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波乱の幕開け、激震の予兆 とんでもない2019年が始まった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244790
2019/01/04 日刊ゲンダイ 文字起こし
年末年始は今回もゴルフ三昧(C)日刊ゲンダイ
年をまたいで日本と韓国の間で繰り広げられている批判と反論の応酬。新しい年に安寧を願うのは世界共通のはずなのに、この異常さは、2019年がとんでもない年になることを物語っているのではないだろうか。
韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題である。発生は先月20日だから、すでに2週間が経過しているのに、日韓の言い分は平行線どころか、対立がエスカレートしている。
韓国側は遭難した北朝鮮船舶を捜索しただけで、レーダー照射はしていないと主張。防衛当局の実務者協議で済まなくなったのは、業を煮やした日本側が国民や国際社会に海自の正当性を訴えようと“証拠”映像の公開に踏み切ったからだ。これに韓国側が猛反発し、火に油を注いだ形なのだが、映像公開は安倍首相の「鶴の一声」だったと時事通信が報じたのには驚いた。
それによれば、当事者の防衛省はさらなる両国関係の冷え込みを懸念し、映像公開に慎重だったという。
しかし、安倍は元徴用工を巡る問題や元慰安婦支援財団の解散で「韓国に対し相当頭にきていた」(自民党関係者)ため、レーダー照射問題で不満を爆発させた、つまり、ブチ切れた、ということらしい。
こうした報道を受け、韓国メディアは「安倍政権が支持率回復のために問題を利用している」「保守層を結集させるため、外交を内政に利用する安倍政権特有の小細工だ」と伝え、日韓の対立はますます深刻化。ついには3日、韓国側も近く動画を公開して対抗措置を取ることを明らかにした。
ここまできたら、もうどちらも拳を下ろせない。不見識かつ身勝手な安倍の「一言」で、日韓関係は一触即発の事態に陥ってしまったのである。
政治評論家の森田実氏が言う。
「安倍首相は昨年9月に自民党総裁に3選して以降、傲慢さを増しています。来月、佐藤栄作政権に次ぐ戦後歴代2位の長期政権となり天狗になっているのでしょう。安倍首相は感情的になって、韓国を力ずくで抑え込もうとしています。かつて日本は韓国を植民地として併合しました。韓国国民はその歴史を忘れていません。そうした関係の中で日本のトップが高圧的な態度に出れば、反発を招くのは当然のこと。歴史をきちんと学んでいる政治家なら、それは決してやってはいけないことだと分かるはず。しかし、安倍首相は分かっていない。日本にとって自滅・自殺行為です」
「動画公開」は火に油(C)共同通信社
IWC脱退は一国主義のトランプさながら |
世界経済も不穏な空気で新年を迎えた。
祝日明け2日の海外の外国為替市場で円高が急伸。1ドル=108円台を付けると、3日はさらに円高が加速し、一時、104円まで円が買われた。東京市場が正月休みのため、市場参加者が少なかったことや、米アップルが業績見通しを下方修正したことなど特殊要因があるとはいえ、深刻な世界経済の減速懸念を背景に比較的安全とされる円に買いが膨らんだ形だ。
昨年末からの米国株の乱高下は年明けも続いている。米国発の金融市場混乱と超円高は日本株の暴落要因で、企業業績に直結する。まさに波乱の幕開けだ。
トランプ大統領は昨年末の米株価急落を「ちょっとした誤作動」などと勝手なことを言っているが、中国の景況感も悪化しているし、そんな甘くはない。加えて、国際協調路線だったマティス国防長官が退任したトランプ政権は、ますます一国主義を加速させ、おそらく糸の切れた凧のように迷走することになるだろう。
日本が昨年末、国際捕鯨委員会(IWC)の脱退を決めたことについて、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は12月31日、「(IWCは)西洋文化の押し付けでなく、減少する資源を管理し、地球を保護するという世界共通の義務の表れだ」として、日本の主張する「文化論」を批判。その際、地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」などから脱退したトランプの政治手法との類似性に言及していた。
日本も小さなトランプさながら、国際協調路線から外れていっているというわけだ。
米中の貿易戦争が激化し、ロシアを加えての覇権争い。それに欧州が反発と、世界は混迷の度合いを深めつつある。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。
