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デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―エネルギー政策含め社会全体で議論、実は反原発の世論が高まる―
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/313.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 4 月 04 日 20:07:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―エネルギー政策含め社会全体で議論、実は反原発の世論が高まる―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2853.html
2019/04/04(木) 19:46:40 めげ猫「タマ」の日記


 昨年10月に改定された「放射線副読本」は、

「エネルギー政策含め社会全体で議論」

と(1)あたかも東日本大震災後の電力不足をきっかけにエネルギー政策に対する議論が活性化したように記載しています。実は反原発の世論が高まっただけでした。

 福島事故前に原子力発電について関心をもつ人は、それ程には多くなかったと思います。1975年に政府が実施した世論調査では

Q1 現在日本では電力全体のうち約70%が輸入した石油による火力発電によっていますが,今後,どのような発電が開発の中心になると思いますか。この中ではどうでしょうか。

火力発電 ⇒ 7.9%
 水力発電 ⇒ 4.9%
 原子力発電⇒48.4%
 太陽熱発電⇒ 8.4%
 地熱発電 ⇒ 1.1%
 その他  ⇒ 0.1%
 わからない⇒29.1%

Q2 現在,日本では,電力全体のうち約5%が原子力によって発電されていますが,原子力発電の開発について,どのように思いますか。この中ではどうでしょうか。

もっと積極的に開発する方がよいと思う。⇒38.5%
 これ以上開発しない方がよいと思う。⇒18.3%
 原子力発電はやめる方がよいと思う。⇒ 9.3%
 わからない⇒33.9%

と(2)、かなり誘導的な設問ですが、多くの方が原子力発電に関し、肯定的ないしは特段の関心はなったようです。原子力をそれ程には危険な物とは思っていなかったと思います。電力会社も「安全」の喧伝に努めてきました。

東京電力は事故前には原子力発電所の放射能は五重の壁に守られており、外に出ることはないと主張していました。


 ※(3)を引用
 図―1 五重の壁で安全を主張する東京電力の2010年7月14日付資料

 すなわち、原発で発生する放射能は内側からペレット、被覆管、原子炉圧力容器、原子炉格納容器、原子炉建屋の5つの壁で覆われており、そとに漏れることはないとの主張です(4)。ところが大爆発です。

爆発する福島第一原発3号機

 ※(5)を引用
 図―2 大爆発する福島第一3号機

 5重の壁は一気に壊れ福島を中心に放射能が「うつり」ました。原子力関係者は「嘘」を言っていました。当然ながら、原子力に対する不信感は増すと思います。原子力文化財団が2018年に実施した世論調査では
 Q今後日本は、原子力発電をどのように利用していけばよいと思いますか。
あなたの考えに近いものをお選びください。(○は1つだけ)に

 原子力発電を増やしていくべきだ⇒ 2.4%
 東日本大震災以前の原子力発電の状況を維持していくべきだ⇒7.2%
 原子力発電をしばらく利用するが、徐々に廃止していくべきだ⇒48.4
 原子力発電は即時、廃止すべきだ⇒12.1%
 その他⇒1.2%
 わからない⇒23.7%

で、原子力発電に否定的な意見が多くなっています(6)。この世論調査で
「今後日本は、どのようなエネルギーを利用・活用していけばよいと思いますか。以下にあげているエネルギーの中から、お選びください。(○はいくつでも)」
 との設問で「原子力」と答えた割合の推移を示します。

2011年以降は選択されなくなった原子力

 ※(6)を集計
 図―3 「今後日本は、どのようなエネルギーを利用・活用していけばよいと思いますか。以下にあげているエネルギーの中から、お選びください。(○はいくつでも)」との設問で「原子力」と答えた割合

 図に示す様に2011年以降に急に低下し、回復の兆しがありません。福島原発事故後に、反原発の世論が高まりました。

 。ところが 昨年10月に改定された「放射線副読本」は16ページで、
「原子力発電所の事故の後、全国の原子力発電所で運転が停止されたことにともなって、企業や家庭において電力の使用が制限されるなど、大きな影響が生じる」
と記載したとで
「エネルギー政策をめぐる様々な課題に関して、社会全体で議論が行われることになりました。」
と記載し、エネルギー政策に関して原発の再稼働も含め社会全体で議論がおこなわれるようになったかのように、記載しています。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 確かに原発の再稼働の必要との主張はあります。だだし、原子力産業に関係する方や(7)、原発を所有する電力会社(8)が主です。事故前には原発は安全だといっていた方です。多くの方は耳を傾けることはないと思います。そして福島(産)は「安全」だとし、避ける行為を「風評被害」と主張しています(9)(10)。このような方が、「風評被害」を主張して、理解が得られるか疑問です。すくなくとも、福島の皆様の理解は得られてないようです。

 避難指示が出た為に中断していた福島県川俣町山木屋の養豚が復活しました(11)(12)。ここの豚肉はおいしいとの事です(13)。福島県は福島産豚肉は「安全」だと主張しています(14)。でも、福島県川俣町のスーパーのチラシには福島産豚肉はありません。

