元検事・郷原氏が主張 特捜部のゴーン逮捕「乱暴で危険」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/242491/1
2018/11/27　日刊ゲンダイ


検察の“拙速”逮捕を指摘（郷原信郎氏）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　日本の検察は「ドウカシテイル」――。こんなため息が聞こえてくるようだった。

　２６日、元検事の郷原信郎弁護士が「日産・カルロス・ゴーン事件と『日本版司法取引』」をテーマに外国特派員協会で会見。出席した外国人記者からは、特捜部捜査に対する疑問が噴出した。

　ゴーン容疑者がパクられた理由は、退任後に受け取るはずの報酬（計５０億円）を有価証券報告書（有報）に記載していなかったからだ。他にも、会社の投資資金や経費を私的に使うなど、会社を私物化してきた実態が判明しているが、郷原氏はゴーンの逮捕事実そのものに無理があるとして、こう主張した。

「検察は、（報酬の）支払いの約束について有報に記載する義務があるから記載しないと犯罪にあたると言っているが、その点について重大な疑問があります。例えば、役員が退職する際に支払われる役員退職慰労金が、有報の役員報酬の欄に記載されたという例を聞いたことがありません」

　外国人記者から「（ゴーン逮捕に）何か特別な事情があったのではないか」と質問が及ぶと、郷原氏は「今回の逮捕は非常に拙速に行われたと考えている」と答えた上で、「（ゴーンのような）経済・社会に極めて重大な影響を生じさせる人物を逮捕する場合、検察が事前に相当な準備をして証拠を固め、法的な検討を行った上で逮捕するのが普通」「逮捕の時点で、『何が隠された役員報酬なのか』すら全然分からなかった。検察は十分に検討しないまま、ゴーン氏を逮捕できるチャンスだと考えたのでは」と疑義を呈した。

　さらに外国人記者から逮捕の背景について尋ねられた郷原氏は「分からない」としながら、こう続けた。

「何らかの組織的な検討、つまり、法務省の中での検討をしっかり行った上で慎重に捜査するのが当たり前。最近の特捜部の捜査を見ていると、かなり乱暴で危ない。（ゴーン逮捕は）ちょっと常識では考えられない」

「日本では三権分立が成り立っているのか」。外国人記者はこう憤りの声を上げていたが、法務・検察には耳の痛い言葉ではないか。

元検事の郷原信郎弁護士が「日産・カルロス・ゴーン事件と『日本版司法取引』」をテーマに外国特派員協会で会見。郷原氏はゴーンの逮捕事実そのものに無理があるとして、特捜部の捜査について「常識では考えられない」と主張しました。 https://t.co/lIhFAIiX6N #日刊ゲンダイDIGITAL #日刊ゲンダイ

— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年11月27日

「日本では三権分立が成り立っているのか」。外国人記者はこう憤りの声を上げていたが、法務・検察には耳の痛い言葉ではないか。
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— 石丸 純士 (@jun444saga) 2018年11月27日

元検事・郷原氏が主張 特捜部のゴーン逮捕「乱暴で危険」
　https://t.co/uC8fjNwCwY
元検事の郷原信郎弁護士が「日産・カルロス・ゴーン事件と『日本版司法取引』」をテーマに外国特派員協会で会見。郷原氏はゴーンの逮捕事実そのものに無理があり、特捜部の捜査を「常識では考えられない」と主張。

— 櫻井　智志 (@satoshitoday) 2018年11月27日

特捜がゴーン容疑者に対する違法・不当な逮捕となったら、東京も大阪も特捜は廃止なのでは？

元検事・郷原氏が主張 特捜部のゴーン逮捕「乱暴で危険」 https://t.co/Kr7nauwTYE #日刊ゲンダイDIGITAL

— 豊秋津洲報道局 (@sinjituyuzou) 2018年11月27日

【検察の暴走だとしたら、世界からどれほど非難されるのか‼️それも又よし！でしょうか⁉️】 元検事・郷原氏が主張 特捜部のゴーン逮捕「乱暴で危険」｜日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/yCwy3ZBV9O pic.twitter.com/OmtpTlUjwN

— 🎀自由党応援🎀 (@him_beere) 2018年11月27日

安倍スネ夫の秘密警察に成り下がった特捜隊！
https://t.co/2EnGbbGO42 #日刊ゲンダイDIGITAL

— denden (@denden99999) 2018年11月27日

庶民から見ると、額に汗して働き企業の利益を生み出した名もなき労働者との報酬格差の方に関心がいく。数万人の労働者を路頭に迷わせておいて、私的流用などし放題なのも。これらは、ゴーン氏に限ったことではないが。 https://t.co/OVESlzqcjg #日刊ゲンダイDIGITAL

— Fukui (@mediawatcher21) 2018年11月27日

◆元検事・郷原氏が主張 特捜部のゴーン逮捕「乱暴で危険」 https://t.co/TaBQKMluNt #日刊ゲンダイDIGITAL
�@郷原弁護士
「役員が退職する際に支払われる役員退職慰労金が、有報の役員報酬の欄に記載されたという例を聞いたことがありません」

— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2018年11月27日

逮捕後の長期勾留＝「人質司法」など、日本の司法は問題だらけで、国連の拷問禁止委員会でも批判されたが、今回のゴーン逮捕は、日本の司法制度が国際問題にもなりうるとこで、東京地検特捜部は墓穴を掘りかねない。

元検事・郷原氏が主張 特捜部のゴーン逮捕「乱暴で危険」 https://t.co/rBK1xDq3pN

— 山口　宏 (@YGrocker) 2018年11月27日

自分もゴーン逮捕って何と思うようになってる。

日産がゴーンにいくら払おうがそんなの関係ないよなあ？犯罪成立するんかよ？https://t.co/wTYNHfsSpA

— 中野阿佐ヶ谷（こんな人・排除される側） (@akihikoyoshitom) 2018年11月27日

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