「2019年は嫌な年になるのではないかと懸念しています。『米中冷戦』と言われますが、これにますます拍車が掛かるのではないでしょうか。既に技術問題(中国の情報通信機器大手『ファーウェイ』を巡る問題など)を中心に米中関係はおかしくなっています。そして、『アメリカファースト』のトランプ大統領に世界中が引っ張られてしまっています」
知らないうちに国は壊れていく |
ところがである。自分のせいで日韓関係が取り返しのつかないほど悪化し、世界経済にも激震の予兆が出ているのに、この年末年始、安倍は例年同様、高級ホテルに宿泊して、ゴルフと映画三昧だ。6日間でゴルフ3回、映画を2本観賞した。報道陣に今年の抱負を問われると、元号が変わることや大阪でのG20開催を念頭に、「まさに日本が大きな転換点を迎える。首相として日々全力を尽くしたい」と語っていた。
年頭所感でも同様に、「平成の、その先の時代に向かって『日本の明日を切り開く』一年とする」「日本が世界の真ん中で輝く年となる」と、大仰な言葉を繰り出していたが、こういうのが一番怖い。安倍は一体、どういう時代を切り開くつもりなのか。
米ロ中欧まで絡むような新冷戦の時代に突入する中、アベ外交といえば、トランプ米国にはポチとしてスリ寄るだけでなく、高額兵器を爆買い。これから本格化する日米FTA交渉で身ぐるみ剥がされる寸前だ。ロシアのプーチン大統領との北方領土返還交渉も、個人的なレガシーづくりの色がにじみ出ている。その一方で、過去の歴史を忘れたかのような韓国に対しての高圧的な振る舞い。そんなリーダーにあるまじき安倍が、ただただ勇ましく「明日を切り開く」と言ったって、何の理念も見えず、空虚でしかない。むしろ、おぞましさが浮き彫りになる。外交無定見の安倍が切り開く「明日」は、いつか来た道になってしまいかねないのではないか。
「安倍首相自身はすべてが自分中心に回って、うまく行っていると思い込んでいるのでしょう。官邸の権力が強大化し、官僚も安倍首相におもねる。日韓の問題でも、外務省は首相の代弁者のようになっています。首相の耳に正確な情報が入らなくなっていると思います」(森田実氏=前出)
国民が正月気分で浮かれていると、この先、この国はとんでもないことになりかねない。6年間の安倍政権で、国民はその異常さに慣れきってしまっているから、危機の予兆にもなかなか気づかないだろう。
「知の巨匠」と称された評論家・故加藤周一の半生記「羊の歌」の次の文章を、年初の今、改めて、胸に刻んでおきたい。先の戦争に突き進んでいったさまについて、こう記している。
〈毎日私は新聞を読み、放送を聞いていたが、日本国が何処へ行こうとしているのかを全く知らなかった。(中略)すべての事件は、全く偶発的に、ある日突然おこり、一瞬間私たちを驚かしただけで、忽ち忘れ去られた。井上蔵相や団琢磨や犬飼首相が暗殺され、満州国が承認され、日満議定書が押しつけられ、日本国が国際連盟を脱退し……しかしそういうことで私たちの身の廻りにはどういう変化も生じなかったから、私たちはそのことで将来身辺にどれほどの大きな変化が生じ得るかを、考えてみようともしなかった〉
知らず知らずに国は壊れていく。後世になってみれば、2019年がその分岐点の年になっているかもしれない。肝に銘じておくべきである。
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年1月4日
“首相 年頭会見”
安倍首相
『(憲法改正)国会で活発な議論を通じて、国民的な議論や理解を深める努力を重ねていくことが、選挙で負託を受けた私たち国会議員の責務』
年始早々、壊憲の話なんて聞きたくもない💢
「(W選挙)私自身の頭には片隅にもない」
→頭の中はそれで一杯😓 pic.twitter.com/ARYn3cUQnj
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年1月4日
公明党 山口代表
「政権の安定こそ政策を実行できる基盤」
辺野古に土砂投入とか、民意を踏み躙って、やりたい放題できるものね😓 pic.twitter.com/QN1a9hKCDX
【渋る防衛省、安倍首相が押し切る】
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2018年12月28日
韓国駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題をめぐり、防衛省が映像の公開に踏み切った。同省は防衛当局間の関係を一層冷え込ませると慎重だったが、安倍晋三首相がトップダウンで押し切った。
詳しくはこちら⇒https://t.co/TAG4INqwki pic.twitter.com/mkAC7Vslge
安倍晋三首相に自衛隊の最高指揮官としての能力も、思慮もないことが改めて判明した。首相が事態をエスカレートさせてどうするつもりなのだ。https://t.co/COkYn8XGAq
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2018年12月28日
