http://www.asyura2.com/18/senkyo254/msg/167.html
Tweet |
ユーロ圏の問題、TPPの問題など経済界が望む方向で政治が動いているが、経済をグローバル化して、それで末端の国民生活が安定できるかと言えば、それは甚だ問題である。
このスレッドで書いてきた様に経済のグローバル化は、一方で安価な商品を流通させ、それを求める人々の意(個人の自由・権利)に沿ったものではある。
経済資本は、その人々の望みをかなえるという側面でグローバル化を推し進める。
しかしながら、同時に経済のグローバル化で弾き出され、生活の手段さえ(雇用)奪われ、困窮する多くの人々の存在は無視して進む。
翻って、政治とは何であろう。
その国の国民の安寧の為に存在しているのではないか。
その政治が、経済の言うなりでは社会の2極化を容認している事になる。
政治は、その使命を忘れて経済にひれ伏しているのである。
グローバル化した経済と言うのは、生産、流通において独占が進むと言う事であり、かぎられた企業より経済活動が出来ないと言う事。
経済活動と言うのは、需用と供給、つまり消費と生産がバランスをとっている状況を言う。
生産に携わることなく消費だけを求められている国民にとって、その生活基盤(経済)は奪われているのである。
これに対してアメリカのトランプも国内の雇用を守る為にTPP参加を断った。
イギリスのユーロ脱退も、国内産業の保護の為。
であるが、安価な商品を求める人々、流通の利便性を求める人々は必ずしも、これに同意しない。
資本主義と言うものは、人々の欲望を人質に展開しているのである。
グローバル化した産業構造のもと、多くの人々は行き場を失い困窮する事は確かであり、このままでは、それを抜け出す事は出来ない。
せめて、これ以上のグローバル化を防ぐ政治に転換すべきである。
政治を経済支配から取戻し我々の本当の味方にすべきなのである。
NO1でヤニス・ バルファキス氏の次の言葉を紹介しました。
>ある意味— 挑発的な発言をお許し頂ければ— 今日の中国は 19世紀のイギリスに より近いのです 理由は 前述のとおり 自由主義を民主主義と 関連して考えるのは 歴史的には間違いだからです 自由主義は 民主的プロセスに特に懐疑的だった― ジョン・スチュアート・ミルに 似たスタンスです 今 中国で起きていることは 産業革命の時期 特に第一次から 第二次産業革命への移行期に イギリスで起こったことと よく似ています だから 19世紀の西洋がしていたことと 同じことをしているからと 中国を酷評する人々には 偽善の匂いがするわけです
中国経済についてはいずれバブルの崩壊を招き破綻すると言う経済の専門家が多くいます。
しかしヤニス氏が指摘するように、それは既成の経済屋の勝手な言い分にすぎません。
中国経済は莫大な公共投資の下に発展を続けています。
そのために中国が抱える公的債務は4000兆円を超えるとも言われています。
その様子を見て、日本と同じ様にバブルが崩壊、経済が破綻すると決めつけていますが、中国経済は、おそらく今後20〜30年は発達を続けるでしょう。
何となれば、中国は発展したと言っても、その一部であり人口で言えば、まだ10億人が貧しい生活を送っています。
これらの人が道足りるまでは中国の経済は発達し続けるでしょう。
日本のバブルと同じように考えるのは間違っています。
翻って、我が国では、まともな雇用を失った多くの国民の為に、国策として雇用を確保する政策が何故出来ないのか。
公共事業を増やせば雇用は生じる。
食料の輸入を制限すれば、農業、漁業が繁栄する。
輸出においても、何も価格競争だけをすべきではない。
優れた商品を開発すれば、おのずと輸出はできる。
国家の経営の仕方で社会は変えられる。
それが政治ではないか。
企業間の競争は企業に任せて、国家としては国民の生活基盤を守る事が政治ではないか。
既成の政治屋共は、今すぐでも出来る政策に目を向ける事をしない。
政権奪取に目の色を変え、それ(権力闘争)が政治と思い込んでいる。
実にくだらない連中ではある。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK254掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK254掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。