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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月20日発表)―茨城産スズキからセシウム、福島産は77件連続ND―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3147.html
2020/01/21(火) 19:41:26 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。1月20日に2019年11月29日までの食品中のセシウム検査結果が52日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数653件
A平均は、1キログラム当たり1ベクレル、最大59ベクレル(福島県産乾しシイタケ)。
従前や今回のデータを解析すると
・茨城産スズキからセシウム、福島産は77件連続ND
・福島県二本松市でイチゴ狩り始まる。検査結果はありません。
・福島県下郷町産乾しシイタケから、事故後・最高のセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。
1.茨城産スズキからセシウム、福島産は77件連続ND
岩手産ブリからセシウムが見つかったと発表しました(9)。以下に検査結果を示します。
隣県ではみつかっても福島産からは見つからないスズキのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水を除く
図―1 スズキの検査結果
図に示す通り茨城産だけでなく、宮城、千葉県産ススキからもセシウムは見つかっています。ところが福島県が検査した福島産スズキは検出限界未満(ND)です。厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると77件連続です。
茨城シロメバルからもセシウムが見つかったと発表しました(10)。以下に検査結果を示します。
福島県の検査では見つからないのに、他の検査では見つかるシロメバルのセシウム
※1(1)(2)(11)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 凡例中の「県漁連」は福島県漁連を略した
図―2 シロメバルの検査結果
図に示す通り茨城産だけでなく、昨年10月には、福島県漁連が検査した福島産シロメバルからは国が定めるスクリーニングレベルの1キログラム当たり50ベクレル(12)を超える同53ベクレルのセシウムは見つかっています(13)。ところが福島県が検査した福島産シロメバルは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると208件連続です。
青森県産マダラからもセシウムが見つかったと発表がありました(14)。以下に検査結果を示します。
隣県でっはみつかっても福島産からはいつから無いマダラのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―3 マダラの検査結果
図に示す通り茨城産だけでなく、岩手、宮城産マダラからもセシウムは見つかっています。ところが福島県が検査した福島産マダラは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると496件連続です。
茨城産マダイからもセシウムが見つかったと発表がありました(15)。以下に検査結果を示します。
隣県ではみつかっても福島県産マダイからは見つからないマダイのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―4 マダイの検査結果
図に示す通り茨城産だけでなく、岩手、宮城、千葉産マダイからもセシウムは見つかっています。ところが福島県が検査した福島産マダイは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると140件連続です。
茨城産マトウダイからもセシウムが見つかったと発表がありました(16)。以下に検査結果を示します。
茨城産からは見つかっても福島産からは見つからないマトウダイのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―5 マトウダイの検査結果
図に示す通り茨城産では2回・セシウムが見つかっているのでうが、福島県が検査した福島産マトウダイは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると133件連続です。
隣県では見つかるのに、福島産から見つかりません。汚染源があるのにおかしな話です。
スズキ、シロメバル、マダラ、マダイ、マトウダイ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(17)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.福島県二本松市でイチゴ狩り始まる。検査結果はありません。
福島を代表する冬の果物にイチゴがあります(18)。福島県二本松市でもイチゴがりがはじまりました(19)。以下に示します。
二本松市産と福島市産イチゴを検査していない福島県
※1(20)のデータを元に(21)に示す手法で1月1日に換算
※2 避難地域(22)による。
※3 イチゴ検査は(23)による。
図―6 福島県二本松市
図に示す通り、同市は避難地域に隣接し、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(24)地域が広がっています。
福島県県民健康管理調査基本調査では福島原発事故後4ヵ月間の被ばく線量を推計しています(25)。これを元に1ミリシーベルト以上の被ばくをした方の割合を計算すると90.3%(13,602人中12,284人)です。これは飯舘村の92.0%ついで2位ですが、同村には避難指示がでたので(22)、二本松市は避難しなかった市町村では最も汚染が酷い市です。
。以下に各年1月から11月までの11ヶ月間の同市の女性の葬式数を示します。
事故後に急に増えた福島県二本松市女性の葬式
※(26)を各年1月から11月の11ヶ月間で集計
図―7 福島県二本松市女性の葬式数
図に示す様に事故があった2011年以降に急に増えています。そして今年も年も戻っていません。数値を記載すると
事故前(2010年1月〜11月)267人
昨年(2019年1月〜11月) 377人
で、事故前に比べ41.2%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.0015%でした(27)。
さらには同市女性の平均寿命は
事故前の2010年は87.1歳(28)
事故後の2015年は86.7歳(29)
で、短くなっています。
福島県のひらた中央病院が福島産を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(30)。以下に結果を示します。
