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2023年5月17日 19時57分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/250578?rct=world
【北京=石井宏樹】台湾の最大野党国民党は17日、来年1月の総統選の党公認候補として、侯友宜こうゆうぎ・新北市長(65)を指名した。第3政党の台湾民衆党も同日、柯文哲かぶんてつ・前台北市長(63)の擁立を決めた。与党民進党は頼清徳らいせいとく副総統(63)の公認を決めており、主要政党の候補が出そろった。
侯氏は指名を受け、「現在の国際情勢は厳しく、台湾内の対立も深刻で、若者が未来を描けていない」と語り、「再び政権交代し、台湾を救おう」と訴えた。
◆高い支持率 「台湾独立は支持しない」
侯氏は史上最年少で台湾の警察トップ警政署長となり、2010年に台北市の衛星都市である新北市の副市長に転じた。18年の市長選で初当選。昨年の選挙では民進党候補に圧勝し、総統選の候補の本命に躍り出た。再選から間もない侯氏が総統選に出ることへの批判を回避するため、党が主導して指名する形を取った。
国民党の公認候補争いには、台湾の電子機器製造大手、鴻海ほんはい精密工業創業者の郭台銘かくたいめい氏(72)も名乗りを上げていた。しかし侯氏は世論調査での支持率が高く、国民党の立法委員(国会議員に相当)や各市県の首長から幅広い支持を受けて指名を勝ち取った。
総統選の最大の焦点となる対中関係について、侯氏は今月の市議会で「(中国が主張する)1国2制度を認めない」とする一方、「憲法の保障を受けていない台湾独立は支持しない」と表明した。中国が受け入れを求める「一つの中国」原則については態度を示さなかった。
◆第3勢力は前台北市長を擁立 台風の目に?
独立志向が強い民進党の総統選候補の頼氏は14日、後援会で「『一つの中国』原則をいったん受け入れれば、台湾は主権を失う。主権のない平和は本当の平和ではない」と主張した。
民間シンクタンクの台湾民意基金会が16日に発表した世論調査では、頼氏が支持率で35.8%とリードするが、侯氏は27.6%、柯氏は25.1%とその差は小さい。柯氏は「DNAが違う」などと国民党との連携に否定的だが、第3勢力の柯氏が総統選の行方を左右する可能性もある。
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