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食品中の放射性セシウム検査のまとめ（１１月１４日発表)―千葉産スズキからセシウム、福島産は６２件連続ND―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3084.html
2019/11/19(火) 19:42:57 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています（１）。また、厚労省以外の発表もあります（２）（３）。１１月１４日に１０月１１日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が１ヵ月以上の遅れで発表になりました（４）。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています（５）。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
①検査数８７２件の基準越え
②平均は、１キログラム当たり１．４ベクレル、最大５５ベクレル（福島県産マイタケとナメコ）。
従前や今回のデータを解析すると
・千葉産スズキからセシウム、福島産は６２件連続ND
・福島はネギの季節、最大産地を検査せずに検査で「安全」を主張する福島県
・再び上昇した福島産マイタケのセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。
１．千葉産スズキからセシウム、福島産は６２件連続ND
千葉県産スズキからセシウムが見つかったと発表がありました（８）。以下に検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
※１（１）（２）を集計
※２ 福島産は全てを福島県が検査
※３ NDは検出限界未満（見つからない事）を示す。
※４ 日付けは捕獲日
図―１ スズキの検査結果
図に示す様に千葉県産だけでなく、宮城県産、茨城県産からもセシウムが見つかっています。一方で福島県が検査した福島産スズキからは見つかっていません。厚生労働省や福島県の発表（１）（２）を数えると６２件連続で検出限界未満（ND)です。隣県では見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないとは、海は繋がっているのにおかしな話です。スズキ等の福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表（１）を見ると福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター（９）が実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
２．福島県いわき市でサンマの初水揚げ、検査結果はありません。
福島県いわき市で福島県沖などからとれたサンマが初水揚げされました（１０）。
福島県いわき市のサンマの初水揚げを報じる福島県の地方紙・福島民友
※ （１１）を引用
図―２ いわき市でのサンマの初水揚げを報じる福島県の地方紙・福島民友
以下にサンマの回遊ルートを示します。
福島県沖を通り南下するサンマ
※１（１２）のデータを元に（１３）に示す手法で１１月１日に換算
※２ 回遊ルートは（１４）による。
図―３ サンマの回遊ロート
図に示す通り、今の季節は汚染された福島県沖を南下して福島県沖に回遊します。
福島第一原発では幾つかの排水路があります。以下に示します。
福島第一構内から海に続く福島第一排水路
※（１４）にて作成
図―４ 福島第一排水路
以下に各排水路のセシウム１３７濃度を示します。
法定限度を超えた汚染排水が流れ続づける福島第一排水路
※１（１４）にて作成
※２ 法定限度は（１５）による。
図―５ 福島第一排水路のセシウム１３７
図に示す様に法定限度を超えるセシウム１３７で汚染された排水が度々、海に流れています。事故から９年近くが経過しましたが、福島の海は汚染され続けています。決してコントロールもブロックもされていません（１６）。
サンマの検査結果が気になります。以下に福島県の検査結果を示します。
検査結果が出てこない福島産サンマ
※（１６）を引用
図―６ 福島産サンマの検査結果
図に示す様に検査結果が出て来ません。それでも福島県は福島産は検査で「安全」を確認していると主張しています（１７）。
福島産は検査されていなくても検査で安全とされ出荷されます。
３．再び上昇した福島産マイタケのセシウム
福島県福島市産マイタケから１キログラム当たり５５ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました（１８）。以下に推移を示します。
急に上昇した福島産マイタケのセシウム
※１（１）（２）を集計
※２ NDは検出限界未満（見つからない事）を示す。
※３ 日付けは収穫日
図―７ 福島県福島市産マイタケの検査結果
図に示す様に、事故直後に上昇し、その後に低下してしばらくは１キログラム当たり１０ベクレル以下で推移していたのですが、再上昇です。
福島産はセシウムが上昇するものがあります。
＜余談＞
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・一ヶ月以上の遅れで発表される検査結果
・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
・検査していなくても検査で「安全」とされてる福島産
・セシウムが上昇することがある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ３原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島はくだもの王国を自称しています（１９）。１１月はリンゴ、柿、西洋ナシ（ラ・フランス）が食べごろです（２０）。福島のくだものは美味しいとの事です（２１）。福島県は福島産リンゴ、柿、西洋ナシは「安全」だと主張しています（２２）。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴ、柿、西洋ナシはありません。
福島産リンゴ、柿、洋ナシが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※（２３）を引用
図―８ 福島産リンゴ、柿、西洋ナシが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3084.html
(１)報道発表資料 ｜厚生労働省
(２)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(３)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(４)食品中の放射性物質の検査結果について （１１５５報）
(５)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ（１１月１３日発表)―セシウム汚染食品を４２日間隠する安倍出戻り内閣―
(６)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(７)食品中の放射性物質への対応｜厚生労働省
(８)(４)⇒１ 自治体の検査結果⇒検査結果（PDF：7MB）⇒No.１５７１
(９)農林水産部 - 福島県ホームページ
(１０)小名浜に待望「サンマ」 異例の11月初水揚げ、港が活気づく：福島民友ニュース：福島民友新聞社 みんゆうNet
(１１)福島民友新聞社 みんゆうNet －福島県のニュース・スポーツ－
(１２)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング（平成29年9月9日～11月16日測定） 平成30年02月20日 （KMZ, CSV）」
(１３)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線（２０１７年）
(１４)知って得するさんま学｜全国さんま棒受網漁業協同組合
(１４)2019年のアーカイブ - 廃炉プロジェクト｜公表資料｜東京電力ホールディングス株式会社⇒2019年11月28日（廃炉・汚染水対策チーム会合 第72回事務局会議）⇒【資料3-6】環境線量低減対策
(１５)>周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト｜データ｜東京電力ホールディングス株式会社
(１６)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒魚介類⇒さ行⇒さ⇒サンマで検索
(１７)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(１８)(４)⇒２ 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果（PDF：848KB）⇒No.１３７
(１９)くだもの消費拡大委員会 – 福島県くだもの消費拡大委員会
(２０)フルーツを食す《福島のサクランボ・桃・梨・ブドウ・りんご》 - 福島市
(２１)くだもの王国福島県のフルーツライン♪新鮮な果物狩りを満喫しよう！ | icotto（イコット）
(２２)安全が確認された農林水産物（公開用簡易資料） - 福島県ホームページ⇒くだもの編 [PDFファイル／200KB]
(２３)イオン 福島店のチラシ・特売情報 | トクバイ
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