http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/103.html
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「韓国が反発する“汚染水”問題 カンニング竹山『海に流すのが世界の原発の普通』」
(AERA.dot 2019/9/18)
https://dot.asahi.com/dot/2019091700045.html
韓国政府は16日からウィーンで始まった国際原子力機関(IAEA)総会で、東京電力福島第一原発の汚染水の処理方法について「今も解決されていないままで、世界中に恐怖や不安を増大させている」と問題提起。日本側が反論し、日韓が応酬するテーマの一つになろうとしている。東日本大震災後、福島県や事故が起きた東京電力福島第一原発を定期的に訪れているお笑い芸人のカンニング竹山さんは「今こそみんなが原発について知識を持って、ちゃんと考えるべき」と訴える。
小泉進次郎さんが初入閣して、環境相と原子力防災担当相になったことで注目されていますが、韓国の動きもあり、このタイミングで原発のことをみんなでちゃんと考えていかないといけないと思うんですよね。まず一番、切羽詰まっているのが汚染水の問題。
東京電力の福島第一原発から出る“汚染水”について、ちょっと前に、前任の原田(義昭)大臣が「思い切って(海に)放出して、希釈するほかにあまり選択肢がない」と言ったんですよね。汚染水のことは経済産業省の管轄だし、大臣という立場で個人的な意見を言ったこともあって、反対が出たんだけど、原発のことを知っている人の本音はあれだと思うんです。
一般的に汚染水と言われているのは、正しく言うと、汚染水と処理水の2種類があります。誤解してる人が多いからすごく簡単に説明すると、東日本大震災で原発がメルトダウンしましたよね。つまり容器が溶けちゃって、泥のようになった核燃料が原子炉内のいろんな隙間に入り込んでいます。本当はチェルノブイリ原発みたいに固めるという作戦もあったのですが、技術の進化もあり、ロボットを使ってちょっとずつ取り除いていくという方向になりました。
そして、メルトダウンした格納庫からは熱が出ます。それを常に水で冷やさなきゃいけなくて、そこから放射性物質だらけの水ができます。これが汚染水。ものずごく危険です。それをALPS(アルプス)という設備で処理すると、ほぼトリチウムだけの水になり、タンクに貯められます。これが処理水です。東電は原発の周りの土地に中間貯蔵施設を作っていて、僕が今年1月に見に行ったときにも、新しく建設中でした。でも敷地にも限界があるわけで、2年半から3年でいっぱいになると言われています。
福島は第一原発だけじゃなく、被害の出ていない第二原発も廃炉にする方向で進んでいるんだけど、それにも水が必要で、時間も30〜40年ぐらいかかるわけです。永遠に貯蔵できるわけじゃないから、どこかでその水を捨てなきゃいけない。その処理水を海に流すかどうか、という問題になっています。
トリチウムは自然界にあるものだし、水溶性だから海に流しちゃうと溶けちゃうんですが、もし海に流すことになったら、その前にタンクの水は安全のためにもう一度処理されます。それでもトリチウムは残っているけど、現実を言うと、全世界の原発はこのトリチウムが入った液体を海に垂れ流しているんです。日本だけじゃなく、世界各地で。それが原発の仕組み。福島第一原発から海に流したところで、基本的には問題は無いん'す。
ちなみに、トリチウムを海に流したときに海洋被害が出るという報告は出ていません。フェイクニュースみたいに揚げ足を取るような人もいないぐらい、ちゃんと知っている人の中では無害だとされていることなんですよね。
それなのに、どうし原田前大臣の「海に流す」発言のようなことがあると、反対が出るのか。それは風評被害という別の問題があるからです。一度汚染された水を流すことで、また「福島の海は放射能が流れている」とか変なこと言う人が出てきて、海産物を買わなくなっちゃうじゃないですか。だから漁業で生活している人は「とんでもない」ってことになるわけです。それを無くすためにもみんなが知識を持たなきゃいけないし、もし海に流すにしても、誰しもが説明できるぐらいの状態になってからじゃなと、どっちにしろ風評被害が出てしまう。だから今こそ原発のことをもう一回、学ぶべきじゃないかと思うんです。
国民全体で正しい知識を得て、いま福島の問題とされていることを日本の問題として、どうしていこうかと考えないといけないと思うんですね。いまだに「放射能がどうたら」と漠然とした話で逃げていてはいけないんですよ。
原発に賛成・反対と言っても、どっちみち水は溜まるんです! 僕は基本的には原発反対なんですが、全国の原発を廃炉にするにしても、問題は一つ一つ解決していかないといけないし、それなら日本を何のエネルギーで回していくのか、風評被害にどう立ち向かうのか、正しい知識を身につけて考えないと前に進めないと思うんですよね。原発に賛成・反対だけではもうダメだというのが現状なん'す。
-------(引用ここまで)---------------------------------
カンニング竹山に原子力・放射能の知識があるわけもなく、原子力ムラのゴーストライターが書いた
記事だろうが、デタラメだらけである。
処理するとほぼトリチウムだけの水になるというのは大嘘。安全デマである。
浄化後も基準の2万倍もの放射性物質が残るのことは東電も認めているし、
朝日新聞も1年前に報じている。
全世界の原発がトリチウムを垂れ流しにしているから大丈夫というのも、トンデモな安全デマである。
世界の核施設周辺では白血病やダウン症などの先天性異常が多発しており、
トリチウムはその原因になっている可能性が極めて高い。
トリチウムが人体に無害だという証拠はどこにもない。
トリチウムの排出量はできるだけ少なくすべきである。
セラフィールド再処理工場の廃液垂れ流しの例でもわかる通り、一度海が放射能汚染されてしまうと、
何十年経っても魚介類の汚染はなかなか下がらず、残る。
風評被害ではなく、明らかな実被害である。
安易に垂れ流しをしたら、二度と取り返しのつかないことになる。
50年以上の耐用年数のあるきちんとした大型タンクを建設して、汚染水を保管すればいいだけの話だ。
金がかかるので政府・東電はそれをやりたくない。
それでデタラメを並べて、御用芸人まで動員して世論を操作し、何とか海に垂れ流そうとしているのだ。
浄化後も汚染が残ると報じておきながら、こんなデタラメを記事にする朝日新聞・AERAも非常識である。
海への放出に反対する専門家のまともな意見もきちんと公平に掲載すること。
(関連情報)
「汚染水、浄化後も基準2万倍の放射性物質 福島第一原発」 (阿修羅・赤かぶ 2018/9/28)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/362.html
「原発処理水「大阪湾で受け入れ」大阪・松井市長 (産経)」 (拙稿 2019/9/18)
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/898.html
「魚介類の汚染はごくゆっくりとしか減少しない -- セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態」
(拙稿 2016/8/4)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/253.html
「西尾正道氏講演会 染色体を破壊するトリチウムの排出基準はEUは100Bq/L
日本は6万Bq/L 科学的根拠なし」 (拙稿 2018/9/13)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/312.html
「(死せる水トリチウム)三重水素の恐怖の正体とは?矢ヶ崎克馬教授」
(阿修羅・お天道様はお見通し 2017/3/9)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/636.html
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