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記事では戦闘とは無関係な死亡事故とされているが。国を守るはずの自衛隊が海外派遣で殉職する事態は異常と思える。
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10月8日のまにら新聞から
陸自隊員が公務で死亡 海外派遣で初の事故死
比米合同演習に参加中の陸上自衛隊員男性が事故死。海外派遣での事故死は初
[ 866字|2018.10.8||社会 ]
*画像(上)アルゴノット通りの自衛隊車事故現場。中央分離帯を越えて対抗車線に飛び出すタイヤ痕が残っている=7日夜、サンバレス州スービックで岡田薫撮影。*(下)アルゴノット通りにまだ残る自衛隊事故車の残骸=7日夜、サンバレス州スービックで岡田薫撮影
http://www.manila-shimbun.com/image.php?file=240564l.jpg&pass=57ba275592dd5b9242c33f8b6e103054
ルソン地方サンバレス州スービック自由港特別経済区のアルゴノット通りで2日午後0時45分ごろ、比米合同演習に参加中の陸上自衛隊員2人が乗ったバン型乗用車が大型トラックと衝突する事故が起きた。バンに乗っていた水陸機動団所属の前原傑(すぐる)2等陸曹(38)=長崎県佐世保市=が6日になって死亡、40代の男性1等陸曹(中央輸送隊所属)は骨折の重傷を負った。運転していたフィリピン人は軽傷だった。
陸上自衛隊広報によると、1991年のペルシャ湾での掃海活動への参加以来、海外派遣された自衛隊員が事故死したのは初めてという。
水陸機動団など陸上自衛隊は、同州で開催中の比米の海兵隊を中心とする合同演習「カマンダグ」に参加。事故に遭った2人は自衛隊員用の食料の買い出しをした後、バンに食料を積み、スービック海軍基地内の陸自部隊まで輸送中だった。バンの運転手は陸自が現地で契約していた。
国家警察中部ルソン地域本部などの情報を総合すると、事故発生当時、道は雨で濡れており、自衛隊員を乗せたバンがカーブでスリップしたことが事故原因とみられる。警察は陸自の協力を仰ぎながら事故の詳細を調べている。
前原氏は4日間、現地の病院で意識不明の状態だったが、6日夜に死亡が確認された。もう1人の陸自隊員は既に退院している。
今回の演習には今年3月に創設された水陸機動団など陸上自衛隊から約80人が参加、水陸両用車AAV5両を用いて訓練を行っていた。陸上自衛隊は昨年も同訓練に14人の隊員を派遣しているが、今年は人員、装備ともに拡大していた。
自衛隊の海外派遣は湾岸戦争後の1991年2月のペルシャ湾派遣を皮切りに、92年の国連平和維持活動(PKO)を目的とした92年のカンボジア、特措法による2003年からのイラクなどで実施されてきた。このほか、他国での合同訓練にも参加してきた。
陸上自衛隊広報によると、これまで米国内で心臓病などで自衛隊員が病死したことはあったが「外国での公務中の事故死は初めて」としている。(冨田すみれ子)
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