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安倍首相・衆参ダブル選の可能性と、気になる「橋下徹氏の動向」 なんだか騒がしくなってきた…
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58786
2018.12.12. 週刊現代 :現代ビジネス
初めは誰もが冗談だと思っていた。やがてはそれが願望まじりの噂となり、どうやら現実になりかねない――。安倍晋三に匕首を突きつける形で、あの男がついに永田町にやってくるのだろうか?
付箋びっしりの新書
国民民主党の議員たちは、いま取り憑かれたように一冊の本を読みこんでいる。
ある幹部議員は4度読んだと言っていた。
ある3回生議員は、何十という付箋を貼り、フレーズを暗唱していた。
〈今は安倍一強が長く続いているが、現在の選挙制度はひとたび与党に信頼失墜が起きれば、いつでも政権交代の風を吹かせることができる〉『政権奪取論』という新書である。
国民民主党は、結党半年にして政党支持率が0.8%だ。瀕死の党の議員たちが、バイブルとして崇めるのがこの本だ。
彼らの救世主こそが、本の著者・橋下徹である。
橋下がこの本を出したのは今年9月13日、自民党総裁選のまっただ中のことだった。
後から考えれば、周到なタイミングだった。
安倍晋三はたしかに総裁選に勝利し、3選を果たした。最新の支持率でも49%は確保している。
だが総裁選後の内閣改造は、さっそく躓いた。地方創生担当相・片山さつきの「口利きスキャンダル」に加え、五輪担当相・櫻田義孝の失言問題は、今も尾を引いている。
「二階(俊博)幹事長がごり押ししてきたから、やむをえず登用した片山は、これ以上決定的な証拠が出てきたら更迭させる。問題は櫻田さんだ。総理の友達みたいなものだから、簡単にクビにはできないだろう」(官邸幹部)
一方で、安倍の体調不安は消えない。この半年間、「歯の治療」と称した病院通いは9回に及ぶ。
毎回医師団が待機し、特別診察を受けているといわれる「グランドハイアット東京」通いも、頻度は減ったとはいえ、相変わらず続いている。外遊から帰ってきた安倍と会食した人物はこう証言する。
「いつもは海外へ行くと、元気になって戻ってくるんだが、顔がむくんでてなあ……無理に作り笑いをしようとするんだが、痛々しい感じだった」
もはや、安倍は憲法改正について興味を失っているのではないか、とこの人物はみている。
「政治スケジュールのことで頭が一杯だったんだ。『有終の美』で3期目を終えたいから、政権投げだしとか『安倍下ろし』の引き金になるようなことだけは避けたいんだ」
安倍の手足を縛っているのは、来年の政治日程だ。7月の参院選と10月の消費税増税。増税をするなら参院選は負ける。
「前回は勝ちすぎたのだから、野党の攻め方次第では、獲得議席が半減となり、憲法改正は無理どころか、一気に『安倍下ろし』が加速するだろう」(政治部デスク)
そこで、永田町では半ば公然と「衆参ダブル選挙説」が囁かれているのは、周知の事実だろう。
7月の参院選前に不意打ちで衆議院を解散。泡を食った野党は、とても選挙協力どころではなくなる、というシナリオだ。
「どのみち勝てる」はずが…
「総理は悩んでいるだろうね。本当の賭けだから、衆議院でも大負けしてしまえば一気に引っ繰り返ってしまう。
麻生(太郎)さんは『野党分断のためにはダブル選』が持論だが、安倍総理からすれば、それは中選挙区時代のセオリーであって、今は事情が違う」(自民党幹部)
だが、どのみち安倍は勝てると踏んできた。世間の風を見ればわかる。いくら安倍に飽きた、駄目だ、といっても、自民党に代わる政党がないではないか――。
枝野幸男率いる立憲民主党(支持率6.1%)、玉木雄一郎率いる国民民主党(支持率0.8%)に、政権交代を本気で託そうと思っている国民など、ほとんどいないのだ。
一方で、自民党内ではどうか。総裁選で脚光を浴びた石破茂も、プリンスとして一挙手一投足が注目された小泉進次郎も、いまや見る影もない。石破は冷遇された。
小泉は、パフォーマンスの度がすぎると、他の議員から冷たくあしらわれるようになっている。
つまり、安倍はレイムダックの状況にいるものの、向かうところに敵はおらず、事実上「不戦勝」の形で、独り相撲を続ける位置にいる。いざとなれば、ダブル選で圧勝し、基盤を盤石にすればいい――はずだった。
事態を変えたのは、橋下徹の突然の浮上である。
政治ジャーナリストの田ア史郎氏は、「今回の本を読んで、橋下さんがいずれ政界復帰すると確信しました」と言う。
「政治家が著書を出すのは、目的があるからです。総裁選は、安倍総理にとっては『おわりのはじまり』でした。しかし橋下さんにとっては、これがスタートになる。
