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ワールドカップに合わせてNATOが実施中の軍事演習にイスラエル軍も参加
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201806050000/
2018.06.05 櫻井ジャーナル
NATO加盟国を中心とする19カ国がポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアで6月3日から軍事演習サーベル・ストライク18を始めた。ロシアでサッカーのワールドカップが始まるのは14日だが、その翌日まで演習は続けられる予定になっている。
1万8000人が参加しているが、中でも注目されているのはイスラエル軍の参加。数十名の空挺部隊員が東ヨーロッパへ入っている。2008年8月8日に北京で始まった夏季オリンピックに合わせ、南オセチアを奇襲攻撃したジョージアは当時、イスラエルの強い影響下にあった。政治面だけでなく、2001年からジョージア軍はイスラエルから軍事的な装備の供給を受け、将兵は軍事訓練を受けていた。2014年2月のウクライナにおけるクーデターは親イスラエル派のネオコンが主導していたが、それだけでなく、イスラエルそのものの影が報告されている。
南オセチアを奇襲攻撃した当時のジョージア大統領、ミヘイル・サーカシビリはアメリカのコロンビア・ロー・スクールやジョージ・ワシントン大学ロー・スクールで学んだ経験があり、その後、ニューヨークの法律事務所パターソン・ベルクナップ・ウェッブ・アンド・タイラーに所属している。「バラ革命」の際、体制転覆の仕掛け人とみられているリチャード・マイルズに動かされていた。アメリカへ留学する前、サーカシビリは国立キエフ大学を卒業しているのだが、そこで現在ウクライナ大統領を名乗っているペトロ・ポロシェンコと親しくなっている。
ワールドカップに合わせてアメリカの支配層は何か仕掛けてくるのではないかと懸念する人がいるが、ひとつの可能性として、ウクライナ東部のドンバスに対する本格的な軍事攻撃がある。アメリカがキエフ政権の軍事力を増強していることもそうした推測をする理由のひとつだ。
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