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福島米、食べて応援、あの世行(2018年産)
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2019/11/12(火) 19:43:25 めげ猫「タマ」の日記
福島は11月から新米に切り替わるようです。そこで11月からの葬式を集計すると。
6割の方が福島産米を許容する福島県郡山市は
事故前(2009年11−10年10月)2,919人
今年(2018年11月−19年10月)3,443人
で、18%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約200億分の1でした。一方で2割方が許容する相馬市・南相馬市の葬式数をしらべたら
事故前(2009年11−10年9月)1,181人
今年(2018年11−11年9月) 1,223人
で、少し増えていますが、統計的な差はありません。(=^・^=)は
「フクシマ米、食べて応援、あの世行(2018年産米)」
と思ってしました。
福島は事故によって放射能汚染されました。
事故から8年8ヶ月が過ぎて汚染されている福島
※1(1)のデータを(2)に示す手法で11月1日に換算
※2 旧避難地域は(3)による。
図―1 事故から8年8ヶ月が過ぎて汚染されている福島
事故の後、多くの皆様が「フクシマ産米」に不安を抱いたと思います。それでも福島県は2011年10月12日に「フクシマ産米」の安全宣言をだしました(4)。ところが、翌月がら当時の暫定基準を超えるフクシマ汚染米が続々と見つかりました。
表―1 福島産セシウム汚染米の発見状況
※1 (5)を集計
※2 年は11,12月が2011年、1,2月が2012年
追加の検査は出荷前の検査だけであり、流通品に対しては実施されておらずどれ程の汚染米が市場に流出したかは不明です。
2012年産米からは福島産米を全量検査する全量全袋検査が導入されました(6)(7)。以下に流れを示します。
福島産米全量全袋検査の流れ
※1(1)を引用加筆
※2 縦横比はいじってます。
図―2 福島産米は全袋検査で安全が担保されていると主張する安倍出戻り内閣
福島産米の全量・全袋検査は2段階になっています。1段目は袋ごとに簡易検査装置で検査し、一定の値(スクリーニングレベル)以下なら「安全」とされそのまま出荷されます。スクリーニングレベルを超えたものは、従来からの詳細検査に回されます(6)(7)。
事故から8年8ヵ月以上になりますが、図―1に示す通り、福島県では国が除染が必要だとする国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域が広がっています(8)。
福島米は9シーズン連続で汚染された地で作られています。
以下に福島産米の詳細検査結果を示します。
セシウムが見つかり続ける福島産米
※1(9)(10)にて作成
※2日付は概ね検査日
※3 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
図―3 福島産米の詳細検査結果
図にや表―1と合わせ、事故後9年間、セシウムが見つかり続けています。
以下に新潟産米の検査結果を示します。
殆どセシウムが見つからない新潟産米
※1(9)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは検査日
図―4 新潟産米の詳細検査結果
図に示す様にほどんどセシウムは殆ど見つかっていません。過去に1件見つかっていますが、消費地の検査によるもので、福島産が偽装された可能性があります(11)。福島産米を食べることは、福島産以外のお米に比べ、セシウムを食べてしまうリスクが高くなっています。
福島産米を食べて良いか心配です。
これについて、安倍出戻り総理(12)、福島県(13)、東京電力(14)は、福島は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と主張しています。
出戻る前の安倍総理は質問主意書の回答で「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」「原子炉施設の安全を図る上で重要な設備については、法令に基づく審査、検査等を厳正に行っている」「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全の確保に万全を期している」「経済産業省としては、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」とし、今後も原子力の安全確保に万全をつくすことを回答したそうです(15)。その後に福島原発事故が起き、およそ原子力の安全確保に万全をつくしていない事が、事故報告書(16)(17)で明らかになりなした。
福島県は2011年2月25日に福島第一原発3号機は「安全」と発表しました(18)。でも、2週間後には大事故です。 当然ながら、東京電力も事故前は自社の原発は「安全」だと主張していました(19)。さらには、世界貿易機関(WTO)は、韓国が実施している福島産等の水産物の輸入制限を是認しました(20)。福島産忌避を認めたことになります。そして、(=^・^=)が調べた限りでは、全量・全袋検査でフクシマ産米の「安全」が確保できる根拠はありません(21)。
安倍等の主張を信じて良いか分かりません。そこで、(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。福島県内で福島産を許容する所と、しない所を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
心配なので(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。
全量全袋検査の結果を福島県は公表しています
福島米の流通量は約23万トンのうち半分以上の約13万トンが福島県内で流通しています(22)。そこで、福島県内で福島産米を許容するところと、しない所を比較し、差が無ければ福島産米は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
以下に福島県のひらた中央病院が発表した福島産米を許容するか否かのアンケート結果を示します。
表ー1 福島産米を許容すかのアンケート結果
※ (23)を集計
福島産米許容する郡山市、許容しない相馬・南相馬市
表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では福島産米を許容する方は23%ですが、福島県郡山市では57%が許容しています。
福島産米の全量・全袋検査は出荷前に行われています(6)(7)。検査数を集計すれば、福島産米の出荷時期が分かります。以下に2018年度産米の累積の検査件数を示します。
11月に入る前に大部分が終わる福島産米の全量全袋検査
※(24)を集計
図―5 2018年度産米の累積の全量・全袋検査数
図に示すように10月初旬に始まり11月で大部分が終わっています。福島は11月からは新米に切り替わります。そこで各地区の11月からの葬式数を集計し、比較することにしました。
以下に郡山市の各年11月から翌年10月までの葬式数を示します。
事故後に増えた福島県郡山市の葬式
※1(25)を各年11月から翌年10月までの1年間で集計
※2 震災犠牲者は(26)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―6 福島県郡山市の各年11月から翌年10月までの葬式(死者)数
福島県郡山市の葬式(死者数)は
