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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月28日発表)―宮城産ヒラメからセシウム、福島産は242件連続ND―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3161.html
2020/01/31(金) 19:53:57 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。1月28日に1月10日までの食品中のセシウム検査結果が18日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数343件
A平均は、1キログラム当たり1.05ベクレル、最大38ベクレル(宮城県産シイタケ)。
従前や今回の発表データを解析すると
・宮城産ヒラメからセシウム、福島産は242件連続ND
・福島はシュンギクの季節、汚染が酷い主要産地は検査していません。
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。
1.宮城産ヒラメからセシウム、福島産は242件連続ND
宮城と茨城産ヒラメからセシウムが見つかったと発表しました(8)。以下に検査結果を示します。
隣県ではみつかっても福島県産ヒラメからは見つからないセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―1 ヒラメの検査結果
図に示す通り宮城だけでなく、岩手、茨城県産からもヒラメは見つかっています。ところが福島県が検査した福島産ヒラメは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると242件連続で検出限界未満(ND)です。
隣県では見つかるのに、福島県が検査した福島産から見つかりません。海は繋がっているのに汚染源がある福島産だけから見つからない等はおかしなはなしです。
ブリ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(9)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.福島はシュンギクの季節、汚染が酷い主要産地は検査していません。
1月になり福島はシュンギクの季節です(10)。福島のシュンギクの主要産地に伊達市があります。以下に示します。
伊達市産シュンギクを検査しない福島県
※1(11)のデータを元に(12)に示す手法で1月1日に換算
※2 避難地域(13)による。
※3 イチゴ検査は(14)による。
図―2 福島県伊達市
図に示す通り、同市は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(15)地域が広がっています。福島のシュンギクは、10シーズン連続で汚染された地で栽培されています。
確り検査して欲しいと思います。でも、図―2に示す様に伊達市産シュンギクを福島県は検査していません。それでも福島県は福島産シュンギクの安全を検査で確認したと喧伝しています(16)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・18日遅れで発表される検査結果
・他より低く出る検査で「安全」とされる福島産
・汚染が酷い産地を避けた検査で「安全」とされてる福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」(17)なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島の冬を代表する果物にイチゴがあります(18)。福島県相馬市では今、イチゴ狩りが楽しめます(19)。同市はイチゴの季節です。福島のイチゴは甘くておいしいそうです(18)。福島県は福島産イチゴは安全だと喧伝しています(16)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産あんぽ柿はありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
※(20)を引用
図―3 福島産あんぽ柿が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3161.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1167報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月27日発表)―茨城産ヒラメからセシウム、福島産は239件連続ND―
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)(4)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(Excel:228KB)⇒No2,709
(9)農林水産部 - 福島県ホームページ
(10)ふくしまの農林水産物パンフレッ⇒6 ふくしまの農林水産物カレンダー@ (1,056KB)
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日〜11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ KMZ, CSV ZIP)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(13)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(14)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜類⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)で検索
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行(2019年)
(18)冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島
(19)和田観光苺組合 – 和田観光苺組合でイチゴ狩り
(20)Webチラシ情報 フレスコキクチ中の相馬店
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