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シリアで敗北した米軍はシリアの石油利権確保とネオコンの戦略維持に必死(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/891.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 10 月 22 日 19:44:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリアで敗北した米軍はシリアの石油利権確保とネオコンの戦略維持に必死
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201910210000/
2019.10.22 櫻井ジャーナル


 ​​アメリカ軍がダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)のメンバー数百名をヘリコプターでイラクにあるアメリカ軍の基地へ輸送しているとシリアでは報じられている。これまでもアメリカの軍や情報機関はダーイッシュやアル・カイダ系武装集団のメンバーを救出してきたが、少し前から輸送先がアフガニスタンからイラクへ変更になったようだ。

 シリア北部地域から約1000名のアメリカ軍部隊が撤退、入れ替わるようにシリア政府軍がその地域へ入っていると伝えられているが、取り残されるとまずいダーイッシュのメンバーを助け出しているのかもしれない。

 アメリカ軍の撤退はクルドへの裏切りだと叫ぶ人もいるが、アメリカ軍は勝手に他国へ入り込んだ侵略軍にほかならない。侵略軍の引き上げに異を唱える「帝国主義者」がアメリカには少なくないようだ。

 昨年12月にドナルド・トランプ米大統領は2000名のアメリカ軍をシリアから撤退させる方針を示していた。ジェームズ・マティス国防長官は抗議のために辞任、マイク・ペンス副大統領、ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官、マイク・ポンペオ国務長官の好戦ラインのほか、シリア特使だったジェームズ・ジェフリーも撤退の問題で大統領と対立し、撤退は立ち消えになったかのように見えた。

 ところが、トルコ軍がクルド勢力を排除するためにシリアへ軍事侵攻、NATO加盟国との軍事衝突を避けたいアメリカ軍は撤退した。トルコ軍の軍事作戦の結果、トランプの方針が実現することになったとも言える。

 大統領の撤退命令を無視するかのような動きをしていたアメリカ軍だが、今年に入ってからイラクで軍事力を増強し始め他事実もある。増強の中心的な地域はイラク西部、シリア、ヨルダン、サウジアラビアに接するアル・アンバール。

 ​​今年1月の段階でここにはふたつのアメリカ軍の軍事基地が建設されていたが、その後、さらに基地の数は増えているはずだ。アメリカ軍の基地からシリア国境までダーイッシュの部隊が安全に移動できるようなルートを整備しているのだろうとも言われていた。

 イラクでの報道によると、アメリカ軍がシリアとの国境周辺を偵察して入手した情報、あるいはハシド・アル・シャービから入手した情報をシリア東部にいるダーイッシュへ渡しているとハシド・アル・シャービ(人民動員軍)の現地司令官は語っていた。

 アメリカ軍がダーイッシュのために整備しているルートは国境を越えるとシリアの油田地帯に至る。この利権をアメリカは最後まで守ろうとするだろう。2017年9月にロシア軍のバレリー・アサポフ中将がダーイッシュに砲撃で殺されたのはこの地域。中将がいる正確な場所をダーイッシュは知っていたと見られているが、その情報はアメリカ側から戦闘集団側へ伝えられていた可能性が高い。

 ダーイッシュやアル・カイダ系武装集団とは、本ブログで繰り返し書いてきたように、サラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を中心とする傭兵。

 ​ロビン・クック元英外相が2005年7月に指摘​していたようにアル・カイダとはCIAの訓練を受けたムジャヒディンの登録リスト。そのリストに載っている戦闘員を中心に編成されるのがアル・カイダ系武装集団である。ダーイッシュも基本的に同じだ。

 この仕組みは1970年代の終盤、アフガニスタンにおける秘密工作のためにズビグネフ・ブレジンスキーが作り上げたのだが、ブレジンスキーの弟子と言われるバラク・オバマが2011年春からリビアやシリアの体制を転覆させるために復活させた。

 ただ、そうした動きはその前から指摘されている。調査ジャーナリストの​​シーモア・ハーシュが2007年にニューヨーカー誌に書いた記事によると、それまでにジョージ・W・ブッシュ政権はシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラを最大の敵だと定め、スンニ派の過激派と手を組むことにしたという。

 ブッシュ・ジュニアにしろ、オバマにしろ、ネオコンの戦略に基づいて動いている。その戦略とはイラクに親イスラエル態勢を築いてシリアとイランを分断、それぞれの国を壊滅させるというもの。中東からイスラエルに反抗する体制を駆逐し、エネルギー資源を支配するというわけだ。

 こうしたプランは1980年代からネオコンが主張していたものだが、1991年12月にソ連が消滅した直後、92年2月に国防総省のDPG草案という形で作成された。当時、国防次官だったポール・ウォルフォウィッツが中心になって作成されたことから、このプランはウォルフォウィッツ・ドクトリンと一般的に呼ばれている。日本の軍事戦略もこのドクトリンに基づいて決められてきた。




