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ハンデ乗り越え 希望の学びやへ 全盲女性が東大に入学〜1日15時間の猛勉強/nhk
2019年4月12日 22時16分 http://img.asyura2.com/x0/d9/14234.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190412/k10011882521000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_015
東京大学で12日、入学式が行われ、新入生3100人余りが出席しました。このうち、幼い頃に両目の視力を失った和歌山市出身の女子学生も新たな学生生活をスタートさせました。
和歌山市出身の菅田利佳さん(18)は3歳の時に、「網膜色素変性症」と診断され、両目の視力を失いました。
菅田さんは、小学校と中学校は盲学校に通いましたが、英語を学びたいという強い思いから、高校は一般の高校に進学し、これまでにイギリスなど3か国に留学しました。
そして、留学先のカナダで出会ったパキスタン出身の女性から「世界には教育を受けられない人もいる。あなたには教育の機会が与えられており、感謝すべきだ」ということばをかけられ、菅田さんは教育格差の解消について大学で学びたいと思うようになったといいます。
そして、1日15時間の猛勉強を重ね、この春、現役合格しました。
菅田さんは「これからがスタートですが、憧れの大学で自分が学びたいことを精いっぱい学び、将来は教育の分野で国際社会に貢献できる人間になりたいです」と話していました。
1日15時間の猛勉強
菅田さんは「音楽」の世界に魅了され、5歳から始めたピアノが評価され、中学時代には韓国で開催された障害者の音楽祭に招かれました。
そこで出会った同じ年の子どもたちが、流ちょうに英語を話す姿に感化され、自分も英語を話したいと高校は盲学校ではなく、国際交流科がある一般の高校へ進学しました。
授業で遅れをとりたくないと、教科書や参考書はみずからボランティアに依頼して点字訳し、視覚障害者用の機械を使って勉強しました。
菅田さんが将来の進路を決めるきっかけになったのは留学先のカナダで出会ったホストファミリーの女性からのひと言でした。
女性はパキスタン出身で、菅田さんに「世界には紛争によって教育を受けられない子どもたちがたくさんいる。あなたには教育の機会が与えられおり、感謝すべきだ。将来は国際社会に貢献できる人になりなさい」と話してくれました。
女性のひと言によって、菅田さんはこれまで関心を持っていた「障害者教育」だけでなく、世界で教育を受けられない人たちについて学びたいと思うようになったといいます。
そして、1日15時間の猛勉強を重ね東京大学に現役合格しました。入学式よりも一足早く始まった大学の授業で菅田さんはボランティアが点字訳してくれた教科書を使って課題などをこなしています。
持ち前の明るい性格ですぐに友達もでき、ピアノサークルに入ることも決めました。
菅田さんは「私は『夢思うは招く』ということばがとても好きです。大きな夢や目標に対して『どうせ無理』と思わず今後も夢を思い続けながら一生懸命、努力をしていきたいです」と話していました。
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