事故前(2009年11−10年10月)2,919人
今年(2018年11月−19年10月)3,443人
で、18%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約200億分の1でした。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(27)による。
有意差検定表
以下に相馬・南相馬市の各年11月から翌年9月までの葬式数を示します。
事故後も震災犠牲者を除けばあまり増えていない福島県相馬・南相馬市の葬式
※1 (28)を各年11月から翌年9月までで集計
※2 震災犠牲者は(26)により、行方不明者を含み関連死を含まず
※3 相馬市・南相馬市の合計
図―7 福島県相馬市・南相馬市の各年11月から翌年9月の葬式(死者)数
福島県相馬市・南相馬市の葬式(死者数)は
事故前(2009年11−10年9月)1,181人
今年(2018年11−11年9月) 1,223人
で、少し増えていますが、統計的な差はありません。
福島県の人口動態の発表(28)が今のところ(2019年11月11日時点)9月末までなので9月までの集計としました。
福島産米を許容する方が多い福島県郡山市では葬式が増えていますが、多くの方が避けてる福島県相馬・南相馬してはそのような事はありません。
以下に各年11月から翌年10月までの福島県いわき市の葬式数を示します。
事故後そこそこ増えた福島県いわき市の葬式
※1(29)を各年各年11月から翌年10月までの1年間で集計
※2 震災犠牲者は(26)により、行方不明者を含み関連死を含まず
図―8 福島県いわき市の各年11月から翌年10月までの葬式(死者)数
福島県いわき市の葬式(死者数)は
事故前(2009年11−10年10月)3,918人
今年(2018年11月−19年10月)4,265人
で8%増えています。郡山と相馬・南相馬市の中間でしょうか?表―1と図―2、3、4を纏め福島産米を許容する割合と葬式の増加率をプロットしてみました。
福島産米を許容する程に増えている葬式
※(23)(25)(28)(29)で作成
図―9 福島産米を許容する割合と葬式の増加率
図に示す通り福島産米を許容する地域程に葬式が増えています。
以下に相関を示します。
ほぼ直線に並ぶ福島産米許容率と葬式増加率の相関
※(23)(25)(28)(29)で作成
図―10 福島産米を許容する割合と葬式の増加率の相関
ほぼ直線に並んでいます。
(=^・^=)は
「福島産米、食べて応援、あの世行(2018年産)」
って思ってしまいました。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではありません。
福島では輸出用の柿の出発式が11月5日に行われました(30)。福島は柿の季節です。福島の柿は食味がよいそうです(31)。福島県は福島産柿は「安全」だと主張しています(32)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産柿はありません。
他県産はあっても福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(33)を引用
図―11 福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
<蛇足>
当該スーパーチェーンの山形県と店舗のチラシに掲載された柿は山形産でした(34)。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3078.html
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(2)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(3)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(4)asahi.com(朝日新聞社):福島知事、県産米「安全宣言」 二本松産一部は買い上げ - 東日本大震災
(5)報道発表資料 |厚生労働省
(6)東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う各国・地域の輸入規制強化への対応:農林水産省中の「2.英語版(全体版)(PDF:4,500KB)」中の分割版1(PDF:1,680KB)
(7)全量全袋検査 - Wikipedia
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)報道発表資料 |厚生労働省
(10)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q26.少量の被ばくは問題ありませんか?
(12)平成30年3月10日 福島県訪問 | 平成30年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ
(13)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(14)風評被害に対する行動計画の策定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(15)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(16)東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会
(17)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(18)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(19)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(20)日本の「敗訴」確定 WTO、韓国禁輸容認の報告書採択:朝日新聞デジタル
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q4.福島産米の全量・全袋検査で「安全」が担保されますか?
(22)流通関連情報 - 福島県ホームページ中の?米穀の生産と流通に関する資料(H29) [PDFファイル/775KB]
(23)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(24)ふくしまの恵み
(25)郡山市の現住人口/郡山市公式ウェブサイト
(26)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(27)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(28)福島県の推計人口(令和元年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(29)地区別世帯数・男女別人口 | いわき市役所
(30)会津身不知柿を海外へ 美里で輸出発送式 | 福島民報
(31)みしらず柿 | JA会津よつば
(32)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ⇒くだもの編 [PDFファイル/200KB]
(33)イオン 福島店のチラシ・特売情報 | トクバイ
(34)イオン山形北店 | お買物情報やお得なチラシなど
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