あなたの老後資産形成を考えたとき、合理的で効率的な方法はありません。

それは、大きく3つのコツを自動的に実践する仕掛けとなっているからです。すなわち、
(1)「早く開始(長く積み立て)」
(2)「給与の一定率の拠出(年収が増えたら増額)」
(3)「崩さず効率的に運用(長期分散投資)」――です。

まず、(1)です。企業年金では入社と同時に給与の一定率を積み立てしていきます。これにより、長期の積み立てが可能になります。22歳から60歳までとすれば、38年もの積み立てを行うことになるわけですから、毎月がたとえ小さなお金であっても最終的には大きく育ちます。

次に、(2)です。個人が積立額を年収増に応じて常にアップデートしていくのは大変です。しかし、企業年金の掛け金は給与が増えれば自動的に増えていきます。最初は少額であっても年収が増えるに従い、積立額を増額するような仕掛けがビルトイン(組み込み)されているわけです。

最後に、(3)です。つまり、効率的な運用を継続し、取り崩しをしない(させない)ことです。企業年金の運用では長期的な視野で分散投資を行います。

リーマン・ショック直後こそ積み立て不足が問題化しましたが、めげずに長期投資を行った企業年金のほとんどは積立金に剰余が生じるまで回復しています。また、退職時まで解約できないことは取り崩しの抑止力となっており、結果として定年時にまとまった資金を得る力となります。個人が老後資産形成を考えたときの王道的アプローチといえます。

■個人では難しいことを会社がやってくれる

こうしたことは個人が行うにはハードルが高いことです。そもそもマネーリテラシー(お金に関する知識)がなければ実行できません。将来の資金ニーズを理解し、適切に家計管理を行い、貯蓄する剰余を生み出し、それを合理的な運用で継続することまで学ぶのは大変です。

また、知識があってもなお実行は難しいのです。人は将来への備えとして手間ひまがかかることを、忙しさや目の前の家計の大変さなどを理由に先送りしてしまいます。
行動ファイナンスではこうした非合理的行動を「近視眼的損失回避」といいます。遠い将来のメリットがたとえ分かったとしても、そのために今節約して我慢するというのはなかなかできないのです。

つまり、「半強制的」な積み立てを会社が行っていることが、老後の備えとして大きな意味があるということになります。

■まず自分の会社の年金・退職金制度を知る

私たちはまず、自分が対象となっている企業年金や退職金制度について興味を持ち理解すべきです。

こんなに上手にお金をためて、ある意味あなたから隠して定年まで繰り越してくれる制度を知ったとすれば、会社に感謝していいくらいです。

まずは会社にそもそも制度があるのか、どんな制度で運営されているのかを知ってください。具体的には退職一時金なのか、給付額があらかじめ決まっている確定給付年金なのか、運用次第で受け取る年金額が変わる確定拠出年金なのかといったことです。各種規定が社内で閲覧できるでしょうし、人事・総務部の同僚や先輩に質問してもいいでしょう。
退職金や年金の支給水準も知らずに、iDeCoや積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)に入ったり、個人年金保険を検討したりするのは順番が逆です。すでに準備されている金額が分からなければ、不要な加入をしてしまう恐れがあるからです。

退職金・企業年金制度を知ることが老後のマネープランの第一歩です。その上で、前述した老後資産形成の王道的アプローチを上手にまねて、自助努力で上積みしていくといいでしょう。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。


山崎俊輔 写真:NIKKEI STYLE
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「共働き夫婦 お金の教科書」(プレジデント社)など。


 

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コメント
1. 2019年3月05日 17:18:09 : ZzavsvoOaU : aHVwMGJ2SHM5RE0=[15] 報告

今ある制度が永遠に続くと考えるほど愚かなことはない


>企業年金ほど合理的な方法はない

順調に企業が利益を出し続け、倒産・縮小しなければの話だが

現実は。。

https://asqmii.com/jijico/2015/02/24/articles16346.html
290が解散予定、厚生年金基金制度破綻の背景と影響

https://president.jp/articles/-/13028
会社が倒産したら払った企業年金はどうなるのか

代行割れ基金の企業が倒産した場合はどうなるのか。代行割れでは3階部分の企業年金は当然もらえないが、2階部分の厚生年金は公的年金なので減額はされない。問題は代行割れの穴埋めを誰がするかだ。いまある基金の大半は地域の中小の同業社で構成されている。不足分は原則として同業社が負担することになるが、多くの企業にその余裕はない。

国は、厚生年金基金制度を廃止する方針

2. 2019年3月05日 18:06:21 : uiMfzT5Ef2 : eklSeWpCcFQ0MUE=[33] 報告
どれだけの人がそれだけ恵まれた会社に勤めているのか?
代行返上だって数多いのに。

3. 2019年3月05日 22:52:20 : o4ZxWSpuaU : cmp4OUZBQlJQcUU=[257] 報告
解散で 当てにはできぬ ウチの社を

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