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何もかも無茶苦茶な今度の防衛大綱と中期防衛力整備計画
http://kenpo9.com/archives/4658
2018-12-19 天木直人のブログ
きのう12月18日に閣議決定された防衛大綱とそれに基づく中期防
衛力整備計画は、何から何まで無茶苦茶だ。
その中身が無茶苦茶なのは言うまでもない。
専守防衛の完全な否定であるにもかかわらず、専守防衛を守っている
と言い張る。
いずもの空母化を空母化していないと言い張る。
その理由は、必要な時だけ戦闘機を搭載するからだという。
誰が見てもこれは冗談だ。
集団的自衛権の行使は年寄りや赤ん坊を助けるためだと言ってみたり、
9条を否定しながら9条は変えないと言ってみたり、
自衛隊を米軍と一体化しようとしているのに、これまでの自衛隊と何
も変わらないといってみたり、
自衛隊の明記を追加するだけの憲法9条改憲のどこが悪い、
などという、これまでの安倍首相の無茶苦茶ぶりとまったく同じだ。
しかし、無茶苦茶なのは、その内容だけではない。
その作成過程がまた滅茶苦茶なのだ。
政府内部での議論は一切なく、安倍首相と内閣安全保障局(NSC)とい
う一握りの官邸閣僚によって基本方針(防衛大綱)が決められ、それを
安倍首相の傀儡のごとき河野克俊統合幕僚長率いる自衛隊が具体化(中
期防)したのだ。
まさしく、国防政策の私物化である。
そして、こんな事になることは、とっくの昔に皆が知っていたのに、
政治もメディもそれを事前に食い止めようとはせず、閣議決定されては
じめて騒ぎ出している。
しかも、本気で騒いでいるのではない。
ましてや、それを阻止する気はない。
無茶苦茶だ。
無茶苦茶ついでに言えば、立憲民主党の腰砕けぶりだ。
専守防衛に反する可能性が大きいと批判しているけれど、可能性どこ
ろの話ではないのだ。
完全な専守防衛の否定であり、憲法9条違反なのだ。
だから野党第一党である立憲民主党は党を挙げて大騒ぎしなければいけ
ないはずなのに、この冷静さはなんだ。
これでは日本の国防政策は安倍首相の思い通りに事が運ぶ。
何もかも無茶苦茶だ。
2018年12月18日は、憲法9条が安倍首相にとって完全に否定された日として、語り継がれる日になるだろう。
日本から防衛論争がなくなり、野党が存在理由を失う日になる(了)
新防衛大綱、空母化を明記 米軍との一体化補強
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201812/CK2018121802000259.html
2018年12月18日 東京新聞 夕刊
海上自衛隊の護衛艦「いずも」
政府は十八日午前の閣議で、国の防衛力整備の指針となる新たな「防衛計画の大綱」と、今後五年間の装備品の見積もりを定めた「中期防衛力整備計画(中期防)」を決定した。海上自衛隊の護衛艦「いずも」型二隻を改修し、短距離離陸・垂直着陸が可能な「STOVL機」を搭載する事実上の空母として運用する方針を明記。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」など日米の軍事的一体化を進める兵器の米国からの購入も盛り込み、五年間の防衛予算総額は過去最多の二十七兆四千七百億円に上った。
「空母化」は、中国の太平洋進出をにらみ、防空能力を向上させる目的。大綱に「現有の艦艇からのSTOVL機の運用を可能とするよう、必要な措置を講ずる」と記述した。「攻撃型空母」の保有は憲法上許されないとする政府見解との整合性を図るため、「空母」の表現は避けた。
岩屋毅防衛相は閣議後の記者会見で「専守防衛の範囲内で、多用途護衛艦として運用する」と述べた。中期防は「憲法上保持し得ない装備品に関する政府の見解に変更はない」とした。
中期防には、米領グアムに向かう弾道ミサイルの迎撃に使用できるイージス・アショア二基のほか、敵基地攻撃能力の獲得につながる長距離巡航ミサイル「JASSM」の整備を盛り込んだ。航空自衛隊のF15戦闘機の代替として、米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35を四十五機購入し、うち十八機はSTOVL機のB型にすると明記した。
こうした兵器購入の結果、防衛予算は前回の中期防から約三兆円増額。米側の提示額を受け入れる対外有償軍事援助(FMS)による兵器購入の「合理化を推進する」方針を初めて示した。具体的な合理化策には踏み込まなかった。
一方、大綱は、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域への対処が「死活的に重要」として、優先強化する方針を打ち出した。従来の陸海空に新領域を加えた全ての防衛力を向上させ、一体運用する「多次元統合防衛力」を掲げた。
