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アメリカの超有名セレブが創業した下着の製造販売メーカー、KIMONO。
15年の構想を経て、理想の体型を目標にした矯正下着の商品化を実現したキム・カーダシアンは自身の名前であるKIMを語呂にしたKIMONOというブランド名を考案、そして商品登録を行った。
これに抗議の声があがっているのはニュースで報道される通りである。
確かに日本文化の象徴である着物という重要な語彙を、こんなふざけた銭儲けのために、品格のない底辺の芸能人が自分のものにしてしまうことは侮辱である。
着物の街、京都市はすぐに抗議の文書をキム・カーダシアン宛に送りつけ、民間の署名運動もおこった。しかし、当の本人であるキムは「変更はない」との声明で応えた。
なんにも知らない奴らだな・・・・・・・
キム・カーダシアンは誰の娘だと思っているんだろう。親父のロバートは、あの殺人犯のOJシンプソンを無罪にした悪徳弁護士チームの団長だ。嘘をつき、正義を捻じ曲げ、ナイフで人を二人も刺し殺した凶悪な黒人の犯罪者の人権を守った男の娘がどういう成長をとげたのか。一番有名な娘のキムは、黒人音楽関係者と何人も浮名を流したあと、ラッパーと結婚した。この親にしてこのガキである。
そういう柄の女が、アジアの伝統や民族の誇りなどを気にかけてビジネスの計画を変更するわけがないのである。はじめからわかっていることである。
キムの素性をしらないとしても、あの低俗きわまるハーレムの制服のような肌着のセンスをみれば、まともな話の通じる相手でないことくらいはわかるものだろう。
このままだと、日本文化の大きなカテゴリーが、このハレンチな駄モノ販売の営業看板名にされてしまう。ほっといてもいつかは会社自体がなくなってしまうことは間違いないが、それにしてもこれを許すのは威厳の損失である。
そこで、手っ取り早く解決するための方法。
ここで使用するのが日本民族固有の宗教である神道である。神道の祭儀に用いられる着物は、宗教的な価値を持つ神聖不可侵なアウトウェアーなので、セクシー下着にされるのは宗教への冒涜であり民族的プライドの侵害だと抗議を起こすのだ。
これを効果的にメディアにのせるとキム・カーダシアン側は引っ込まざる得ないのである。
キム・カーダシアンの切り札は、自分は黒人社会の代弁をしている、マイノリティーの立場にたってビジネスをしているのだから、敵対者は悪者だとするような「弱者の抵抗権の行使」である。これに対して行政が上からものいっても仕方ないので、ここは同じ目線で文化的マイノリティーである神道の、抑圧にあいながら信仰を持ち続ける信者に批判をさせるのだ。
さて、問題は、その神道信者がどこにいるのか?ということである。一般企業にも自治体にも武道場にも任侠事務所にも神棚はよくみられるが、それが実際に神道にのっとった宗教的な信仰のあらわれだということはあまり期待しがたい。彼らが神道を代表して運動をおこしてくれるとは思えない。
そこで最後の手段として、私はシントー信者を集めようと思う。シントー。そう、ベトナムのフルーツ牛乳である。あれにはまっている人がシントー信者としてキム・カーダシアンによるキモノ独占に抗議のデモを起こせば成功間違いなしである。
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