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若い女性が逃げて行く、2018年度の福島
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2874.html
2019/04/25(木) 19:55:05 めげ猫「タマ」の日記
3月中の福島県の人口動態が発表なった(1)ので、2018年度(2018年4月〜19年3月)の福島県の20代前半の社会増減を集計したら
男性 △1,244人減
女性 △2,076人減
で、男性の1.7倍の20代前半女性が福島から逃げたしています。
福島は事故によって汚染されました。
事故から8年1ヶ月以上が過ぎて特異的に汚染されている福島
※(2)のデータを(3)に示す手法で4月1日に換算
図―1 事故から8年1ヵ月以上経て汚染されている福島
図に示すように国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(4)を超えた地域が概ね福島で広がっています。事故から8年以上が経た福島は汚染されたままです。だいたい避難地域が設定されているのは福島のみです(5)。
既に除染は終っており(6)、今後は自然に放射線量が下がるのを待つしかありません。福島で放射線源はセシウム137です(3)。セシウム137は半分になるのに30年かかります。4分の1になるには60年です(7)。一桁下がるには100年がかかります(0.5(100÷30)/=0.1)。若い方も含め、福島で暮らすことは一生涯に渡り放射能と暮らすことを意味します。
以下に2018年度(2018年4−19年3月)の福島県の社会的増減(転入者―転出者)を示します。
20代前半女性に顕著な福島の社会減
※(1)を集計
図―2 2018年度の福島県の社会的増減
図に示す様に20代前半女性で顕著です。2018年度の福島県の20代前半の社会増減を福島県の発表(1)から集計すると
男性 △1,244人減
女性 △2,076人減
で、男性の1.7倍の女性から逃げたしています。20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方には福島に残るか、福島を出るか選択を迫られる時でもあります。そして多くの若い女性が福島県外からのスタートを決断したようです。
今から5年前の2014年4月に福島には48,632人の10代後半女性がいました。5年が経ち彼女達は20代前半になっています。今年(2019年)4月の福島の20代前半女性は32,040人で、残ったのは66%です。2014年3月当時で10代後半だった福島の女性のうち、約3分の1以上がこの5年間で福島から逃げ出しています。以下に福島の10代後半の方が5年後に残っている割合を示します。
事故後に減った10代後半女性が5年後に福島に残っている割合
※1(1)を集計
※2 日付けは10代後半時点
図―3 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合
事故前から若い方の福島脱出はありました。事故前の2001年から2006年3月までの平均を取ると男性75%、女性74%で、男女に大きな差はありませんでした。事故後の平均を取ると、10代後半の方が5年後に福島に残っている割合は男性75%、女性66%で、男性はそれ程に変わりませんが、女性は大きく落ち込みました。事故後に福島の若い女性の逃げ出しています。
以下に年度毎の20代前半の社会的増減を示します
事故後、男性より多い社会減が続く福島
※(1)を各年度で集計
図−4 20代前半の社会的増減
事故後にどんどん減っています。
福島の合計特殊出生率は1.59です(8)。若い女性が福島を去ることをは、彼女達が将来産むであろう1.59人の子どもも一緒に去って行くことを意味します。
以下に年度毎の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後、減り続ける福島の赤ちゃん誕生数
※(1)を各年度で集計
図―5 福島の赤ちゃん誕生数
年々減り続けています。数値を記載すると
2010年度 16,008人(男の子8,283人、女の子7,725人)
2018年度 12,455人(男の子6,276人、女の子6,128人)
で、2010年度に比べ23%減っています。
福島から若い女性が逃げて行き、子供が生まれなくなります。福島の未来は女性がいない「男社会」です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
※(9)をキャプチャ−
図―6 福島の綺麗な女性
何処へ行っても歓迎されます。敢て汚染されている福島で暮らす必要は無いと思います。福島に暮らす皆様は放射能を心配しています。
避難指示の為に中断していた福島県川俣町山木屋の養豚が再開しています(10)。ここの豚肉も立派な福島産豚肉です。ここの豚肉は美味しいそうです(11)。福島県は福島産豚肉は「安全」だと主張しています(12)。でも、福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産豚肉はありません。
他県産はあっても福島産豚肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ
※(13)を引用
図―7 福島産豚肉が無い福島県のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県川俣町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2874.html
(1)福島県の推計人口(平成31年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日〜11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(3)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)除染情報サイト:環境省
(7)半減期 - Wikipedia
(8)一目でわかる福島県の指標2018 - 福島県ホームページ中の18 合計特殊出生率 [PDFファイル/270KB]
(9)ローカルTime FNN被災地発...
(10)グローバルピッグファーム株式会社 ≫ Blog Archive ≫ 直営農場本場の再開および柳津農場工事開始のお知らせ
(11)和豚もちぶた|製品・サービス|グローバルピッグファーム株式会社
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(13)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
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