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初春から鋭い日刊ゲンダイに「あっぱれ」!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_58.html
2019/01/06 18:35 半歩前へ ▼初春から鋭い日刊ゲンダイに「あっぱれ」! 新年早々、「国民が反対する原発はつくれない」と経団連会長が言った。 「原発だ、原発だ」と叫んでいたのが突然、豹変した。「なんかヘンだ。。裏があるのでは」と思っていた。 そうした私の疑念に日刊ゲンダイが応えてくれた。元経産官僚の古賀茂明が”謎の背景”を解説した。 NHKやほかの新聞は経団連会長の会見の内容を垂れ流すだけ。単なる伝令だ。 ところが日刊ゲンダイは「まてよ、オカシイゾ?」と疑問を持って二の矢を放った。 これこそが報道である。日刊ゲンダイに「あっぱれ」をやりたい。 *********************** 元日の読売新聞は1面で「原発1基分の洋上風力」と、東京電力が国内最大級の洋上風力発電の建設を計画していることを報じた。 1兆円規模の事業費を投じ、千葉県銚子沖などに1基5000キロワット級の風車を約200基設置し、約30万世帯の年間電力を賄う計画だという。 ■政府に対する“脅し”をかける 年明け早々、脱原発と再生可能エネルギーへのシフトを予感させるニュースの連続。今年は脱原発元年になりそうな勢いだ。何が何でも利権を手放さないとみられていた原子力ムラに何か異変が起きているのか。 原発政策に詳しい元経産官僚の古賀茂明氏はこう言う。 「そもそも原発ビジネスは政府の支援がなければ成り立ちません。電力会社もメーカーも民間企業だから利益が出ない事業は続けられないし、原発は採算が合わないと分かっているが、国策だから協力してやっているという意識がある。 経団連会長の発言は『公費投入や法制度による手厚い支援がなければ撤退せざるを得ない。続けて欲しければ、国民を説得しろ』と、政府に対して脅しをかけているように感じます。 東電の風力発電にしても、今後の成長が期待される再生エネ事業を新興企業に取られる前に主導権を確保しようという意図だけで、脱原発へのシフトを考えているわけではないでしょう。 おそらく、原子力ムラの住人たちは、経産省の力が強い安倍政権のうちに原発推進を不可逆的に決定づけようと、政府のお尻を叩いていると思います」 脱原発はブラフ――。利権のための原発推進を止められない日本は、世界の潮流から取り残されていくだけだ。 (以上 日刊ゲンダイ)
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