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(回答先: 敦賀原発2号機 資料書き換え「ひどい」規制委員長(再稼働は原則禁止すべき?!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2020 年 2 月 15 日 07:26:53)
地球を覆う地殻のプレートが動き続け、地下に潜りこみながらこすれあう場所に盛り上げられた形の日本列島。火山活動も大地震も、それゆえ活発におきる。冷静に考えれば、少しでも壊れれば大規模汚染を巻き起こす原発が立地不可能なのは自明。それを利益の為に設置しようとすれば、何らかの情報操作が無ければ認可されないのではないか。
今回の「改ざん」は起きるべくして起きたと思える。
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連載:社説
(社説)資料書き換え 原発審査の根幹揺らぐ
2020年2月15日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S14365862.html
原発の審査を、根幹から揺るがしかねない事態である。
日本原子力発電・敦賀原発2号機(福井県)の新規制基準に基づく審査資料を、原電が黙って書き換えていた。「再稼働実現のために改ざんしたのでは」と疑われても仕方あるまい。
原子力規制委員会が審査を中断し、調査資料の原本の提出を求めたのは当然だ。
敦賀2号機をめぐっては、規制委の有識者会合が「原子炉建屋の直下に活断層が走っている可能性がある」と報告した。これを規制委が認めたら運転できなくなるが、原電は「活断層ではない」と主張して審査を申請した経緯がある。
書き換えられたのは、ボーリング調査で採取した地層サンプルの観察記録だ。たとえば、原電は一昨年の審査資料にあった「未固結」という記述を無断で削除し、「固結」と書き加えていた。同じような事例が、少なくとも十数カ所あるという。
もとの資料は肉眼で観察した記録だったが、顕微鏡で調べたら結果が異なっていたので最新情報に修正した――。原電はそう説明し、「悪意はない。意図的ではない」と釈明した。
だが、観察記録のような生データの書き換えは、一般の研究論文なら改ざんと認定されてもおかしくない。原電が問題の重大さを認識していなかったのは、あきれるばかりだ。
「生データに手を加えれば議論に誤解が生じる。本当にひどい」と規制委の更田豊志委員長が批判したのも無理はない。
看過できないのは、今回の書き換えが審査の行方を左右しかねなかった点である。規制委が活断層と判断するか否かは今後の審査しだいだが、その際にボーリング調査のデータは重要な役割を担うのだ。
原発専業の原電は、4基のうち2基の廃炉が決まり、残る敦賀2号機と東海第二原発の再稼働に社運がかかる。ぜひとも運転を認めてもらおうと、活断層説が弱まるようにデータを書き換えたのではないか。そんな疑いがぬぐえない。
悪意も意図もなかったというのなら、原電は詳しい事実関係を明らかにする責任がある。
原発を運転できるかどうかが経営に大きく影響するのは、電力各社に共通しており、業界あげて早期の再稼働を望んでいる。だからといって再稼働に不都合なデータが隠され、都合のいい資料ばかりが提出されるようでは、審査が骨抜きになってしまう。業界全体で改めて襟を正すべきだ。
規制委の厳正な審査こそ、原発の安全性を担保する。それが福島の原発事故の重い教訓であることを、忘れてはならない。
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