 

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コメント
1. 赤かぶ[36097] kNSCqYLU 2019年10月22日 19:45:55 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26170] 報告


2. 赤かぶ[36098] kNSCqYLU 2019年10月22日 19:46:25 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[26171] 報告


3. 2019年10月22日 21:16:44 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[198] 報告
必死だよ 茶番の維持に アメリカは
4. 2019年10月23日 12:27:28 : Vbhyu4Tg0Y : REguWkF4RWlFNzI=[63] 報告
今後は、クルドがアメリカを攻めることになるのかな?
となると、、、
5. 2019年10月23日 20:56:08 : k4Gs4EuA8s : elhHTERQZVBuU3c=[3] 報告

トルコによる軍事侵攻の日程的な意味合いは、シリアにおいて憲法制定会議が開催される予定に対して、クルド勢力が思い描く連邦制の否定の為の行動であった、そのように理解している。ロシアが仲介し、ロシア・トルコ合意がとりあえず成立をみており。トルコ軍の軍事侵攻はこれ以上はないであろう。トルコ軍とその支配下のイスラム過激派(UKなりSアラビア支援のアルカイーダとは一応別組織と考えたほうがよい)が今回の軍事行動で噛みとっている地域はM4高速道路より北地域でそれ程の面積を有しない。クルドが連邦制を主張するならば、シリアには返さん(当然のことながら、この地帯は連邦制のもとクルド支配になるべきもの)と云っていると捉えるべきでああり、シリア政府もそのような理解であろう。

 シリア領土の保全と主権の確立を後援するロシアはトルコの占領地は返還すべきと主張するであろうから、連邦制はない。

 シリアの将来像はおおよそ固まってきているが、USは資産なのか負債なのか、よく彼等にも判っていないらしいが、ISILを保全したいらしい、であるならば、ある程度はテロリストの給料は自分等で賄え、その為の石油であろう。

 名のある、企業は現在も将来もシリア産の石油を商うことはできぬであろうからUSのいう石油利権はそうゆうことであろう。USはしっかりと、その意味合いを述べている、現在、クルドが守っているユーフラテス以東の石油がISILに奪われないように行動すると。(フロイトさんを持ち出すまでもなく、意図は明瞭だ)

 石油をあてがったISILの役割はシリアとイラクを自由に通行しイラクの不安定さの誘発を目指すつもりであろう。

 ISILという組織は常にUS軍に付き添っており、彼等が単独に存在はしない。この理解のもとでイラクはシリアからのイラクへのUS軍の撤退は一時的であうべしと要求してはいるが、さて?

 イドリブ地域に跋扈したホワイトヘルメッツ(彼等も的ISILの存在場所にしか存在しない)に対してUS政府は手切れ金を支払って縁を切ろうとしている。

 USはシリアにおいては、自らの関与した歴史から遠ざかろうとしている。

 

 

6. 2019年10月24日 09:25:11 : Vbhyu4Tg0Y : REguWkF4RWlFNzI=[70] 報告
>アメリカ軍がダーイッシュのために整備しているルートは国境を越えるとシリアの油田地帯に至る。この利権をアメリカは最後まで守ろうとするだろう。

>この利権をアメリカは最後まで守ろうとするだろう。

この一文だけでもアメリカにはうんざりするね。
金の亡者、悪の帝国と言っておく。

7. 2019年10月24日 12:04:35 : bEwUKeGp1s : eGxuRHowMnpEeUE=[1] 報告
Daeshてのは、金の為なら人殺しでも何でもする人間の屑って意味で、イスラム教徒が呼び捨てにしている、アメリカの犬どもだが飼い主はその上を行く。Tulsiは先日の全米放送番組で、いい加減に傀儡政権つくりのために戦費に税金を使うのはやめにしましょう、と軍人らしく正直に言ってた。あたり前が通じない国に成り下がった朽ちた米の最後の良心が邪魔者扱いされている。https://www.tulsigabbard.org/tulsi-gabbard-on-regime-change-war

日本にはそうした良心もなくなった腰巾着ばかりだ。

8. 2019年10月26日 12:43:43 : GuJJGWNU2A : QTJ5b3E5di9pT2c=[141] 報告
アメリカ軍は、ボロボロ、負けてばかり。統制が取れてない感じ。

日米同盟、、、大丈夫か?安倍晋三。

安倍、お前さんもボロボロ、もう手に負えないわ。

安倍晋三、全て真実を喋って、命乞いして議員を辞めなさい。

岸、安倍は、出自は朝鮮、日本ではありません。だからこうなります。

日本国、ボロボロですわ、、日本人の優れている倫理観も失われてきています。

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