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シリア政権軍のイドリブ攻撃「東グータ6倍の被害も」 国連特使
http://www.afpbb.com/articles/-/3174933?cx_position=12
2018年5月17日 11:57 発信地:国連本部/米国 AFP
シリア北西部イドリブ市で、反体制派拠点で起きた爆発によって損壊した建物の前を歩く人(2018年1月8日撮影)。(c)AFP PHOTO / OMAR HAJ KADOUR
【5月17日 AFP】国連(UN)のスタファン・デミストゥラ(Staffan de Mistura)シリア問題担当特使は16日、北西部イドリブ(Idlib)県の反体制派支配地域に対するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍の攻撃による被害について、政権軍が先月、数年の包囲の末に制圧した東グータ(Eastern Ghouta)の場合の6倍に達する恐れがあると警告した。
デミストゥラ氏は、国連安全保障理事会(UN Security Council)のシリア内戦に関する月例の会議で、「グータのシナリオをイドリブで再現するなら、これは6倍ひどく、被害者は230万人に上る可能性がある」と述べた。
デミストゥラ氏は、反体制派の支配地域に爆撃を加えた後、反体制派側と交渉をし、破壊された地域から大規模な避難をさせるというのが政権の典型的な戦術だと指摘。その上で、イドリブ県の住民の半分は国内の他地域から逃れてきた人で「ほかに行く所がないと」と懸念を示した。
一方で、「イドリブでの最悪シナリオを回避する方法」をめぐり、カザフスタンの首都アスタナで今週開かれたシリア和平協議に「励まされた」とも語った。ただ、この協議では、7年に及ぶ内戦終結に向けた具体的な進展は全くなかった。(c)AFP
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