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2023年3月31日 20時20分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/241357?rct=world
【北京=石井宏樹】中国を訪問している台湾の最大野党国民党の馬英九ばえいきゅう前総統は30日、中国の台湾政策の実務トップ、宋濤そうとう・国務院(政府)台湾事務弁公室主任と会談した。馬氏と中国側は来年1月の台湾総統選をにらんで中台の融和ムードを演出し、関係改善が政治の安定や経済の実利につながることを台湾の有権者に示す狙いがある。
馬氏は同日、中国にとって譲れない「一つの中国」の原則を決めた1992年コンセンサスを重視する姿勢を確認し、「双方の交渉と交流の過程で成果を積み重ね、相互信頼を培うことができる」と語った。宋氏は、習近平しゅうきんぺい国家主席の「馬さんの帰郷を歓迎する」との発言を伝え、「われわれは一つの家族だ」と同胞のつながりを強調した。
馬氏は30日、湖北省武漢市の資料館を訪れ、新型コロナウイルス関連の展示を視察。中国のコロナ対策を「初期のコントロールに成功し、人類全体に貢献した」と評価した。
29日には江蘇省の南京大虐殺記念館を訪問し、「歴史を決して忘れてはならない。中国人が学んだのは『自立自強』だ」と語った。「自立自強」は習氏が対立する米国を意識して使う言葉で、馬氏も同胞意識を強調することで中国側の歓迎に応えた。
融和ムードの一方、親密さをアピールし過ぎると、逆に台湾の有権者の警戒を招く可能性があり、中国も協力して一定の「距離感」を保とうとしている。
馬氏は今回の訪中の目的を「先祖の供養と民間交流」とし、中国と擦り合わせた訪問先に北京を含めなかった。中国が準備した会談相手も宋氏のほか、各省トップにとどめて政治色を薄めている。
馬氏は27日から12日間の日程で総統経験者として初めて訪中している。
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