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台湾で統一地方選挙 中台関係への影響は/宮内篤志・nhk
2022年11月25日 (金)
宮内 篤志 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/476738.html
台湾では26日、統一地方選挙の投票が行われます。
再来年の総統選挙の前哨戦とも位置付けられるこの選挙の注目点について解説します。
Q、イラストは、蔡英文総統がエールを送っている様子ですか?中国の習近平国家主席の姿もありますね。
A、はい。みずからが率いる与党・民進党の応援に力を入れる蔡総統と、選挙の結果を見極めようとしている習主席を例えたものです。
Q、この選挙どういうものですか?
A、台湾全土で22の市長や知事などを選ぶため、4年に1度行われるものです。
台湾では、蔡総統が2期までとされている任期を終えるため、新しい総統を選ぶ選挙が、再来年の年明けにも行われる見通しですので、与野党はその前哨戦とも位置づけて激しい選挙戦を展開しています。
Q、注目点は?
A、接戦が伝えられている台北市や桃園市など6つの主要都市の勝敗が注目されています。
なぜかといいますと、民進党では、こうした都市の候補者の擁立を、蔡総統が主導したため、仮に敗れることになれば、蔡総統の党内での求心力低下につながる可能性があるからなんです。
Q、求心力の低下は台湾の政治にどのような影響を与えるのでしょうか?
A、民進党の総統候補選びに影響を与える可能性があります。
総統選挙には、副総統の頼清徳氏が意欲を示しているのですが、蔡総統の求心力が低下すれば、その分、頼副総統の存在感が高まることになると専門家などは可能性の1つとして指摘しているんです。
中国は民進党について「独立志向が強い」とみなしてきましたが、蔡総統は「現状維持」を掲げてきました。
しかし、頼副総統は、過去に、独立に前向きとも受け取れる発言をしているだけに、習近平指導部は神経をとがらせているとみられます。
総統選挙については、中国に融和的な野党・国民党も総統の座の奪還を目指しているほか、第3勢力の民衆党も候補者の擁立を模索していると伝えられています。
今後は、再来年の総統選挙をにらんだ動きが一気に加速するとみられ、中台関係への影響を注視していく必要があります。
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