橋下さんは、総裁選直後に小泉進次郎さんを批判しましたが、自民党の看板である小泉さんをライバル視しているのだと感じました。いずれ、自民党と対抗していくという意識の表れでしょう」(田ア氏)
橋下は、書籍刊行と同時に、多数のメディア出演を行い始めた。テレビ番組だけでなく、珍しく複数の雑誌のインタビューまで受けているのだ。
いずれも内容は一貫している。野党再編論だ。候補者調整さえうまくいけば、一気にまとまらなくても、やがて各野党が一つにまとまり、政権奪取につながる――。
かつて創設した日本維新の会を「失敗だった」と断じ、民主党政権崩壊の過程も丹念に分析している。
この本に激しく揺さぶられたのが、冒頭で記した国民民主党だった。
いまや、国民民主は崩壊寸前だ。立憲との差異化を打ち出すこともできないどころか、参院選での選挙協力も進まない。
「立憲の枝野氏は、野合するつもりはまったくない。参院選では、1人区では野党共闘を進めるが、2人区では国民民主の現職がいる3選挙区にも候補を立てる姿勢で、まったく折り合いがつかない」(国民民主幹部)
支持率が限りなくゼロに近い国民民主は泥船だ。参院選では比例でゼロの観測すらでてきた。やがては政党解散への道だ。
もはや、立憲を外した野党総結集しかない。その決起集会が、11月22日に開かれるという噂も飛び交った。その裏で蠢くのが、かつての「壊し屋」小沢一郎だ。国民民主と自由党との統一会派案が、第1段階としてあった。
野党連合のアタマに
「統一会派だけでは駄目だ。統一名簿をつくり、事実上一つの政党にならないと、参院選では勝てん!」
小沢は、国民民主の代表・玉木雄一郎に檄を飛ばしたという。だが、簡単にはまとまらない。いまさら、小沢ごときでは軸にならないからだ。
「夢よもう一度」の小沢も、土俵際の玉木も、誰もが納得するトップを連れてこねばならない。
そこで、救世主として浮上したのが橋下である。
10月以降、永田町雀たちが口にしだしたのは「橋下徹が国民民主党に入り、来年のダブル選に出馬する」という噂だ。
それは、国民民主の議員たちにとっては、願望まじりの噂でもあった。
「橋下さんが出れば、国民がワクワクする。絶対に勝てる」(同党議員)
だが、ことはそう単純ではない。前出の国民民主幹部が言う。
「国民民主が中心となって絵を描き、野党共闘に橋下を引き入れようとしているのは事実だ。
立憲民主と共産党を除く野党と無所属で統一会派をつくり、事実上一つの政党にしたうえ、やがて立憲との連携につなげる。そのときのトップは橋下にするという案だ」
だが、橋下は新党を結成するのか?
「橋下さんは、維新自体は役割を終えたと考えているし、他の野党との共闘に使いづらい。我々国民民主党は、腐っても全国に組織があるし、一定のカネはある。
橋下さんに居抜きで渡して新党を作ってもらってもいいし、初めは無所属でも構わないと思う。とにかく野党連合のアタマになってくれればいい。実務は小沢さんがやる」(同)
事態が動いたのは11月7日夜のこと。国民民主党の前原誠司が、橋下徹と会食したのだ。そこには小沢一郎がいた。担ぎ出しのために小沢が自ら動いたのだ。
「えっ?本当に会ったのか?」
ニュースを聞いた官房長官の菅義偉は、思わず顔をしかめたという。
橋下をいただいた野党共闘など、これまでは、ただの絵に描いた餅だった。だが、小沢まで含めて国民民主が動き始めていることが、明白な事実になったからだ。
ポスト安倍の総理候補とも目される菅にとって、橋下の早すぎる登場は、政局を揺るがす事態になりかねないものだった。
あとはタイミングだけ
思い起こしてほしい。今から1年前、国政で何が起こったかを。昨年7月に都議選で圧勝した小池百合子は、国政政党「希望の党」を9月に結党、解散総選挙の「台風の目」となった。
衆議院で150議席獲得、第一党に躍り出るという予想すら出て、安倍晋三もいったんは負け戦を覚悟した。
「あの時、総理が執務室で顔面蒼白になっていたのは忘れられない。小池自身の失策で、民進党を分裂させるだけさせて、最終的には自民党は漁夫の利を得たが……」と語るのはある自民党幹部だ。
「もし、橋下が同様の形で出て来たらどうなる?小池どころのインパクトじゃない。橋下首班の野党連立政権ができる。それは本当に怖いよ」(同)
橋下の発信力は凄まじい。その力を知っているから、安倍も菅も、毎年12月、4年連続で橋下を招いた異例の会食を行って、懐柔に努めてきた。
だが、橋下の永田町入りに際し、自民党入りなどあり得ないというのは、衆目の一致するところだ。
「憲法改正には関心があるが、自民党入りはないだろう。硬直化した自民党で、橋下が雑巾がけをするはずもなく、彼を選挙区支部長につけるなど、党内が紛糾するだけだ」
と前出の自民党幹部が言えば、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も「橋下氏の政策の観点からあり得ない」としてこう語る。
