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2ヵ月連続居住者減、避難指示解除の山木屋
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3135.html
2020/01/09(木) 19:42:25 めげ猫「タマ」の日記
2017年3月末に避難指示が解除された福島県川俣町山木屋(1)の在住者は昨年11月1日で355人、昨年12月1日で353人、今年1月1日で352人で2ヵ月連続減です(2)。帰還の流れは止まったようです。
福島県川俣町は阿武隈高地の北部に位置する山村です。福島事故で放射能が飛んで来て町は汚染されました。
2020年も汚染されている福島
※1(3)のデータを元に(4)に示す手法で1月1日に換算
※2 旧避難区域は(5)による。
図―1 福島県川俣町
図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(6)地域が広がっています。事故から8年10ヶ月が経過しましたが川俣町は今も汚染されたままです。
事故後5年間(2011年3月から2016年2月)に生まれた赤ちゃんは
男の子 141人
女の子 182人
で女の子が多く生まれています。偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算すると統計的に差があるとされる5%を下回る2.3%でした(7)。
通常は男の子が多く生まれるので(8)異常な事態です。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
※(9)を引用
図―2 福島の綺麗な女性
でも喜んでばかりはいられないようです。放射性影響研究所は広島や長崎で遺伝的な影響が無かった根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことをあげています(10)。さらには福島事故で設定された避難区域の全てないし大部分が「計画的避難区域」だったのは川俣町の他に飯舘村、葛尾村がありますが、どちらも川俣町と同じように事故後に女の子が多く生まれています(11)。広島や長崎で起きて無い事が福島では起きているようです。
それでも安倍出戻り内閣は「安全」であるとして(12)一昨年(2017年)3月31日に川俣町山木屋の避難指示を解除しました(1)。以下に川俣町山木屋の帰還者・避難者数を示します。
避難解除も住民が戻らない川俣町山木屋
※1(2)を集計
※2 避難者数には転出者等も含まれており、現在の住民登録人数と一致しない。
図―3 川俣町山木屋の帰還・避難者数
数値を記載すると
昨年11月1日 355人
昨年12月1日 353人
今年 1月1日 352人
で二ヶ月連続減です。帰還が止まったようです。
避難指示解除時(2017年4月1日)の対象者は1,154人でした(2)。川俣町山木屋から避難されている方への仮設住宅等の提供が昨年3月末で終了しました(13)。それでも、山木屋に戻ったのは避難指示解除時の30.5%(352÷1,154×100)で7割近い方が戻らいようです。
以下に15歳未満の子ども(多分全員が避難中(14))人数を示します。
どんどん減って行く山木屋の子供
※(2)を集計
図―4 川俣町山木屋の15歳未満の人口(含む避難者)
図に示す通りどんどん減っています。2018年4月に山木屋で小中学校を再開しました(15)。2019年4月には小学校の児童がいなくなり(16)事実上の「廃校」です。中学校の生徒は4人ですが、3人は3年生で2020年度は女子生徒一人です。彼女は今は1年生ですので(15)、卒業する2022年春には中学校も無くなります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
(=^・^=)は山木屋から子供が居なくなるのは当然と考えます。子供達が山木屋に残っても明るい未来は無いと思います。
川俣町山木屋では事故よって中断した養豚が復活しました(17)。そこの豚肉は美味しいとの事です(18)。福島県は福島産豚肉は「安全」だと主張しています(19)。でも、福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産豚肉はありません。
他県産はあっても福島産豚肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
※(20)を引用
図―5 福島産豚肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県川俣町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3135.html
(1)川俣町 - Wikipedia
(2)山木屋地区の居住の状況 - 川俣町公式ホームページ(過去分を含む)
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(5)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島・川俣町山木屋、学校再開、子供の帰還は「0」
(8)出生性比
(9)7年ぶりにふるさとで学校再開 新妻大臣政務官が山木屋小中学校開校式に出席|今日の出来事:文部科学省
(10)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(11)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多く生まれる福島県葛尾村(事故から8年9ヶ月)
(12)国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判 :日本経済新聞
(13)東日本大震災に係る応急仮設住宅の供与期間の延長について(平成30年8月27日公表) - 福島県ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島・川俣町山木屋、学校再開、子供の帰還は「0」
(15)「小学校」存続へ正念場 川俣・山木屋、粘り強く郷土愛育む授業:東日本大震災7年7カ月特集:福島民友新聞社 みんゆうNet
(16)児童・生徒数 - 川俣町公式ホームページ
(17)グローバルピッグファーム株式会社 ≫ Blog Archive ≫ 直営農場本場の再開および柳津農場工事開始のお知らせ
(18)和豚もちぶた|製品・サービス|グローバルピッグファーム株式会社
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
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