◆専守防衛 逸脱の恐れ
<解説> 新たな防衛大綱と中期防は、集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法を制定し、米軍との一体化を進めてきた安倍晋三首相の安全保障政策を、自衛隊の兵器面で補強する内容だ。
政府は護衛艦「いずも」を事実上の空母に改修することに加え、最新鋭ステルス戦闘機F35やイージス・アショアを米国から導入する方針を改めて示した。これらは、安保法に基づき、地球規模で米軍支援拡大を可能にする兵器と言える。
首相が前大綱を策定したのは二〇一三年。その後も「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」改定や安保法など、官邸主導で米軍との一体化を深めてきた。防衛政策を性急に転換させた結果、自ら「おおむね十年程度」を念頭に策定した前大綱を五年で見直すことになった。同一政権が大綱を二度にわたって改定するのは初めてだ。
新大綱と中期防に記された政策が実現すれば、他国の攻撃を準備する米戦闘機への艦上給油や、米国に向けて発射された弾道ミサイルの迎撃を図ることが可能になる。政策判断として保有してこなかった敵基地攻撃能力も、兵器の上では備えることになる。
政府は新大綱で「専守防衛などの基本方針の下、今後も平和国家の歩みを変えることはない」と唱える。だが、今回導入を決めた兵器は、専守防衛をなし崩しに変質させる危うさをはらんでいる。 (上野実輝彦)
<防衛計画の大綱> 防衛力の整備や運用などに関し、政府が今後10年程度を見越して定める基本指針。1976年に初めて策定され、95年、2004年、10年、13年に改められた。17年8月に安倍晋三首相が小野寺五典防衛相(当時)に、通例の改定期間を前倒しする形で見直しを指示していた。別表で明示する陸海空各自衛隊の主要装備数の概要を基に「中期防衛力整備計画(中期防)」で5年ごとの計画を示す。現行の中期防は14〜18年度分。
空母化「米機発着も」 防衛相、米軍支援を明言 米追従加速の防衛大綱
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201812/CK2018121902000132.html
2018年12月19日 東京新聞 朝刊
政府は十八日の閣議で、今後十年程度の防衛力整備の指針となる新たな「防衛計画の大綱」と、今後五年間の装備品の見積もりを定めた「中期防衛力整備計画(中期防)」を決定した。海上自衛隊の護衛艦「いずも」型二隻を改修し、短距離離陸・垂直着陸が可能な「STOVL機」を搭載する事実上の空母として運用する方針を明記した。自衛隊だけでなく、米軍の戦闘機の搭載も想定する。米国から地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」などを購入することも盛り込んだ。米軍支援と米国からの兵器購入が明確に打ち出され、安倍政権の対米追従がより鮮明になった。 (上野実輝彦)
いずもでは、自衛隊が米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの運用を予定している。岩屋毅防衛相は同日の記者会見で「米軍の航空機がいずもから離着陸することはあり得る」と明言した。具体例として、米軍機が事故を起こした場合や日米の共同訓練を挙げた。
イージス・アショアの配備は、日本を狙った弾道ミサイルを迎撃するのが目的だが、政府は北朝鮮が米領グアムやハワイを狙って弾道ミサイルを発射した場合、安全保障関連法で認められた集団的自衛権を行使して、迎撃することも可能としている。
中期防には米国から大量の兵器を購入する方針が盛り込まれた。F35を四十五機購入し、そのうち十八機はB型にする。長距離巡航ミサイル「JASSM」「LRASM」のほか、無人偵察機グローバルホークや早期警戒機E2Dも購入する。
兵器購入を明記したのは、トランプ米大統領が日本に貿易赤字の削減を迫っているからだ。来年から始まる日米の二国間の貿易交渉を前に、トランプ氏に日本政府の姿勢を示す狙いがある。十一月の日米首脳会談で、トランプ氏は貿易赤字に強い不満を漏らす一方で、日本が多数のF35を購入することについて安倍晋三首相に「感謝」を伝えた。
五年間の中期防の予算総額は前回を約二兆八千億円上回り、過去最多の二十七兆四千七百億円に膨らんだ。
東京新聞:新防衛大綱、空母化を明記 米軍との一体化補強:政治(TOKYO Web) https://t.co/P2nAn5EQLF
— @h-yamachan (@yamavhan) 2018年12月18日
憲法違反の集団的自衛権を閣議決定で認める。専守防衛もあっさり外す。
安倍政権は本当に米軍の「下請け!」戦争をしたがっている。
◆「米軍との一体化」が何を意味するのか分かってんのかねえ―。どんどん独立しにくくなるって事だよ。https://t.co/59Wh3c3Y3Y