他県産はあっても福島産豚肉が無い福島県川俣町のスーパーのチラシ

 ※(15)を引用
 図―4 福島産豚肉が無い福島県のスーパーのチラシ


 (=^・^=)も福島県川俣町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2853.html
(1)放射線副読本(平成30年10月改訂):文部科学省
(2)「原子力発電に関する世論調査」
(3)エネルギー館リニューアルオープン - 東京電力
(4)新潟県中越沖地震発生時の柏崎刈羽原子力発電所の運転 ... - 東京電力
(5)3号機核爆発 - YouTube
(6)2018年度世論調査|一般財団法人 日本原子力文化財団
(7)「原子力を人類のために」経団連会長、原発再稼働を訴え:朝日新聞デジタル
(8)新潟県の皆さまへ(新潟本社)|東京電力ホールディングス株式会社
(9)原発風評被害の福島温泉街、産官学で再生 廃業旅館を活用  :日本経済新聞
(10)風評被害に対する行動計画の策定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(11)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(12)グローバルピッグファーム株式会社 » Blog Archive » 直営農場本場の再開および柳津農場工事開始のお知らせ
(13)和豚もちぶた|製品・サービス|グローバルピッグファーム株式会社
(14)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(15)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい


 

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コメント
1. 佐助[6712] jbKPlQ 2019年4月04日 22:18:35 : z5Sx38n0Sg : VHN1VmMvUE9LZS4=[169] 報告
原発は減圧するために致死量の放射能蒸気を大気と海洋にばら撒いている。日本は放射能汚染列島化している。酸素とのバランスが崩れる。
しかもイオン化により劣化し共振振動応力により発熱し亀裂が入る,冷却水回路から常時,致死量の放射能蒸気が漏れることになる。

●格納容器の圧力を下げるために排気塔(ベント)から,致死量相当の放射能水蒸気を大気開放している。しかもフィルターも減圧弁もなし。安倍によってDC電源も外されている。

●フイルター付き減圧弁(リリーフ弁)がないので,閉じるとベントライン上の放射能水蒸気の圧力が上昇して爆発する。減圧弁は冷却水パイプと同じで常に新品に交換しなければならないが,作業者は放射能を浴びる。

●爆発すると排気塔につながるベントライン上の弁が開かなくなる。原子炉圧力容器のSR弁も開かなくなる。ディ-ゼル発電機でも津波や水没すると使えなくなる。

●核燃料は水に使っていても,高熱で溶け落ちるとメルトダウンが発生する。そのまま時間経過すると圧力容器の壁を溶かして穴を開けてメルトスルーが発生する。

●格納容器が破られれば、プルトニウム、ウラニウム、アメリシウム,トリウム,ストロンチウム,ヨード,セシウムなどがばらまかれる。水道水の浄水場やプールや河川には蓋がないから、雨が降ると重さがゼロなので、タバコの煙のように登って行く放射能は、水滴にとりこまれて、地上に落下し数値をあげる。永遠に繰り返される。

●放射能は解毒されん,塩素でも解体されん。多ければ被爆する。食品の場合は、放射能を植物は根から、動物は口からとりこむと、人間が食べると体内にとりこまれる。大量なら甲状腺などに蓄積される。セシウムは骨に蓄積される。ストロンチウム90,セシウム137なら,白血病・ガンに侵される。心房細動・不整脈・心筋梗塞を発生させる。

●原子炉や容器や配管などが応力により,地震の加速度や津波の海水によって損傷部が開く。特に冷却水パイプラインにクラックが入り地震の加速度や津波でクラック部が大きく開く。

それは,冷却水には真水ではなくてマグネシウム(Mg)が使われている。海水にはマグネシウムが含まれている。マグネシウムはリチウムと共にイオン化すると強い共鳴振動数によって容器やパイプを酸化または還元して、穴をあけたり、亀裂を発生させたり、腐食させ穿孔・発熱・発火させる。

この原因の75%は原子が分子化される時に発生させる現象である。そのためにイオン化されたマグネシウムやリチウムを共鳴共振する材料を使うべきでないが,日米地位協定や治外法権で設計変更できない。しかもそんな材料は地球上には存在しない。

原発の冷却にマグネシウムを使っとるからなんじゃよ。マグネシウムはリチウムなどと共に、イオン化しやすく、イオン化すると強い共鳴振動を増幅させる。そのために、パイプや容器に穴を開けたり、亀裂を発生させたり、腐食させたり、発火させたりさせたため、原発での放射能もれの事故を発生させてきた。そのために自動停止しても炉心が,溶解する大事故になる。

●原発基地には爆発事故が発生したらドームや石棺などの厳重な封鎖をする装置がない。安全性・整備性の配慮が全くない。メルトダウンした燃料棒は、絶対破壊されない容器の底に穴を開け地下の土台を数千度の高熱で破壊し、排水管や配線管は穴だらけだと想定していない。

●放射能が漏れつづけている証拠。冷やせば放射能漏れも高温発熱も低下するという想定は、原子物理学の幻覚なのだ。冷水で冷やせば、絶対破壊されることのない容器の中で、使用ズミ核燃料棒の自己溶解(メルトダウン)は絶対発生しない、と断言していた原子物理学者の嘘に騙されている。

●使用ズミの核燃料処理も考えずに,廃炉の標準化もない,メチャクチャ

●ウラニウムに固執する原発設計には安全性はない,核拡散防止条約に反対する理由もわからない,ナゼもっと低い発熱量を放射する原子を燃料棒に採用しないのか?サッパリわからん。

●地震と津波の天災のセイにしているため真の原因が見えない。直接浴びれば致死量の放射能を、巨大な大気と海にタレ流しているのに容認されている。マズ、水をかけ炉心温度と放射能度を下げて廃炉にする「冷温停止」の希望的計画が優先されているからだ。それも、時間が経過したら避難区域の住民を自宅に帰れる希望観測に、政府とマスコミの考えは悪夢である。

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