防衛省は「日韓関係を冷え込ませる」と映像公開に慎重で、岩屋防衛相も否定的だったが、安倍首相の「鶴の一声」で急遽決まった。徴用工問題等で首相は「韓国に対し相当頭にきていた」と自民関係者
— 盛田隆二 (@product1954) 2018年12月28日
――戦争はいつも些細な衝突がきっかけだ。好戦的な安倍首相は本当に剣呑な存在https://t.co/ERevALrbY2
レーダー映像公開「安倍首相は汚い」 韓国与野党が批判
— げおるげ (@Geo_Luge) 2018年12月30日
「最近支持率が落ちている安倍晋三首相が反韓感情を刺激して、保守層を結集しようとする汚いやり方」
近年稀に見るどデカいブーメランやな…。飛ばす前に自分に当たっとるやないか。。#韓国 https://t.co/HCU3IBXkVO
安倍首相、冬休みを満喫 初日はゴルフでリラックス
— ホウドウキョク (@houdoukyoku) 2018年12月29日
安倍首相は、29日から年末年始の休みに入り、早速、趣味のゴルフを楽しんでいる。https://t.co/ZRoFjUQduG#houdoukyoku pic.twitter.com/m3U44nWrLu
PMの「今年最初のゴルフ」ニュースの意味のなさすごい。彼が「今年は日本の転換点」 とうそぶき、人びとのお正月に泥を塗る縁起の悪さもすさまじい。 https://t.co/tpq7xOvr4P
— 早川タダノリ (@hayakawa2600) 2019年1月2日
「言うわけない💢‼️」
— 激辛🔥💢🔥💢🔥💢 (@mdu492) 2018年12月30日
アタマの中は、ゴルフと次の誤魔化し。🔥💢🔥💢🔥💢
安倍首相、衆・参同日選挙「頭の片隅にもない」(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース https://t.co/K4VKqMULG6 @YahooNewsTopics
「歴史の転換点」出だしは? 安倍首相が初ゴルフ - FNNプライムオンライン https://t.co/QELPz32Dpc #FNN
— ステイメン@打倒!凶人安倍! (@deskain) 2019年1月2日
日雇いの仕事が無くなり、多くの人が「炊き出し」で暖を取っているのに、独裁者気取りの #凶人安倍 は、#罪界 の奸部連中を引き連れて、休暇中3度目のゴルフとは、実に暢気なモノだな! pic.twitter.com/wScIJTjkt9
映し出された二人の政治家の姿・・・多くを語る必要もなかろう。 pic.twitter.com/PpzzcUCEgd
— 空 【安倍政権打倒!】 (@kskt21) 2019年1月1日
安倍首相の年末年始の動静でゴルフ、グルメ、「こんな夜更けにバナナかよ」「ボヘミアン・ラプソディ」の映画鑑賞は伝えられていますが読書に関しては情報がありません。「日本国紀」はお読みになられましたか?是非とも感想や批評などをお聞かせ頂きたいと思います。「ジューシー」は無しですよ。 pic.twitter.com/65RFJRRIka
— Siam Cat_036 (@SiamCat3) 2019年1月2日
安倍首相、韓国を狙い「国際ルールを守らなければ、結局マイナスになる」
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年1月4日
安倍首相は「『みんなで作ったルール』をみんなが守っていかなければならない」
「ルールを無視すればジャングルと同じだ」と話した。
…新春おまいうスペシャル対談😖 https://t.co/BoTJm1jDLk
波乱の幕開け、激震の予兆 とんでもない2019年が始まった https://t.co/HxPBBvzFvO #日刊ゲンダイDIGITAL
— ACE-MAN2 (@sg036084_2) 2019年1月4日
★巻頭特集 波乱の幕開け、激震の予兆 とんでもない2019年が始まった−(日刊ゲンダイ) 年をまたいで日本と韓国の間で繰り広げられている批判と反論の応酬。 新しい年に安寧を願うのは世界共通のはずなのに、 (cont) https://t.co/TV59jK55q1
— 市村 悦延 (@hellotomhanks) 2019年1月4日
とんでもない2019年が始まった 波乱の幕開け、激震の予兆 この首相が「明日を切り開く」と言うおぞましさ よくもまあ、ゴルフに明け暮れ、戯言を連発できるものだ 案の定、外交無定見の首相の「一言」で日韓関係は一触即発 知らないうちに国は壊れていく(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/OWApGGhSiF
— KK (@Trapelus) 2019年1月4日
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