表―2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
※ (30)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市
表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では多くの方が福島産米や野菜を避けています。福島産を避ける方が多い相馬市・南相馬市の合計は
事故前(2010年1月〜11月)569人
今年(2019年1月〜11月) 603人
で、少し増えていますが、統計的な差はありません。
福島県二本松市は汚染が酷く、女性の葬式が事故後に大幅に増えています。一方で、福島産を避ける人が多い相馬・南相馬市女性の葬式は増えていません。二本松市産は確り検査して欲しいと思います。でも、図―6に示す様に福島県は二本松市産イチゴを検査していません。それでも、福島県は福島産イチゴの安全を検査で確認したと喧伝しています(31)。
福島県福島市でもイチゴ狩りが始まっています(32)。図―6に示す様にそこそこ汚染されていますが、福島県はイチゴの検査をしていません。
福島産は他よりも低くでる検査で、「安全」とされます。
3.福島県下郷町産乾しシイタケから、事故後・最高のセシウム
福島県下郷町産乾しシイタケから1キログラム当たり59ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(33)。以下に検査結果を示します。
事故後過去最高を記録した福島県下郷町産乾しシイタケのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 製造日ないし購入日
図―8 下郷町産乾しシイタケの検査結果
図に示す様に事故後の最高値です。
福島産はセシウムが上昇することがあります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・52日遅れで発表される検査結果
・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
・汚染が酷い産地を避けた検査で「安全」とされてる福島産
・セシウムが上昇することがある福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」(34)なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県二本松市ではイチゴ狩りが始まりました(19)。同市はイチゴの季節です。福島のイチゴは甘くておいしいとの事です(18)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(31)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産イチゴがありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
※(35)を引用
図―9 福島産イチゴが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3147.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月16日発表)―岩手産ブリからセシウム、福島産は152件連続ND―
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)(4)⇒1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(Excel:429KB)
(9)(8)中のNo4,786、4,897
(10)(8)中のNo4,785
(11)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです⇒これまでに各漁協が行った自主検査結果についてご覧いただけます。⇒相馬双葉地区 およびいわき地区
(12)<食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省/a>
(13)>福島沖でシロメバル漁自粛 福島県漁連、独自基準超え - 産経ニュース
(14)(8)中のNo700
(15)(8)中のNo4,780
(16)(8)中のNo4,792
(17)農林水産部 - 福島県ホームページ
(18)冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島
(19)親子連れらで盛況 二本松の観光イチゴ園オープン | 福島民報
(20)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日〜11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ KMZ, CSV ZIP)」
(21)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(22)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(23)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜類⇒あ行⇒い⇒イチゴ、イチゴ(施設)で検索
(24)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(25)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)について - 福島県ホームページ中の第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)について - 福島県ホームページ
(26)福島県の推計人口(令和元年12月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(27)めげ猫「タマ」の日記 2020年・福島の課題
(28)平成22年市区町村別生命表の概況|厚生労働省
(29)平成27年市区町村別生命表の概況|厚生労働省
(30)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(31)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(32)いちご狩り2020 – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(33)(4)⇒2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(Excel:63KB)⇒No33
(34)めげ猫「
(35)安達店 | ベイシア
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