http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/682.html
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「<原発・福島のいま>再開の海水浴場波高し 海開き、今夏7ヵ所に 観光客、震災前の2割以下」
(河北新報 2019/6/25)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_63001.html
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で一時は全て休止を強いられた福島県内の海水浴場は今夏3カ所が9年ぶりに復活し、計7カ所=図=で開設されることになった。震災から9年目でようやく再開が本格化するが、先に開設した海水浴場は苦戦を強いられている。
7カ所の過去の入り込み数は=表=の通り。今夏は南相馬市の北泉、いわき市の久之浜・波立(はったち)、新地町の釣師浜の各海水浴場が再開する。震災前にあった18カ所のうち半数超は、復旧中などを理由に再開のめどが立っていない。
<原発事故影響も>
先行して再開にこぎ着けた相馬、いわき両市の4カ所は昨夏の入り込み数が計約11万3000人。震災前の2010年と比べ2割以下に落ち込んだ。
相馬市商工観光課は「震災後に無で通れる(東北中央自動車道の)相馬福島道路ができ、山形方面に期待して周知を図ったが実際は3分の1に減った」と漏らす。
レジャーの多様化などを背景に海離れが全国で進む中、県内の減少幅はそれを上回る。いわき市観光事業課は「明確な分析はできていないが、原発事故の影響はあるだろう」と話した。
県や各自治体による調査では、水質や空間放射線量は震災前と同様の数値が確認されている。ある自治体の担当者は「ことさら『安全』と強調すればかえって不安をあおりかねず、地道に数字を積み上げるしかない」とも打ち明けた。
<魅力発信へ工夫>
サーフィンの名所として知られる北泉海水浴場は今夏、第1原発30キロ圏内で初めて再開する。南相馬市は今夏の目標を震災前の3割に当たる2万5000人に設定し。
市は「客数が減るのは目に見えている。海を知らない子ども向けのPRや通年のイベント実施など工夫をし、もう一度人が集まる場所にしていきたい」(観光交流課)と述べ、魅力発信に一層力を注ぐ考えだ。
日本大の畔柳昭雄特任教授(親水工学)は「島国の日本で海離れが進めば、自然災害や環境破壊への関心も薄くなる」と懸念を示した上で「熱心な工夫によって客数増を実現させた地域もある。『泳ぐ』以外の視点で海を活用することで人を呼び込んだり、遊泳期間を拡大したりすることも有効だろう」と語る。
------(引用ここまで)----------------------------------------
福島県の海岸の海砂からはいまだに数十から数百Bq/kgの放射性セシウムが
検出されています[1]。
福島第一から100キロ近く離れた海岸の深いところでも汚染が見つかっています[2]。
英仏の再処理工場周辺で海に流された放射性微粒子が海岸に戻ってくることも
判明しています[3]。
海開きなど言語道断です。本来なら厳重に遊泳禁止にすべき汚染状況です。
客が来ないのは当たり前のことです。
いくら安全デマを流布したところで、国民はだまされません。
(関連情報)
[1] 「砂浜放射能測定結果」 (NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね)
http://www.iwakisokuteishitu.com/sandy_beach.html
[2] 「科学者たちが福島原発事故の新たな放射能汚染源を見つける (PHYS.ORG)」
(拙稿 2017/10/6)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/776.html
[3] 「仏ラ・アーグ再処理工場周辺で小児白血病多発 汚染は岸辺に戻ってくる
沿岸住民は十分に注意を」 (拙稿 2019/6/14)
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/631.html
[4] 「釣り人の健康被害が深刻 釣りの好きな人は十分御注意を」 (拙稿 2017/1/15)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/302.html
[5] 「サーファーも亡くなる人が増えている 放射能汚染のひどい東日本太平洋側での入水は
まさに入水自殺だ」 (拙稿 2017/3/21)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/690.html
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