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ロシア軍機の撃墜で消えない謎
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201809190000/
2018.09.20 櫻井ジャーナル
ロシアの電子情報支援機、IL20がシリアの海岸線から35キロメートルほど沖で撃墜された責任はイスラエルにあるとロシアのウラジミル・プーチン大統領は主張している。4機のイスラエル空軍に所属するF16がIL20を盾に使いながらシリアのターゲットを攻撃、シリア軍が発射したミサイルS200はF16とIL20を誤認したというのだ。これがロシアの公式見解。
その際、フランス軍のフリゲート艦オーベルニュからミサイルが発射されたことをロシア軍のレーダーは捉えていた。すでにロシア国防省から発表済みで、フランス艦船のミサイル発射が事態を複雑化したとロシア側は主張している。
フランス政府は撃墜に無関係だとしているが、ミサイルを発射している以上、無関係とは言えない。そのミサイルがどのようなコースを通り、どのターゲットに向かったのか、そのミサイルがどうなったのかを明らかにする必要がある。
当初からアメリカ軍はIL20がシリア軍の防空ミサイルに撃ち落とされたとしていたが、IFF(敵味方識別装置)があるため、疑問を持つ人は少なくない。勿論、故障ということはあるのだが、撃墜されるタイミングでオーベルニュがミサイルを発射していることを無視できない。
意図的でなかったにしろ、NATOに加盟するフランス軍の艦船がイスラエル軍と連携してロシア軍機を撃墜したとなると事態は深刻。アメリカ主導軍による次のシリア攻撃でロシア軍は攻撃に参加した艦船や航空機を破壊せざるをえない。そうしなければロシアでウラジミル・プーチン大統領は窮地に陥る。現段階でも核戦争を避けようとするプーチンの慎重な政策に不満を持つ人は増えているわけで、失脚につながる可能性もある。
今後、ロシア政府は何らかの形でイスラエルに報復することになるだろうが、それと同時に旧式のS200を新型のミサイルへ入れ替えることは想定できる。そうしてこなかったことへの批判もあった。平和を望んでいない勢力が西側で大きな影響力を持っていることを忘れてはならない。
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