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中国海軍とって初の強襲揚陸艦「075型」1番艦が火災で黒焦げになってしまったという衝撃的な写真がSNS上のアップされた。
火災の原因は不明、黒焦げになってしまった中国海軍初の大型強襲揚陸艦
4月11日、上海にある造船所の桟橋に係留されて艤装中だった中国海軍初の大型強襲揚陸艦「075型」1番艦から出火し船体の開口部から漏れ出た大量の黒煙は船体を包み込み、一時は全く船体を認識するのが不可能なほどの勢いだった。11日22:00時点で中国海軍からの公式な発表はなく中国メディアも火災について一切報じていないため被害についての詳細は明らかになっていない。
ただ火災が消し止められた大型強襲揚陸艦「075型」1番艦の姿を収めた写真は複数SNS上にアップされているため多少の推測は可能だ。アップされた写真から判断すると艦尾に設けられたウェルドック付近が真っ黒に激しく焦げているため、艦尾に近いウェルドックと直結した格納庫付近が出火元だろう。
もし中国メディアが今回の火災を報じれば情報を追記する。
因みに今回、火災をおこした大型強襲揚陸艦「075型」は中国海軍初の全通飛行甲板を備えた全長250m、全幅30m、速力23ノット、ウェルドックには米国のエア・クッション型揚陸艇をコピーしたような「726型エア・クッション型揚陸艇」を3挺搭載することが可能で、海兵隊員約1900人と回転翼機を最大で30機程度収容することができると言われており、米海軍のワスプ級強襲揚陸艦(満水排水量約40,000トン)と比べても遜色のない本格的な強襲揚陸艦だ。
火災を起こした「075型」1番艦は昨年9月に進水したばかりだが中国は驚異的な建造スピードで強襲揚陸艦を作り続けており、もう間もなく2番艦が進水する予定で3番艦の建造も進行中だ。最終的に中国海軍は米海軍のサン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦によく似た2万5,000トンクラスの「071型揚陸艦」と4万トンクラスの「075型強襲揚陸艦」を8隻づつ整備する計画で、完成した暁には大規模な水陸両用作戦を実行する能力を備えることになるだろう。
問題はこれだけの強襲揚陸艦を揃えるまでに掛かる時間で、米海軍はワスプ級強襲揚陸艦を8隻揃えるのに25年(1番の発注から8番艦が就役するまで合計期間)の歳月を要したが、中国の驚異的な建造スピードを見ていると10年もあれば十分かもしれない。しかし中国には米海兵隊が持っているようなSTOVL機が無いため、どれだけ強襲揚陸艦を建造しても米海軍のように軽空母(ライトニングキャリア)運用を行うことだけは不可能で米国や日本にとっては唯一の救いとも言える。
2020.04.12
航空万能論GF
https://grandfleet.info/military-news/chinas-first-large-assault-landing-ship-charred-by-a-mysterious-fire/
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