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陰謀論者にも新年はやってくる。
アメリカのアレックス・ジョーンズはとうとう「あれも陰謀、これも陰謀、全部ヤラセ」という言論活動がたたり、とんでもない額の賠償金を払うハメになった。
サンディ・フック小学校で起こった乱射事件を「政府に仕込まれた銃規制のための芝居」だと言い続けていた彼は、被害者の家族から訴えられて敗訴したのだった。
その結果は驚くべきでもないが、そこまで自説を曲げないジョーンズのホンモノぶりに陰謀論という商売のエグみを感じる。一度言ったことはどれだけ間違っていても訂正はしない。
これが珍説で人々を惑わす情報売人というものか。
妥協しらずの人間がここにもいる。日本から密出国して、本国に生還を果たしたカルロス・ゴーンである。
情報はまだ限られているが、どうやら、自宅から音楽機材か楽器の段ボールに入って脱出、そのまま関西国際空港まで顔を歪めながら積荷として運ばれ、プライベートジェットの貨物にまぎれてボーディングに成功、そこからトルコなどに経由しながらフランスのパスポートを調達、ベイルートに到着したらしい。(ここまでの話にゴーンのしゃくれ顔以外に大きくおかしな点が2つあるが、私はあえて、謎解きはやめて追加情報を待つことにする)
懲役二桁年数が予期される大罪を犯した経済犯が何事もなかったかのように国外脱出とあっては、先進国日本の面目もない。日本政府は、レバノン政府にかけあい、引き渡しのアレンジをするつもりだろうか。
私は彼が帰ってくることがないことを確信する。
ゴーンを送り返す代わりに、レバノンに何の見返りがあるのか。日本とはたいして通商のつながりがなく、文化・宗教的な相互関係も築かれていない。しゃくれ顔のビジネスマンを手放すかわりにレバニラ炒めを作るシェフを横浜から輸入したいのはやまやまだろうが、いかんせんあいつらは豚肉を食べない。
レバノンは、日本赤軍のホスト国家である。多くの和製テロリストはレバノンにかくまわれることで雨露をしのいできた。1972年にテルアビブで起こった無差別銃撃事件の実行犯も、イスラエルの刑務所から、人質交換の合意によりアラブ世界へ送還され、レバノンで自由の身になっている。
日本人にとって都合のいい特別配慮でもって極悪犯罪人たちの面倒みてきたレバノンが、今度はまたその日本に対して便宜を計り自国の著名人をつっかえす、ということを期待するのは、無理だということである。
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