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北朝鮮、暗号資産奪取「過去最高に」 国連報告書/日経
北朝鮮
2023年4月6日 6:41
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN09DWD0Z00C23A3000000/
北朝鮮は核弾道ミサイル開発を続けている=ロイター
【ニューヨーク=吉田圭織】国連安全保障理事会は5日、対北朝鮮制裁の履行状況を調べる専門家パネルの年次報告書を公表した。報告書は2022年に北朝鮮が過去最高額の暗号資産(仮想通貨)を盗んだと強調したほか、ロシアなどに軍事通信機器の輸出をしている可能性があると指摘した。
報告書は22年の対北朝鮮制裁の履行状況をまとめ、制裁逃れの手口を詳述した。法的拘束力はないが、報告を受けて安保理や加盟国などが違反する団体や個人に新たな制裁を科すことがある。
専門家パネルによると、北朝鮮は22年に前年に比べて約2倍の6億?10億ドル(約790億?1300億円)と「過去最高額の仮想通貨を盗んだ」という。「より巧妙な技術を使い、仮想通貨に関連する金融システムにアクセスしたり、兵器開発に利用できる情報などを取得したりした」と分析した。
パネルは「ブロックチェーン(分散型台帳)が持つ匿名性や交換所を利用して違法に奪った資産の出所を隠蔽できている」と説明し、引き続き金融制裁の違反を調査するという。同時に加盟国にはマネロン対策を審査する国際組織「金融活動作業部会(FATF)」がまとめているガイドラインを導入して、暗号資産が大量破壊兵器の購入に利用されないようにするよう求めた。
報告書では北朝鮮による軍事通信機器の輸出に関する調査についても触れた。ウクライナに侵攻を続けるロシアに対し、北朝鮮が砲弾を輸出しているとの報告について、専門家パネルが調査を始めたことが明らかになった。
弾道ミサイル開発「劇的に加速」
北朝鮮の弾道ミサイル開発についてパネルは「劇的に加速した」と強調し、「少なくとも73発のミサイルを発射し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)も8回発射した」と指摘した。さらに22年11月のICBM発射時やその後の試射成功の式典に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の娘が出席していたことについて「北朝鮮はICBMや核開発計画が重要かつ不可逆的であると強調しようとした」と分析した。
パネルは北朝鮮が核施設を再開し、核使用をめぐる新たな法令を採択したことなどを受け「これらは北朝鮮の核開発計画の著しい加速を表している」と非難した。「核分裂性物質の生産に関わる活動を継続し、寧辺(ニョンビョン)の核施設の改装と建設を続けている」と指摘した。豊渓里(プンゲリ)核実験場では新たな建物やトンネルにつながる道路を補強する工事が続いている。23年1月には複数の従業員が実験場の業務棟付近にいたのが衛星画像で確認されたという。
制裁を逃れるために海上で積み荷を移し替える「瀬取り」の手口も悪用され続けていると警告した。「北朝鮮の領海内で不正な貨物の輸入が続き、輸出が禁じられている北朝鮮産石炭の瀬取りも継続している」と言明した。
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