「橋下氏がもっともやりたいのは、州都をおいて地域にあった形で税金を使う道州制です。すると中央官庁との全面戦争になりますから、自民党では道州制はできない。野党で多数議席を握り、橋下政権下で道州制の実現を目指すでしょう」
橋下は政界復帰を明言していない。時期については、意見が分かれるところだ。そもそも来夏のダブル選はないとみる前出・田ア氏はこう語る。
「橋下さんは、安倍さんの次を狙えばいいと考えているわけですから、次の総裁選後の総選挙まで、2年程度の準備期間はある。その間に、新党を作るのではないか。非自民支持層で、かつ共産党や立憲には共鳴できない層を狙いにいくでしょう」
参院選が迫る野党は焦るが、橋下は慌ててその舟に乗る義理もない。ただし、もし絶好のタイミングだとみれば、瞬時に橋下は乗り込むだろう。
そのとき、安倍晋三の政治生命は終わる。
(文中一部敬称略)
「週刊現代」2018年11月24日号より
安倍首相・衆参ダブル選の可能性と、気になる「橋下徹氏の動向」 : https://t.co/qcF98kq0ir #現代ビジネス
— 現代ビジネス (@gendai_biz) 2018年12月11日
野党の動きを探ってるだけだと思う。橋下さんは菅さん派だと思ってます。あと10年は菅さんの時代だと感じています。橋下さんが動くのは、大阪都構想が実現した後だと考えてます。大阪万国博覧会もあって、その後くらいじゃないかな。https://t.co/yT8jvnbkbo
— 言祝ぐ(ことほぐ)先生 (@gilyawango) 2018年12月12日
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— fumiotan🇯🇵 (@fumiotan23) 2018年12月12日
橋下にすがりつく国民民主党
小池百合子がダメになったから橋下徹のラベルを貼っただけで
どうにかなるものでもないだろう
求められているのは安倍自民より庶民側の政治で
労組の犬ではない#橋下徹 #野党
引退したロック歌手の橋下と、保守政界の堕天使の小沢の組み合わせで風は起るのか。
— 佐藤鴻全(佐藤総研 代表) (@Kozen_Sato) 2018年12月12日
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— 行雲流水(こううんりゅうすい) (@kohun_ryusui) 2018年12月11日
>「橋下さんは、安倍さんの次を狙えばいいと考えているわけですから、次の総裁選後の総選挙まで、2年程度の準備期間はある。その間に、新党を作るのではないか。非自民支持層で、かつ共産党や立憲には共鳴できない層を狙いにいくでしょう」https://t.co/uP4dZjBSDP
— のりぱぱ◒∇☻DPFP☻∇◒ (@norinakama_papa) 2018年12月12日
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— マクガン (@Makugan32) 2018年12月12日
橋下さんも、インパクトはありますが、実務的にどうかというところを、小沢さんがフォローする…というとそれっぽいですが、それ、民主党の政権交代の時にやったのの繰り返しでしかないですね…
安倍首相・衆参ダブル選の可能性と、気になる「橋下徹氏の動向」 https://t.co/aQ0kLdHryp
— 遠藤 翠 (@shakazen2011) 2018年12月12日
★維新の頃は彼のバックにある宗教団体が付いたと聞いた。その後ろは当然米国だった筈が狂った。勿論トランプさん当選の影響。安倍さんとは違う勢力が後ろに付く。そして西風さんとも実は相性がいいかもね〜。
安倍首相・衆参ダブル選の可能性と、気になる「橋下徹氏の動向」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース https://t.co/ZcYZQ83WwV すっかり忘れられてるけど森友学園の事件は橋下らと安倍の共犯だからな。プロレスはもうたくさん。
— ウサギ (@nekotausagi) 2018年12月12日
安倍首相・衆参ダブル選の可能性と、気になる「橋下徹氏の動向」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース https://t.co/hQ0FZxGsz4 橋下氏への期待というのも幻想に近い。今も橋下氏の人気が全国的に高ければ、地方で維新が惨敗しまくることはないだろう。
— ぽぽんぷぐにゃん (@poponpgunyan) 2018年12月12日
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