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「ルート極秘、米国の荒野を走る「核廃棄物」列車 重武装の要員が同乗、略奪防止用の監視車も」
(東洋経済 2019/6/21)
https://toyokeizai.net/articles/-/287338
2011年3月11日、東日本大震災の津波によって福島の原子力発電所が壊滅した。日本において福島原発の廃炉に向けて懸命な努力がなされている最中、9月12日フランス・マルクールでは核廃棄物処理施設の爆発事故、11月8日正午ごろにはアメリカ・アイダホ州で被曝事故、と相次いで核関連施設内で重大事故が起きた。
このアイダホの事故は、10数人が猛毒のプルトニウムに被曝した。事故の原因はアメリカ・エネルギー省管轄のアイダホ国立研究所の実験用原子炉の廃炉処分中で誤って格納容器のふたを開けたことによる。原子炉は27年前の1992年に停止、その後廃炉処理が継続して行われていた。
■ 事故の1カ月前に撮影
アイダホ国立研究所はアイダホ州アトミックシティーの近郊にある。また、ここから40マイルほど(約65q)離れたアルコ町は世界で初めて原子力発電による民生用電力で電灯を灯したことでも有名である。すなわちこの付近は、原子力発電に携わっている地帯となっている。
さて、この実験用原子炉は停止後、解体が進んでいる。ここで使用されたプルトニウムの処分は、この研究所外で行われている。だが、処分場所は明らかにされていない。
核廃棄物の多くはネバダ州で処分されていると言われているが、定かでない。処分する物質は民間人に被害を与えないように、また、核搭載兵器への転用が図られないように厳重に管理されている。このアイダホ国立研究所は内陸部に建設されているため、研究所外に運び出される核廃棄物は陸上輸送に頼ることになる。その陸上輸送を担当しているのがユニオンパシフィック鉄道である。
写真は核廃棄物を処理施設まで輸送する特別列車である。筆者の知人であるT・ウェイト氏が、事故が起きるおよそ1カ月前となる2011年10月1日に撮影した。
4400馬力のディーゼル電気機関車・形式C44ACの牽引する6両編成の列車はアトミックシティーを出発して、ブラックフットでかつてはイエローストーン国立公園まで旅客列車を走らせていた支線に入り、ポカテッロでポートランドとソルトレークシティーを結ぶ本線に入り、ソーダスプリングス、モンペリエからグランジャーを経由してユニオンパシフィック鉄道の大幹線に入線すると推定できる。
最終目的地は、途中に関連施設があるので行き先は不明である。この種の特別列車の運行スケジュールは保安上の問題から公開されていない。
6両の列車は牽引用ディーゼル機関車、前後2両の緩衝用フラットカー、核廃棄物格納容器を積載した2両の特別貨車と監視用のカブース(日本流に言えば車掌車)で編成されている。牽引のディーゼル機関車後部とカブースの前のフラットカーは、追突等の事故による格納容器および格納容器積載車両のダメージを最小限にするために組み込まれたクッション用の車両である。
■ 最低でも3編成が存在?
格納容器はステンレス鋼で造られ、内部に放射線の遮蔽板が巻かれている。また、再臨界防止のため、冷却用送風機が設置されている。
最後尾のカブースはテロ等による核物質略奪防御用の監視車で、内部には重武装した要員が同乗し、常時外部監視を行っている。外部からその内部をうかがい知ることができない窓には、偏光・防弾ガラスが使用されている。
最近、アメリカでは長大編成の貨物列車であっても後部にカブースが連結されていない。短区間の運転、保線列車等にカブースが使用されることはあるが、これらのカブースに比べこの編成のカブースは、外部からの攻撃に対する防御上、極端に窓の数を少なくした特別車両である。
アメリカでは、鉄道車両製造にあっては、製造順に0から車番が与えられる。今回のカブースの番号が902とあるので、900、901に続く3番目の編成ということになる。つまり、核廃棄物を処理施設まで運ぶ特別列車は複数存在するものと推察できる。
-------(引用ここまで)-------------------------------------------
元記事には数枚の写真があるので、ぜひご覧下さい。
核廃棄物(核燃料)輸送計画は極秘であり、その列車が撮影されるのは珍しいことです。
原発を稼動することは、極めて危険な核燃料が当たり前のように、われわれの住んでいる
町や村を通過することでもあるのです。
線路に立ち往生した車と衝突することもあれば、橋が崩落して谷底に転落する可能性も
あるでしょう。
日本では核施設は海沿いにあり海上輸送が主ですが、未使用の核燃料は陸送されています。
未使用と言ってもかなりのレベルの放射線が出ています。
「核燃料輸送車からの放射線量がすごい 並走で軽く毎時1マイクロシーベルト超過」
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/215.html
うちは原発から遠く離れているから大丈夫と思ってはいけません。
核燃料輸送車があなたの家の前で事故を起こしたらどうしますか?
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