http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/199.html
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東京・江東区の六価クロム漏洩について、東京大学・小豆川勝見助教がツイートしている。
-----(ツイート引用ここから)----------------------------
https://twitter.com/sunbaiman/status/1185493818541346816
今日(10/19)の都立大島小松川公園わんさか広場北口階段付近から
流出する水に含まれる六価クロムの濃度の最大値は10.4 ppm
(基準値に対して208倍)でした。
2:52 - 2019年10月19日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1185445674025811968
この水に素手で触れることは推奨しませんが、すでに六価クロムで
黄色に着色しているレベルですから、基準値の少なくとも40倍はあるはず。
23:40 - 2019年10月18日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1185442962957713408
今日(10/19)の雨でもがっつりと六価クロムは漏れていました。
(いつものように東京都にお知らせします)。
パックテストでは値が振り切れてしまっているので、
正確な濃度はこれから公定法に基づいて測定し直しますが、
たくさんの人がこの上歩くんですよね...。
23:30 - 2019年10月18日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1184779218053300225
測定値はその都度、東京都の各部局に報告し、
かつ、時には都議や学会関係者なども巻き込んで対策を依頼していますが、
残念ながら大雨/大雪のときには、漏洩が続いている状況です。
(画像は2013年1月13日の大雪時に漏れ出した六価クロムを採水した小瓶)
3:32 - 2019年10月17日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1184777307656835072
同公園からの六価クロムの漏洩は今回の台風19号に限ったことではなく、
たとえば、2016年の台風9号の時にも基準値を160倍超える地下水が
歩道上に漏洩していました。
3:24 - 2019年10月17日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1183630363521716226
先日の六価クロムですが、簡易のパックテストでは
値が振り切れてしまっていたので、公定法で測定しなおしたところ
基準値の140倍の地下水が歩道に滲出していました。
東京都には毎回報告済みですが、いつになったら改善されるのか...。
23:27 - 2019年10月13日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1182990813027958785
大雨と六価クロム漏洩の関係性はこのような論文にまとめました。
何度も何度も現場に通いつめて、
降水量50ミリ以上で漏れだすことを明らかにしました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jec/27/4/27_129/_pdf …
5:06 - 2019年10月12日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1182989839584464897
先般の六価クロムの漏洩は都立大島小松川公園です。
3年前から歩道に基準値を超える六価クロムが漏洩する度に
東京都には測定値を報告して対策を要請し続けていますが...。
5:02 - 2019年10月12日
https://twitter.com/sunbaiman/status/1182961931742638081
この大雨で都立公園から六価クロムが漏れ出しています。
河川の氾濫などとはまた違う問題。
3:11 - 2019年10月12日
------(引用ここまで)-------------------------------------------
1973年、東京都は都営地下鉄建設のため、日本化学工業(日化工)から
江東区大島9丁目の土地を買い上げたが、大量のクロム鉱滓が見つかり、
六価クロム汚染問題の発端となった。
六価クロムには強い毒性があり、皮膚炎や腫瘍の原因となる。
また強い酸化力によりDNAを損傷する発がん性物質でもある。
以前から、この地域の住民、とくに子どもに皮膚炎が異常に多かった。
恐ろしいことに、六価クロムの粉末を長期間にわたって吸い込むと鼻中隔穿孔が生じる。
鼻の左右を仕切る壁に穴が開いて、牛のように鼻輪を通すことができてしまうのだ。
日化工の従業員から鼻中隔穿孔が62名見つかり、また18名が潰瘍に侵され、
8名が肺がんで死去したことがわかり、大騒ぎになった。
当時は産業廃棄物は野放し状態で、労働者の安全意識も低く、メッキ職人は鼻に穴が開いて
一人前と言われていた。
日化工は他の場所にもクロム鉱滓を大量に投棄しており、捨て場に困った東京都と日化工は
鉱滓を積み上げ盛り土をして大島小松川公園を造園した。
鉱滓には還元剤を入れて処理をしたので大丈夫ということだが、もちろん完全には無毒化できず、
小豆川助教の報告の通り、今日も六価クロムは漏洩している。
こういった商業施設や住宅が建てられないほどひどい汚染のある土地は公園になることが多い。
子どもを遊ばせるときは注意が必要である。
少なくとも大島小松川公園では子どもを遊ばせてはならない。
放射能汚染測定では強く批判されている小豆川勝見助教だが、この件に関してはよい仕事をしている。
もっとも、上から圧力がかかればすぐに沈黙してしまうだろうが。
江東区の六価クロム汚染をここで取り上げたのは、放射性汚染土の再利用で
全く同じ問題が起きるのはまちがいないからである。
還元剤で無毒化することもできない放射性物質の漏洩が起きたら、六価クロムとは比較にならないぐらい
悲惨なことになるだろう。
深刻な環境汚染を引き起こす放射性汚染土の再利用は、絶対に、絶対にやめさせなければならない。
(関連情報)
「無害化対策後も都立公園から6価クロムが流出するメカニズムを解明」
(堀まゆみ、松尾基之、小豆川勝見 東京大学 2014/9/12)
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_260912.html
「六価クロム汚染と産業廃棄物処理の実態」 (NHKアーカイブス 1975年)
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009030597_00000
「日本化学工業六価クロム事件」 (龍谷大学・経済学部 環境経済学 李態妍研究室 )
http://www.econ.ryukoku.ac.jp/~tlee/seminar-6.files/G3-chemical-Hexavalent%20chromium-v2.pdf
「六価クロム汚染事件 昭和50年(1975年)」 (クールスーサン)
https://www.cool-susan.com/2015/10/29/%E5%85%AD%E4%BE%A1%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A0%E6%B1%9A%E6%9F%93%E4%BA%8B%E4%BB%B6/
「東京都江東区の公害現場で六価クロム問題が再燃」 (八ッ場あしたの会 2016/2/2)
https://yamba-net.org/13896/
「街の公園に猛毒六価クロムが環境基準の30万倍以上も!」 (日刊SPA! 2010/7/1)
https://nikkan-spa.jp/2109
「六価クロム」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E4%BE%A1%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A0
「大島小松川公園」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B7%9D%E5%85%AC%E5%9C%92
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