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福島産リンゴ価格差拡大(10―12月、対全国平均)
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3171.html
2020/02/12(水) 20:05:17 めげ猫「タマ」の日記
東京中央卸売市場での、10―12月の福島産リンゴの全国平均の価格差(福島産価格―全国平均価格)を見ると、1キログラム当たりで
2010年 65円安(事故前)
2018年 96円安(一昨年)
2019年101円安(昨年)
で、昨年は一昨年より価格差が拡大しています。福島のリンゴは
・主要産地は汚染されている
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えているが、そうではない相馬・南相馬市では増えていない
等の特徴があります。福島産リンゴの特性が正しく理解されれば、消費者は避けるようになり、価格が下がるのは当然です。
福島はくだもの王国を自称しています(1)。福島のくだもの生産量のトップはモモの28,600トンですが、リンゴは2位の27,000トンでトップのモモとほぼ同じです。リンゴは福島にとっては重要なくだものです。
福島市、伊達市、須賀川市が主要な産地です(3)。以下に示します。
2020年も汚染されている福島
※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で1月1日時点に換算
※2 避難区域は(6)による
図−1 福島のリンゴ産地と相馬・南相馬市
図に示す通り福島のリンゴ産地は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域が広がっています(7)。福島のリンゴは9シーズン連続で汚染されたエリアで作られています。
以下に各年1年間のリンゴ産地(福島市、伊達市、須賀川市)の合計の葬式数を示します。
事故後に増えた福島・リンゴ産地の葬式
※1(8)を各年1年間(通年)で集計
※2 震災犠牲者は(9)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―2 リンゴ産地(福島市、伊達市、須賀川市)の合計の葬式数の葬式の推移
図に示す様に、葬式数は
事故前(2010年)4,502人
昨年(2019年) 5,276人
で、昨年は事故前に比べ15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約1,400億分の1でした。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(10)による。
有意差検定表
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―2 福島産を許容すかのアンケート結果
※ (11)を集計
郡山・三春で許容される福島産米
相馬市、南相馬市は福島の主要なリンゴの産地ではありません。そして表に示す通り、715人中で492人(74.1%)の方が、福島産野菜を避けています。同様に、リンゴ等の福島産果物も避けていると思います。相馬市・南相馬市の合計の葬式数を福島県の発表(9)より集計すると
事故前(2010年)1,300人
昨年(2019年) 1,327人
で、殆ど変化がありません。
福島産のリンゴについて纏めると
・主要産地(福島市、伊達市、須賀川市)は汚染されている
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えているが、主要産地ではなく、福島産果物を避けているであろう相馬・南相馬市では増えていない
等の特徴があります。消費者は福島産リンゴを許容するのでしょうか?
福島のリンゴは10〜12月が季節です(12)。そこで、10〜12月の福島産リンゴ価格を全国平均と比較してみました。
事故後に価格差が拡大したままの福島産リンゴ
※(13)を集計
図―3 10―12月のリンゴの取引価格(東京中央卸売市場)
図に示す通り福島産リンゴは事故前から、全国平均に比べ安く取引されていましたが、事故後は価格差が拡大しますます安くなっています。10―12月の福島産リンゴの全国平均の価格差(福島産価格―全国平均価格)を見ると、1キログラム当たりで
2010年 65円安(事故前)
2018年 96円安(一昨年)
2019年101円安(昨年)
で、昨年は一昨年より価格差が拡大しています。
福島産リンゴには
・主要産地は汚染されている
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えているが、そうではない相馬・南相馬市では増えていない
等の特徴があります。福島産リンゴの特性が正しく理解されれば、消費者は避けるようになり、価格が下がるのは当然です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島産を避けているのは福島の皆様も同じです。
福島の冬を代表する果物にイチゴがあります(24)。今、福島県会津若松市ではイチゴ狩りが楽しめます(15)。同市はイチゴの季節です。同市辺りのイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れます。(16)。福島県は福島産イチゴは安全だと喧伝しています(17)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(18)を引用
図―4 福島産いちごが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
(=^..^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い福島産は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3171.html
(1)くだもの消費拡大委員会 ? 福島県くだもの消費拡大委員会
(2)福島県の果物ランキング|果物統計
(3)くだものづくりがさかんな福島盆地
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日〜11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ KMZ, CSV ZIP)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(6)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)福島県の推計人口(令和2年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(9)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(10)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(11)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(12)福島県の旬(出回り時期) 果物編
(13)東京都中央卸売市場-統計情報検索を大分類⇒果物、中分類⇒リンゴ類で検索
(14)冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島
(15)フルーツランド北会津
(16)いちご | JA会津よつば
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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