— damas (@damasidamasare) 2018年12月18日
専守防衛逸脱を閣議決定。平和国家にとどまる気などさらさらなし!今後5年で27兆円超の無駄遣い。国家破綻すれば一大事。一番の防衛は嘘つき総理が辞めること。新防衛大綱、空母化を明記 米軍との一体化補強 #亡国総理 https://t.co/WUTVhKT2Ur
— 69(ロック)の会 (@69nokai) 2018年12月18日
今日の東京新聞夕刊。
— 望月慎太郎 (@mionao21) 2018年12月18日
「政府は今日、「新防衛大綱」と「中期防」を閣議決定した。護衛艦「いずも」を改修して、空母化する方針を明記。イージス・アショアなど、米軍との一体化を補強する兵器の米国からの購入も盛り込み、今後五年間の防衛予算総額は、過去最多の二十七兆四千七百億円に上った」。 pic.twitter.com/sGiYKx5DkR
「専守防衛 逸脱の恐れ」? オイイ、いつまでズルズル「恐れ」なの? 核武装するまでかい? => 東京新聞:新防衛大綱、空母化を明記 米軍との一体化補強: https://t.co/ArJ4jR3LiV
— tomo san #こんな人たち (@cnvvlty) 2018年12月18日
東京新聞:新防衛大綱、空母化を明記 米軍との一体化補強:政治(TOKYO Web) https://t.co/gzSUJxswYk
— 氷室澪(片瀬友里亜) (@Yuriakatase2) 2018年12月18日
今でさえ膨大な借金背負ってるのにさらにカードローンに依存するようなものね。このままだと「自己破産」も時間の問題かもね
東京新聞:新防衛大綱、空母化を明記 米軍との一体化補強:政治(TOKYO Web) https://t.co/02CzSX3Wre
— 琉球弧自衛隊配備反対アクション (@nobase_ryukyuko) 2018年12月18日
"五年間の防衛予算総額は過去最多の二十七兆四千七百億円"
消費税アップを見込んでのこの額。「反増税」と「反軍拡」をセットにして闘う必要があるようです。「黄色いベスト」でも着ましょうか。
憲法9条無視、戦後最大の悪行!!
— 昭和おやじ 【安倍政権を打倒せよ】 (@syouwaoyaji) 2018年12月18日
空母化「米機発着も」 防衛相、米軍支援を明言 米追従加速の防衛大綱
https://t.co/4gQeGOUXon
紙面【一面】閣議決定 防衛相、米軍支援を明言。空母化「米機発着も」。米追従加速の防衛大綱。兵器ローン膨張の恐れ。ほか 詳しくは本日(12月19日付)東京新聞朝刊にて pic.twitter.com/HrqpAvnh4x
— 東京新聞ほっとWeb オフィシャル (@tokyohotweb) 2018年12月18日
すごいよね 金かけて空母化しといて 米軍にお貸しするという
— senbei (@senbei99225059) 2018年12月19日
奴隷根性まるだしの国 ニッポン!!
東京新聞:空母化「米機発着も」 防衛相、米軍支援を明言 米追従加速の防衛大綱:政治(TOKYO Web) https://t.co/ZOiBzfgstl
岩屋防衛相は「米軍の航空機がいずもから離着陸することはあり得る」と明言https://t.co/nJoKillNVE
— tama nekono (@tomcat2013) 2018年12月18日
日米合同委員会は10月、空自築城基地、新田原基地を米軍が使えるように整備することを決定したが、この流れと同じ動きと考えて間違いないと思う。
新防衛大綱・中期防の閣議決定を報じた12月18日の各紙夕刊。東京新聞の論評が冴える。空母化やF35、イージス・アショアを「安保法に基づき、地球規模で米軍支援拡大を可能にする兵器」と批判。「他国への攻撃を準備する米戦闘機への艦上給油や、米国向けの弾道ミサイルの迎撃が可能になる」と喝破。 pic.twitter.com/8RoAi2BEbN
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) 2018年12月18日
空母化「米機発着も」〈防衛大綱決定〉防衛相、米軍支援を明言 対米追従が加速 兵器ローン膨張の恐れ【東京新聞1面12/19】 pic.twitter.com/yCXv3SzRNk
— チャラ純平 (@charajunpei) 2018年12月19日
#東京新聞
— EV02METAL@立憲もふもふ党🐾 (@gachamature) 2018年12月18日
空母化「米機発着も」
防衛相、米軍支援を明言
いずも改修は現場要請でない
防衛相、政策判断と強調 pic.twitter.com/48TcJChY9S
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