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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月28日発表)―福島産スズキは90件連続ND、隣県産からはセシウム―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3191.html
2020/03/01(日) 21:15:50 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。2月28日に2月21日までの食品中のセシウム検査結果が一週間遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数 615件
A平均は、1キログラム当たり0.31ベクレル、最大48ベクレル(埼玉県産シイタケ)。
事故からまもなく10年目ですが、セシウ入り食品が見つかりつづけています。。
従前や今回のデータを解析すると
・福島産スズキは90件連続ND、隣県産からはセシウム
・伊達市産シュンギクを検査しない福島県
・福島県昭和村産フキノトウから事故後最高のセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。
なお基準値等は厚生労働省の発表(7)を参照してください。
1.福島産スズキは90件連続ND、隣県産からはセシウム
先回の記事(5)で、隣県では見つかっているのに福島産スズキからはセシウムが見つからない旨を記事にしました。福島県の検査結果が追加になったので、以下に示します。
隣県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水は除く
図―1 スズキの検査結果
図に示す通り宮城、茨城、千葉県産からは見つかっています。ところが福島県が検査した福島産スズキからは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると90件連続で検出限界未満(ND)です。海はつながっているのに隣県では見つかっても、汚染源がある福島産からは見つからないなどおかしな話です。
スズキ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.伊達市産シュンギクを検査しない福島県
冬に欠かせない野菜にシュンギクがあります。福島県は全国8位の産地です(9)。その中で伊達市は福島県最大の産地です(10)。
伊達市産シュンギクを検査しない福島県
※1(11)のデータを元に(12)に示す手法で2月1日に換算
※2 避難区域は(13)による。
※3 ●1個がシュンギク検査1件を示し(14)による。
図―2 福島県のシュンギクの検査状況
図に示す通り福島市は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(15)エリアが広がっています。
出生性比は女の子100人に対して生まれてくる男の子の人数を示します。通常は男の子が多くまれるので100を超えているにが普通です(16)。以下に伊達市の出生性比を示します。
※(1)を集計を各年2月から翌年1月の1年間で集計
図―3 福島県伊達市の出生性比
図に示すように、事故前は100を超えていたのですが、その後は徐々に低下しまして行きました。そして近々1年は女の子がより多く生まれるようになりました。数値を記載すると
男の子 132人
女の子 196人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.04%でした(18)。通常は男の子が多く生まれる(16)ので以上な事態です。
福島のシュンギクは事故から10シーズン連続で福島のシュンギクは汚染された地で作られています。さらには主要産地では出生に異常が認められます。確り検査して欲しいと思います。でも、図―2に示す通り福島県は伊達市産シュンギクを検査していません。
それでも、福島県は福島産シュンギクの「安全」を検査で確認したと喧伝しています(20)。
福島産は汚染の酷く、出生に異常が起きている主産地を産地を避けた検査で「安全」とされます。
3.福島県昭和村産フキノトウから事故後最高のセシウム
以下に福島県昭和村産フキノトウの検査結果を示します。
過去最高を記録した福島県昭和村産フキノトウのセシウム
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日
図―4 昭和村産フキノトウの検査結果
図に示すように事故後の最高を記録しました。
まもなく事故10年目ですが、福島産はセシウムが上昇し事故後の最高を記録する事があります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
・汚染が酷く、出生に異常がある主要産地を避けた検査で「安全」とされてる福島産
・上昇し過去最高を記録することがある福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」(21)なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島の冬を代表する果物にイチゴがあります(22)。福島県は福島で合宿しているなでしこジャパンの皆さんにイチゴを贈ったそうです(23)。福島はイチゴの季節です。福島県会津若松市辺りのイチゴは、身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるとの事です(24))。福島県は福島産イチゴは安全だと喧伝しています(19)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(28)を引用
図―5 福島産いちごが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3191.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1173報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月21日発表)―千葉県産スズキからセシウム、福島産は87件連続ND―
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)春菊/シュンギク/菊菜/キクナ:旬の野菜百科
(10)福島県[伊達市]の農作物 | 夏秋きゅうり さやえんどう 桃 すもも ニラ 柿 | 雑穀類, いも類, 米, 野菜, 果物 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日〜11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ KMZ, CSV ZIP)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(13)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(14)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)で検索
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局
(16)出生性比
(17)福島県の推計人口(令和2年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(18)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多く生まれる福島県伊達市
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)(19)⇒やさい編 [PDFファイル/177KB]
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行(2019年)
(22)冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島
(23)なでしこに県産農産物 Jヴィレッジで合宿、県が贈呈 | 福島民報
(24)いちご | JA会津よつば
(25)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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